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VAIOでいい感じのデスク環境を作ってみた!モニターアームやUSB Type-Cポートで驚くほど快適に
- 提供:
- VAIO株式会社
2022年3月24日 06:30
働き方が大きく様変わりしたことで、デスク周りの環境を見直す機会が増えている。在宅勤務の推進でメインの仕事場所が自宅になった人もそうだろうし、その影響で移転や縮小した新しいオフィスで仕事することになった人もそうだろう。
どちらにしても、そこで快適な環境をいかに構築できるかが仕事の効率に結び付くわけだが、まだとりあえず座って仕事ができる場所を確保しただけ、というような状態だったりはしないだろうか。もしくは、仕事に便利そうな機材をあれこれ買い揃えたものの、デスク上が物であふれて快適とはほど遠い状況になっていたりしないだろうか。
実はデスク周りのちょっとした工夫や適切なアイテムのチョイスで、見た目にスタイリッシュな、仕事の捗る環境に仕立て上げることができるのだ。今回は高パフォーマンスとデザイン性を両立したノートPC「VAIO Z」と「VAIO SX12」を軸に、周辺機材を色々組み合わせて、みなさんの環境構築のヒントとなりそうなホームオフィスを作り上げてみたい。
スタイリッシュな環境構築に適したVAIO+ドッキングステーション
在宅勤務が中心で、時には外出したりオフィスで仕事したりすることもある、というワークスタイルを前提とすると、PCとして高いパフォーマンスを発揮できるのは当然として、デスクワークと持ち運びの切り替えをどれだけシームレスにできるかも重要となる。その上で、仕事が捗るすっきりしたデスク周りを目指したいところだ。
今回、PC環境としてVAIO ZとVAIO SX12を選んだのもそれが理由となる。まずVAIO Zは、高性能な第11世代Core Hシリーズを搭載し、Intel Evoプラットフォームにも準拠するフラッグシップの14.0型ワイドノート。高速ストレージを内蔵し、高速・低遅延のモバイルネットワーク「5G」にも対応するモデルもラインナップしている。
また、VAIO SX12も同様にIntel Evoプラットフォームに準拠(一部構成で非対象モデルあり)し、第11世代Coreシリーズや高速ストレージを搭載している。こちらは12.5型ワイドということで、持ち運びにより適したモデルと言えるだろう。
USBポートや映像出力のためのHDMIなど、ノートPC本体にはいくつかのインターフェイスが設けられているので、これらを使って様々な周辺機器を利用できる。が、気になるのは、接続機器が増えるほどケーブルを抜き差しする手間がかかり、デスク上をケーブルが這い回ってスタイリッシュさがなくなってしまうこと。
ノートPCを外に持ち出す時、あるいは帰宅してデスクにセットする時の手間を減らして、デスクスペースもできるだけ広く使えた方が、仕事の効率は上がるはずだ。
そこで注目したいのが、2機種が共通して備えているUSB Type-Cポート。Thunderbolt 4(USB4)として最大で40Gbpsという超高速データ転送を可能にするこのインターフェイスは、高性能な周辺機器のポテンシャルを引き出せるだけでなく、それらとの接続を簡便にできるというメリットもある。今回のようなデスク周りの環境構築にはうってつけのノートPCなのだ。
作業効率化のためにはモニターの追加によるマルチモニター環境の構築が欠かせない。ここではThunderbolt 4ポートなどを使って以下の写真にあるように、VAIO ZおよびVAIO SX12でデュアル/トリプルモニター環境をセットしてみたが、割とケーブルでゴチャついてしまっている。
そのゴチャつき解消のためにも、組み合わせたい周辺機器がVAIO純正の「Type-C 4Kマルチモニタードッキングステーション(VJ8PRA3)」だ。4K解像度(3,840×2,160ドット)対応の映像出力端子として、DisplayPort×2とHDMI×1が用意され、最大10Gbpsでデータ転送できるUSB Type-Cポートを備える。同じく最大10GbpsのUSB Type-Aポート×3や、Gigabit Ethernet、ヘッドセットを接続できる3.5mmステレオミニ端子もある。
これらのインターフェイスは、すべてノートPCとType-Cケーブル1本で接続するだけで利用可能になる。例えば、外出時はケーブル1本抜くだけで出かけられるし、外出先から戻ってきた時はケーブル1本つなぐだけ、という最小限のワンアクションのみ。それで外部モニター、ストレージ、有線のキーボードやマウス、LANなどが即座につながるのだ。
