トピック
そのモバイルノート選び、損しているかも?性能重視派はココに注目しています
~高性能だけど優秀モバイルのAcer「Swift Go 14」
- 提供:
- 日本エイサー株式会社
2025年6月27日 06:30
モバイルノートを購入するときに何を重視するかと言えば、大抵は「サイズ」、「重さ」、「バッテリ駆動時間」だろう。しかし、 あらゆる面で作業を快適にするのは「CPU性能」だ。外出先や移動中に作業をするなら、性能が高いほうが時間を有効に使えるというもの。
多くの場合、IntelのCPUを採用するモバイルノートでは、省電力性などを重視したUシリーズやVシリーズのプロセッサを搭載する製品が中心になりがちだ。とは言え、 性能重視のユーザーが忘れてはいけないのが「Hシリーズ」CPUの存在。Hシリーズはコア数が多いので高い性能を発揮できる。
たとえば、VシリーズのCore Ultra 9 288Vが8コアであるのに対し、HシリーズのCore Ultra 9 285Hは16コアと倍だ。もちろん、消費電力が気になるという人もいるだろう。しかし、最近のCPUは省電力機能が優秀だ。Hシリーズでも実用上の消費電力はそこまで大きくなかったりする。
今回は「Core Ultra 200Hシリーズ」に注目したい。16コアのCore Ultra 7 255Hを搭載するAcerのモバイルノート「Swift Go 14」を使い、その性能と省電力性をチェックしていこう。 モバイルノートであっても、パフォーマンスを求めたいという人にとって要注目の内容となるはずだ。
薄型高性能を実現する「Core Ultra 200H」シリーズ
モバイルノートを快適に使う上で重要となるCPUだが、まずはIntelの最新世代ではどのようなシリーズが展開されているのか解説しておこう。ノートPC向けのCore Ultraシリーズ2では、下表にある通り、単純なCPU性能順で言うと「HX」、「H」、「V」、「U」という並びになっている。
| シリーズ名 | ターゲット | PBP (Processor Base Power) | 型番の例 |
|---|---|---|---|
| Core Ultra 200HX | ゲーミングノート | 55W | Core Ultra 9 285HX |
| Core Ultra 200H | 薄型ゲーミングノート プレミアム薄型ノート | 45/28W | Core Ultra 9 285H |
| Core Ultra 200V | プレミアム薄型ノート | 30/15/8W | Core Ultra 9 288V |
| Core Ultra 200U | 薄型ノート | 15W | Core Ultra 7 265U |
HXはデスクトップPC級のパワーを持つが、消費電力も大きいのでモバイルノートには向かない。その一方で、 性能と、モバイルで重要となる薄さや軽さのバランスを重視するなら「Core Ultra 200Hシリーズ」が有力な候補になるというわけだ。
Core Ultra 200Hシリーズ(開発コードネームArrow Lake-H)は、性能重視のPコア(Lion Cove)、効率重視のEコア(Skymont)、省電力のLP Eコア(Skymont)、最大11TOPSのNPU、Xe-LPG+アーキテクチャのGPUを組み合わせたCPUだ。
16コアのCore Ultra 7 255Hを搭載する「Swift Go 14」
そのCore Ultra 200Hシリーズで、16コアの「Core Ultra 7 255H」を搭載するのがAcerの14型モバイルノート「Swift Go 14」だ。 Core Ultra 7 255Hは、Pコア8基、Eコア8基、LP Eコア2基で合計16コア16スレッドとノートPCとしてはかなりのメニーコア仕様だ。 動作クロックも5.1GHzと高い。
それでいて、 消費電力や発熱の目安となるPBP(Processor Base Power)は28WとCore Ultra 200Hシリーズの中では低め。コア数、動作クロック、消費電力のバランスがよいCPUと言える。
それもあってSwift Go 14は最薄部でわずか約9.6mmの超スリムボディを実現。16コアCPUでも公称13.5時間のバッテリ駆動を可能にしている。重量も約1.28kgと強烈に軽いというほどではないが、十分持ち運びやすい重さだ。
※製品ページでは、バッテリ駆動時間が14時間、重量が約1.3kgとなっていますが、メーカーいわく日本基準でのバッテリ駆動時間は13.5時間、重量は約1.28kgになります。
CPU性能
さらに、付属のAcerSenseアプリによって動作モードを「サイレント」、「通常」、「パフォーマンス」へと簡単に切り換えられる。モードによって性能と動作音がどう変わるのかチェックしてみよう。
それぞれのモードでMicrosoft Officeを実際に動作させてさまざまな処理を実行してスコアを出す「PCMark 10 Applications」を実行。前面から10cmの位置に騒音計を置いて動作音も確かめている。
PCMark 10 Applicationsのスコアは「パフォーマンス」が一番高くなるが、動作音が大きく、かなりファンの音が気になるレベルになる。「通常」ならわずかなスコア低下で動作音は小さくなり、「サイレント」ならファンの音がわずかに聞こえるかな、というレベルまで小さくなる。それでスコアはパフォーマンスに比べて2.4%ほどしか下がっていない。
Office程度の負荷であれば、カフェなど静かに使いたい場所で「サイレント」に設定しても効率をほとんど落とさず作業できるのはうれしいところだ。
バッテリ性能
バッテリの駆動時間についても確かめてみた。Microsoft Officeの処理を連続して行なうという実作業に近いPCMark 10 Applications Battery Lifeを実行した。AcerSenseアプリの動作モードは「通常」、Windows 11の電源モードはバランス、輝度は50%に設定している。
バッテリが100%の状態から2%になるまで12時間52分だった。連続した処理を行ないながら公称値の13時間に近い駆動時間が出ており、これなら1日持ち歩いても安心と言ってよいだろう。長時間の移動も余裕でこなせる。 性能の高いHシリーズだからと言って、バッテリ駆動時間が厳しいわけではない、ということが分かったはずだ。
