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32GBメモリ/512GB SSDでこれは安い!しかも最新CPU!ガチおすすめのモバイルPC
~ヴィーガンレザーが目新しい「Lenovo Yoga 7i 2-in-1 Gen 10」
- 提供:
- レノボ・ジャパン合同会社
2025年6月6日 06:30
今や新規購入するビジネスノートPCはメモリ16GBが最低ラインといったあたり。各種AIツールなども駆使する複雑なタスクを余裕を持って処理できるようにするなら、できれば32GBは欲しいところではないだろうか。
ただ、CPUやディスプレイもそれに見合った高い性能を備えていないとPCとしてのバランスが取れず、かと言って贅沢にスペックをアップグレードしていけば価格は青天井。どこかを妥協しなければ予算に収まらない……というのはPCユーザーのよくある悩みだ。
だが、レノボの新型ノート 「Yoga 7i 2-in-1 Gen 10」なら何もあきらめる必要はなさそうだ。32GBメモリでCPUはCore Ultra、ディスプレイは120Hzの有機EL(OLED)と理想的な装備。スタイラスペンも付属し、それでいて直販価格はなんと18万円台からというリーズナブルさを実現している。 どんな使い勝手になっているのか詳しく見ていこう。
格調高く落ち着きあるヴィーガンレザー、耐久性にも妥協なし
さて、 Yoga 7i 2-in-1 Gen 10はほかのノートPCとはちょっと違って見える。そう、真っ先に目を引くのが、「ヴィーガンレザー」を採用した天板だ。 ベージュに近い色合いで、まるで欧州車の内装、もしくは化粧品のような格調高さがあり、しかし決して派手さのない落ち着いたたたずまい。しっとりした手触りとあいまって、所有感をぐっと高めてくれる。
かと言って、デザイン全振りというわけではない。 このヴィーガンレザーは水濡れや汚れにも強い。試しに水性ペンで落書きしたものもウェットティッシュ等で簡単に落ちる。筐体の骨格を成すフレームには100%リサイクルのアルミニウムを採用しており、「MIL-STD 810H」に準拠したミリタリーグレードの耐久性も備える。 キーボードにはUVコーティングが施され、こちらも汚れにくい素材だ。
2in1は軽さを狙うのが難しいジャンルだが、前世代比で100g以上削減する約1.38kgとなった。薄型化も進み、最薄部は15.95mmと標準的な14型ノートと大きく変わらないスリムさで、バッグへの収まりが一段と良くなっている。自宅とオフィスのハイブリッドワークを実践している人にとっても扱いやすいモデルだ。
Core Ultraに32GBメモリの高性能、有機ELディスプレイは高画質
このボディに収められているCPUは、 AI処理性能40TOPS以上のNPUを内蔵するIntel Core Ultraシリーズ2。 今回の試用機にはCore Ultra 5 228V(8コア8スレッド、最大4.5GHz、Processor Base Power 17W)が搭載されていた。 メモリは標準で32GBと、将来を見据えても余裕のある容量だ。
実際のところ32GBのメモリがあると、日常のPC利用でどう変わってくるのか、メモリ16GBの環境と比較してみた。
下記の画像はWebブラウザで30個のタブを次々と開いていったときのもの。メモリ16GBのPCは残りわずか3GB余りとなったが、 32GBのYoga 7i 2-in-1 Gen 10は残量12GBとまだまだ空きがある。
これはあくまでも、Webブラウザとタスク マネージャー以外のものを明示的には起動していない状態での結果だ(プリインストールされたものなど標準で常駐するアプリケーションを除く)。通常はほかにも何らかのソフトを同時に使用していることが多いと考えられるため、メモリに対してより厳しい状況になるのは想像に難くない。
しかしYoga 7i 2-in-1 Gen 10のように12GBもの空きがあれば、写真や動画の編集などメモリ消費が大きくなりがちなアプリケーションを同時使用していたとしても本来の快適さを維持できるだろう。 AI活用でより効率的なマルチタスク作業が求められてくる今後のビジネスシーンにおいて、32GBのメモリは安心感のあるスペックと言える。
続いてほかの要素に目を向けると、ストレージは512GB SSDで、一般的なビジネス用途なら必要十分な容量。クリエイティブ用途だと使い続けるうちに不足を感じるかもしれないが、+1万円程度で1TBにアップグレードできるカスタマイズモデルもある。もしくは2つあるUSB Type-C(Thunderbolt 4)ポートで高速・大容量の外付けSSDを活用するのもアリだろう。