しかも同時にノートPCへの給電も可能になるため、余計なケーブルでごちゃつくこともない。すっきりとしたデスク周りにするにあたっては、ケーブル類をどれだけ視界から減らせるかも鍵となるため、たったのケーブル1本であらゆる周辺機器を使えるようになる、というのは大きなアドバンテージだ。
デュアルモニターアームで自由に使えるデスクスペースを拡大
ドッキングステーションのおかげで、複数の外部モニターやキーボード、マウスなどの周辺機器を楽に扱えるようになり、モバイルワークとデスクワークの切り替えがスムーズになった。しかし、デスク周りがこれですっきりした、とは言い切れない。デスクを広く使おうとしてもケーブルやモニターの台座が占有しているし、ノートPC自体もスペースをとっている。
この状況を改善するにはどうしたらいいだろうか。実は、たった1つのアイテムを追加するだけで一気にすっきりさせられる方法がある。それがモニターアームだ。今回は2台の外部モニターを同時に支えられる「エルゴトロン LX デスクマウント デュアル モニターアーム」を使用してみた。
このモニターアームは、台座から伸びる1本のポールを軸に多関節アーム2本が生えており、VESA規格に対応するモニターをそれぞれのアーム先端に取り付けることができるもの。モニターを上下左右、手前・奥へ軽い力で自在に動かして調整できるほか、モニターを回転させて縦置きにすることもできる。
モニターに接続するケーブル類は、アーム下部に備えているケーブルホルダーを通すことができるので、ケーブルがだらしなく垂れ下がったりすることもない。
モニター2台用のアームではあるけれど、ノートPC+モニター1台という構成でも便利に活用できる。アームにはノートPCを載せるためのトレイを取り付けることもできるからだ。ここでは冷却用ファンなどの取り付けも考慮された長尾製作所のノートPCトレイを使った。
こうすることでノートPC自体もモニターと同じように宙に浮かすことができ、その下側の空間は邪魔なものがなくなって、デスクをより広く使える。
アームを調整して、外部モニターとノートPCのディスプレイを横に見やすく並べることもできるし、ノートPC内蔵のWebカメラでWeb会議するような時には、フレキシブルに動かせるモニターアームの機能も活用して、カメラの向きを自由度高く調整したりもできる。ただモニターを支えるだけではない多くのメリットがモニターアームにはあるのだ。
ケーブルマネジメント用品でデスク背面のケーブルも整理
モニターアームを使ってモニターやノートPCを宙に浮かせ、デスク上のケーブルもある程度目立たなくできたとは言え、デスク背面側にはいまだ大量のケーブルがぶら下がっている。デスクワークしている時にこれらが視界に入ると、どうしても気が散ってしまうし、ホコリも積もりがち。できればもっときれいに整理したいところだ。
そんな時に役に立つのが、各種ケーブルマネジメント用品。例えばデスクの背面に固定するケーブルトレイを使うことで、そこにケーブルやACアダプタなどを載せ、視界の外に追いやることができる。さらに、ドッキングステーションに何本もつながっているケーブルや、長さが余ってごちゃついているケーブルをケーブルタイでまとめることも、見栄えアップにつながる。
おすすめのケーブルタイは、マジックテープ式で、自分でカットして使うタイプのもの。なぜなら、どの部分にどの長さのケーブルタイを使うことになるかは実際に試してみないと分からないからだ。
すべてのケーブルをきれいにまとめたとしても、その後仕事をしている中で配線の取り回しを変えたくなったり、新しいケーブルを追加したくなったりすることは往々にしてある。自分でカットできる脱着の簡単なマジックテープ式であれば、そういった時にも配線をすぐにやり直せるのだ。
今回はVAIO ZやVAIO SX12のボディカラーに合わせて、周辺機器も主にブラックカラーのものを選択しているので、ケーブルタイもブラックをメインにしてみた。もし明るい色の周辺機器を使うのであれば、ホワイトのケーブルタイなどにすることで、見た目の統一感がアップしてよりスタイリッシュな印象を強められるだろう。
また、せっかくならデスク外側の見栄えもすっきりさせたい。周辺機器が増えるにつれ、その分壁まで伸ばしていかなければならない電源ケーブルなども増えるからだ。今回で言えばモニター2台とドッキングステーションの計3本のケーブルが少なくとも存在する。なので、それらをまとめてつなげられる電源タップを用意してみた。
