レビュー
「HHKB Professional HYBRID Type-S雪」開封レポート。無刻印キートップで本当に真っ白に
2021年10月25日 11:00
株式会社PFUは、Happy Hacking Keyboard(HHKB)生誕25周年記念モデルとして、純白筐体を採用した「HHKB Professional HYBRID Type-S雪」を発売した。直販価格は3万6,850円だ。英語/日本語ともに1,250台ずつの限定モデルとなるが、今回は発表に先立ってサンプルを送って頂いたので、開封レポートをお届けしよう。
PC本体が淘汰されても、慣れ親しみ、人とつなぐインターフェイスであるキーボードは変わるべきではないというコンセプトを、実に25年間も貫き通したHHKB。外観やキータッチ、PCとつなぐインターフェイスこそ変えてきたが、主要キー配列は当初からほぼ変更なく続いている。必要なキーのみに絞ってシンプルさを目指したデザインは、純白でさらに際立つ印象だ。
オプションの「無刻印キートップセット」はその名の通り、キートップから刻印を一切省いたもの。これに換装すれば完全に真っ白になる。キーを抜くためのツールも付属する。
ちなみにキー数が多いため、換装は15分から20分程度時間に余裕を見ておいた方がいい。ツールを使って抜く際や装着する際はそれなりに力がいるが、本体もキートップもかなり堅牢にできているため心配はいらない。
さらに、6月に開催した「カラーキートップ新色募集キャンペーン」で選ばれたグリーン/ブルーグレーを採用した「カラーキートップセット2」(1,980円)も送って頂いた。このキートップは刻印/無刻印がセットになっている。試しに無刻印を装着してみたところ、良いアクセントとなった。
打鍵感は当然、静電容量式スイッチ採用のHHKB Professionalそのもので変わりない。高い質感もそのままだ。「墨」と比べるとホコリが気にならなくなる一方で、汚れは目立つだろうから、大切に使いたいところだ。