ディスプレイもかなり高スペックなものだ。14型2,880×1,800ドットという高解像度の有機ELで、タッチ操作対応。 リフレッシュレートは最大120Hzとなっており、スクロールやマウスカーソルの動きは明らかになめらかで、視認性の向上や疲労感の軽減が期待できる。DisplayHDR True Black 1000およびDolby Visionに対応し、sRGBとDCI-P3の色空間を100%カバーするなど、画質面にも隙はない。
なお、現状はWindows側の問題で、ディスプレイの詳細設定にてDisplayHDR True Black 1000ではなく、同600と表示されてしまっている。この不具合は6月末頃に修正される予定とのことだ。
「Yoga 7i 2-in-1 Gen 10」試用機のスペック | |
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OS | Windows 11 Home |
CPU | Core Ultra 5 228V (8コア8スレッド、最大4.5GHz、Processor Base Power 17W) |
GPU | Intel Arc 130V |
メモリ | 32GB(LPDDR5X) |
ストレージ | 512GB(NVMe/M.2、最大1TB) |
ディスプレイ | 14型有機EL 2,880×1,800ドット (120Hz、DisplayHDR True Black 1000、タッチおよびペン対応) |
インターフェイス | Thunderbolt 4 2基、USB 5Gbps(Type-A) 1基、microSDカードスロット、HDMI出力端子、ヘッドセット端子 |
通信機能 | Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4 |
スピーカー | クアッドスピーカー (Dolby Atmos対応) |
カメラ | 500万画素 |
セキュリティ | Windows Hello顔認証 |
バッテリ駆動時間 | 動画再生時約14.3時間、アイドル時約17.2時間 |
付属品 | ACアダプタ(65W) |
サイズ | 約317×228×15.95mm(最薄部) |
重量 | 約1.38kg |
カラー | シーシェル(ヴィーガンレザー) |
価格 | 18万9,860円~ |
付属スタイラスペン「Lenovo Yoga Pen」が仕事のメモに大活躍
ところで、モデル名にもある通り2in1のため、通常のノートPCとしてだけでなく、タブレットPCとして使うことも可能だ。ディスプレイ部を360度まで無段階で開くことができ、指先での操作や 付属のスタイラスペン「Lenovo Yoga Pen」を使った繊細な作業もOKだ。
Lenovo Yoga Penは最大4,096段階の筆圧感知と傾き検知の機能を備えており、イラスト作成に使えるのはもちろんのこと、手書きメモも表現豊かに残せる。 ビジネスシーンではキーボードをタイプするより手書きしたほうが好都合なシチュエーションもあるので、活躍の場は多いだろう。
そんなスタイラスペンが別売ではなく付属しており、すぐにフル活用できるアプリ「Smart Note」がプリインストールされているのも重要なポイントだ。
使い勝手のいいThunderbolt 4、Wi-Fi 7は4~5Gbpsも狙える
インターフェイス面でなにげに注目なのが、USB Type-C(Thunderbolt 4)ポートが両サイドに1基ずつあること。 周辺機器の接続や充電に利用するType-C形状のポートだが、2つあっても片側からしかアクセスできないモデルも少なくない中で、ケーブルの取り回しに苦労しない両側装備はうれしい点。USB Type-Aポートがちゃんと1つ用意されているのも、Type-Aの周辺機器がまだまだ多い現状では助かる部分だ。
ネットワーク機能はWi-Fi 7に対応している。320MHzの帯域幅に対応し、これまでのWi-Fi 6/6E(最大160MHz幅)と比較して2倍の通信速度が得られる可能性がある。 実際にWi-Fi 7のネットワーク環境(バックホールは10Gbps)でインターネットの速度を計測してみたところ、アクセスポイント間近では4Gbpsを超え、壁を1枚隔てた少し離れた部屋でも2Gbps以上を記録した。
これにより、通信が伴うほかの作業をしていても安定したWeb会議が可能なのはもちろんのこと、クラウド経由のデータのやり取りも一層スムーズになる。Wi-Fi 7対応のルーターやアクセスポイントが必要になるものの、ノートPCを今後数年間使い続けることを考えるなら、ネットワーク環境のアップグレードに追従できるよう今のうちから対応しておくのは大切なことだ。