使用したのはエレコムの「シャッター雷ガード付クリップタップ」というもの。デスク端にクリップで簡単に取り付けられるタイプで、最小限の設置スペースで邪魔にならない。もし配線を変えることになったとしても脱着や移動がしやすく、細かく位置調整できるのもいいところだ。
キーボードとマウスもワイヤレス化。カッコよくするための+αも
これでかなりすっきりしたけれど、デスク上にはキーボードとマウスのケーブルもまだ残っている。可能な限りケーブルをゼロにしたいのであれば、ワイヤレスのキーボードとマウスに交換してしまうのが手っ取り早いだろう。Bluetooth接続であればドッキングステーションのUSBポートに余裕ができ、さらなる機能拡張も可能になるはずだ。
ここではサンワサプライの「ワイヤレススリムキーボード SKB-WL31BK」を使用。2.4GHz帯の無線(USBドングル)を利用するタイプの、テンキーも備えたフルキーボードだ。それでも幅や奥行きが抑えられたコンパクトな作りで、デスクスペースを無駄に占有することはない。
マウスは、エレコムの「EX-G M-XGM10BBBK」をチョイスしてみた。こちらはBluetooth接続のワイヤレスマウスなのでドッキングステーションのUSBポートを消費しない。左右クリックのほかに、ホイール、サイドボタン×2の計5つのボタンを備えており、サイドボタンではWebブラウザの進む/戻るなど、ソフトやOSの機能に割り当てるカスタマイズ機能も持っている。
以上のキーボード・マウス2製品は、比較的リーズナブルな価格で必要十分な機能を実現しているものだが、さらなる操作性やコンパクトさを狙うなら、ロジクールのワイヤレスキーボード「MX KEYS mini」や、ワイヤレスマウス「MX Master 3」のような少し高機能なアイテムにしてみるのもいいだろう。
MX KEYS miniの方は、テンキーを省いたBluetooth対応の小型キーボード。濃いグレーの落ち着きあるカラーリングで、全体的に丸みを帯びた形状になっているなど、デザイン性は高い。キートップに指先形状に合った丸い凹みがあり、入力した時の触感の良さにもこだわっている。
一方、MX Master 3は、人の手の形状を考慮して設計されたデザインマウス。こちらもBluetooth対応で、4,000dpiという高解像度でトラッキングできる性能を持っている。ガラス素材のデスクでも使えるなど、さきほどのEX-Gより幅広い環境に適合するのも特徴だ。
そして、さらに一段上のデスクワークの快適さを求めるのであれば、デスクライトやスピーカーを追加してみてはどうだろうか。例えばベンキューの「ScreenBar Plus」は、モニター上面に引っ掛けて固定するタイプのデスクライトで、画面への映り込みを極力抑えながら手元を明るく照らしてくれる。
リモコンが付属しており、手元ですばやく操作できるのもうれしいポイント。適切な明るさを維持する自動調光機能もあり、長時間のデスクワークでも目の疲労を軽減してくれるだろう。
このほか、ワイヤレススピーカーをを置いてみるのもおもしろそうだ。ここではソニーの「ワイヤレスポータブルスピーカー SRS-XB33」を使ってみた。Bluetooth接続の小型スピーカーながら、重低音まで再現するソニー独自の高音質技術が詰め込まれ、ハイレゾクラスの音質を実現するLDACコーデックにも対応している。
仕事しながらBGMを再生するのも便利だし、マイクを内蔵しているので、Web会議用のマイク&スピーカーとしても活躍する。IP67の防水・防じん性能を持ち、内蔵バッテリで最大24時間動作することから、デスクに置きっぱなしにするのではなく、仕事以外の時は部屋やお風呂などに持ち運ぶなど、ハイブリッドな楽しみ方ができるのもいい。
自分に最適なアイテムを選んで、生産性高まる環境をつくろう
今やノートPCが1台あればひと通りこなせるような仕事も少なくないとは言え、より便利かつ快適に作業しようと思うと、その周辺の環境というものが大事になってくる。デスク周りの環境構築はこだわればキリのないところもあるけれど、それだけに試行錯誤のしがいがあり、理想に近づけた時の達成感は大きいものだ。
今回はVAIO ZとVAIO SX12をベースに、ドッキングステーションを使ったマルチモニター環境を中心にして紹介したが、当然ながら、みなさんが仕事している部屋や所有している機材、仕事内容によって最適なやり方は異なってくる。自分の環境に合った、オリジナリティあるカスタマイズを施して、生産性が少しでも高まるデスク周りに仕上げる時の参考になれば幸いだ。
[モデル: 奥村 茉実(浅井企画)]