OLEDの美しい画面とアルミニウム素材のスマートなデザイン
ディスプレイには14型のOLED(有機EL)を採用している。解像度はWUXGA(1,920×1,200ドット)で、幅広い色の表現力が求められるデジタルシネマ向けの「DCI-P3」の色域を100%カバー。さらに完全に近い黒と高い輝度の両方が必要なDisplayHDR True Black 500に認証も取得している。明暗の効いたリアルな色彩で映像コンテンツを楽しめるのも特徴だ。
ボディにはアルミニウム素材を採用し、スリムながら高い堅牢性と放熱性を確保。さらに表面にはアルマイト(陽極酸化)処理が施されており、スマートな雰囲気を醸し出している。
便利なのがマルチコントロール・タッチパッドだ。タッチパッドの下にあるSwiftロゴを左から右にスワイプする再生や音量調整が可能なショートカットが浮かび上がる。さらにもう一度ロゴをスワイプするとマイクやカメラのオン、オフなどビデオ通話で使いやすいショートカットに切り替わり、利用シーンに合わせて使い分けられる。
スリムでもインターフェイス類は充実
メモリはLPDDR5X-8533が16GB、ストレージはPCI Express 4.0接続のNVMe SSDが512GBとどちらもオフィスワークであれば十分な容量が搭載されている。
インターフェイスは左側面にHDMI、USB 3.2 Gen 1、USB4 2基、右側面にUSB 3.2 Gen 1、ヘッドセット端子、microSDカードスロットが用意されている。
映像出力はHDMIのほか、USB4からも可能なので外部モニターに接続しての作業もしやすい。無線LANはWi-Fi 7に対応し、Bluetooth 5.4もサポート。付属のACアダプタは100W出力のものが付属し、USB4端子で充電する形だ。
NPUや独自アプリで快適にWeb会議が可能
ディスプレイの上部には約360万画素のQHD Webカメラを搭載。シャッター付きなので使わないときは物理的にレンズを隠せるのが便利だ。機能面ではNPUで動作するWindowsスタジオエフェクトがポイント。自分が画面の中央になるよう調整する自動フレーミング、自分の目線がカメラに向いているように調整するアイコンタクト、背景のぼかしといった機能をCPU、GPUに負荷をかけずに利用できる。
さらにAcer独自の機能として「PurifiedView v2.0」を搭載。こちらもNPUを使ったAI処理によって人物を明るく補正やシャープにするといった処理を追加できる。
AIによるノイズ抑制機能のPurifiedVoice 2.0と3基の内蔵マイクの組み合わせによってPCの正面、つまり自分の声以外を除去できるのも強力だ。Webカメラの映像処理と合わせて、Web会議の質を高められる。
このほか、独自の「User Sensing」アプリによってPCの前から離れると自動的にシステムをロック、近づくと自動的に復帰を設定できる「ユーザーセンシング」、設定した時間ごとに目の休憩を促す「スマートリマインダー」、外部モニター接続時に頭の動きを検知して見ているディスプレイ側にマウスカーソルやウィンドウを移動させる「マルチスクリーンアシスト」を利用できる。どれも使い勝手を高めるのに役立つものだ。
Windows 10サポート切れPCの買い替えを見据えて性能比較
ここからは古いノートPCからの買い替えを想定したベンチマークを見せていこう。今年の10月にはWindows 10のサポート切れるということもあり、未だに古いPCを使っている人には新調の際の参考になるはずだ。
動作モードは「パフォーマンス」に設定した。比較対象として、2018年発売のCore i7-8550U(4コア8スレッド、最大4GHz)を搭載するノートPCを用意。メモリは16GBだ。7年でどこまでCPU性能が進化しているのか注目したい。
テストはCGレンダリングでCPUパワーを測定する「Cinebench 2024」、PCの基本性能を測定する「PCMark 10」、Microsoft Officeを実際に動作させる「PCMark 10 Applications」を実行した。
Cinebench 2024のMulti Coreは全コアに負荷がかかる処理だけに16コアCore Ultra 7 255Hと4コアCore i7-8550Uでは大きな差になった。5倍以上もCore Ultra 7 255Hのほうがスコアが上だ。さらに1つのコアだけに負荷がかかるSingle CoreでもCore Ultra 7 255Hのほうが2倍以上もスコアが高い。コアあたりの性能も大きく進化しているのが分かる。
PCMark 10も同様だ。総合スコアはCore Ultra 7 255Hが約1.94倍もスコアが高い。個別に見るとCPU、GPUパワーとも重要になるクリエイティブワークのDigital Content Creationでは3.86倍も高くなった。負荷の高い処理ほど旧世代との差は大きくなる。
PCMark 10 Applicationsも同様の傾向だ。特にWordとExcelの処理速度は差が大きい。
スリム&パワフルなモバイルノートが欲しいならコレ
Swift Go 14は最薄部でわずか約9.6mmのスリムボディに16コアのCore Ultra 7 255Hを搭載。それでバッテリ駆動も長時間と性能とモビリティのバランスが非常によい1台だ。
14型のディスプレイはOLEDとメリハリの効いた美しい画面で映像も快適に見られるので、仕事でもプライベートでも活躍できるのがうれしい。薄くてもパワフルなモバイルノートを求めているならぜひともチェックしてほしい。
なお、本稿で試用したCore Ultra 7 255H搭載モデル以外にも、Core Ultra 5 225H搭載モデルもあり、15万4,800円からの価格で提供されている。高性能でありながらコスパの高いSwift Go 14は要注目のモバイルノートと言えるだろう。







































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