Copilot+ PCならではの高度な機能が利用できる
Yoga 7i 2-in-1 Gen 10はCopilot+ PCに準拠したモデルとなっている。 一定以上の性能を持つNPUを搭載するため、いわゆるAI PCとして高いポテンシャルを持ち、徐々にその性能を生かせるOS、アプリケーション環境も整いつつあるところ。
たとえば内蔵WebカメラでWeb会議をする際には、映像に背景ぼかしなどの特殊効果を加えられる「Windows スタジオ エフェクト」が利用できる。 NPUが、CPUやGPUに代わってそれらの処理を行なうため、同時並行で動かしているほかのアプリケーションの処理速度低下のような影響は最小限に抑えられる。
Copilot+ PCであるYoga 7i 2-in-1 Gen 10は、Windows 11に今後正式に追加される「リコール」機能(現在はベータ版)も利用可能だ。リコールは、デスクトップのスナップショットを随時記録し、その内容をAIによって処理することで過去の操作履歴やそこで得た情報などを閲覧・検索できるようになるもの。これによって従来にない高い利便性を享受できる可能性がある。
一般のアプリケーションにおいてはオーディオ編集ツールのAudacityや、動画編集ソフトのAdobe Premiere Proが一部の処理でNPUに対応済み。また、法人向けのMicrosoft 365(BusinessまたはEnterprise)もNPU対応が計画されている。
WordやExcelなどの上で動作するAIエージェントのCopilotがPC内部で処理されるようになれば、従来のクラウドを通じた処理と比べてレスポンスが高まることが期待される。また、(クラウド経由でも通信の秘匿性は確保されているとはいえ)データがネット上を行き来しないことによって心理的な安心感も増すだろう。
ベンチマークでパフォーマンスチェック
最後にベンチマークテストでPCパフォーマンスも確認しておこう。ここでは古いノートPCからの買い替えを想定して、5年前の第8世代Intel Core i7搭載マシン(メモリ16GB)と比較する形にしてみた。
実務アプリケーションの性能を測るPCMark 10は、総合スコアが40%以上アップした。中でもマルチメディア性能の指標となるDigital Content Creation関連の項目の伸び率は数倍におよび、性能向上著しい。
Adobe PhotoshopやLightroom ClassicのパフォーマンスをチェックできるProcyonの「Photo Editing Benchmark」もスコアが2倍以上に達している。
3DMarkについてはさらに顕著で、7~10倍という驚異的なスコアを記録。Yoga 7i 2-in-1 Gen 10はゲーミングPCではないが、それでも最近の本格3Dゲームをある程度楽しめるレベルのグラフィック性能を持っていると言える。
試しに「STREET FIGHTER 6 ベンチマークツール」を実行してみたところ、画質を多少落とせば快適にプレイできることも分かった。
そして、AI性能もやはり高い。推論性能を計測するProcyonの「AI Computer Vision Benchmark」を、CPUとNPUそれぞれで実行してみたところ、CPU同士では5年前のPCと比較して2~3倍高速化し、NPUにするとそれらをはるかに凌駕するパフォーマンスを見せた。
こうしたNPU性能を見ると、先述のWindows スタジオ エフェクトやリコール機能などをぜひとも活用したくなってくる。
これだけの充実装備で18万円台という驚き
デザイン面の魅力はもとより、潤沢なメモリとCopilot+ PCに準拠したAI PCとしてのパフォーマンスの高さ、インターフェイス等装備のリッチさに加え、スタイラスペンも付属する充実のパッケージで、18万円台というのはお買い得だ。
単に満足度の高いPCを安く購入できるというだけでなく、多くの個人事業主や中小企業にとっては、経費処理しやすい20万円未満なのもうれしい点ではないだろうか。 なお、16型ディスプレイの姉妹モデルもあり、こちらも同じく18万9,860円からとなかなか引きの強い価格設定だ。
新生活がスタートして2カ月、仕事も日常生活もそろそろ落ち着いてきた頃合いだろうか。と同時に Windows 10のサポート終了が目前に迫りつつある絶妙なタイミングでもあって、買い替えを検討する人もまだいそうだ。
ビジネスノートPCとして堅実に使えるだけでなく、タブレットPCに切り替えれば動画視聴にも活躍するなど、実用的なギミックを兼ね備えた「Yoga 7i 2-in-1 Gen 10」は、仕事でもプライベートでも最高の相棒になってくれるに違いない。