パソコン工房新製品レビュー

メモリ増設可能!300Hz駆動のGeForce RTX 5070 Ti搭載ゲーミングノート

~パソコン工房「LEVEL-16WR172-U7-UKSX」

パソコン工房「LEVEL-16WR172-U7-UKSX」

 パソコン工房の「LEVEL-16WR172-U7-UKSX」は、GeForce RTX 5070 Ti Laptop GPUと、G-SYNCに対応した300Hz駆動の液晶パネルを備える16型ゲーミングノート。ゲームを最大限に楽しみたいゲーマーのために設計されたというLEVEL∞ブランドの高性能ゲーミングノートの機能とパフォーマンスをチェックしてみよう。

GeForce RTX 5070 Ti Laptop GPUを搭載する16型ゲーミングノート

 パソコン工房の「LEVEL-16WR172-U7-UKSX」は、GeForce RTX 5070 Ti Laptop GPUとCore Ultra 7 255HXを搭載した16型ゲーミングノート。ディスプレイにはNVIDIAの可変リフレッシュレート技術のG-SYNCに対応した300Hz駆動のWQXGA(2,560×1,600ドット)液晶パネルを採用した。

パソコン工房の16型ゲーミングノート「LEVEL-16WR172-U7-UKSX」
本体カラーはマットブラックで、キーボードや背面にRGB LEDによる装飾が施されている

 準ハイエンド級のCPU/GPUと高速かつ高精細なディスプレイを備えたLEVEL-16WR172-U7-UKSXは、ゲーミングブランドであるLEVEL∞の高性能モデルに位置づけられており、16GB(8GB×2)のDDR5メモリと1TB NVMe SSDを搭載した標準構成時の直販価格は36万9,800円に設定されている。

Intelの20コアCPU「Core Ultra 7 255HX」
NVIDIAの準ハイエンドGPU「GeForce RTX 5070 Ti Laptop GPU」。専用VRAMとして12GBのGDDR7メモリを搭載
【表1】iiyama PC LEVEL-16WR172-U7-UKSX
CPUCore Ultra 7 255HX (8P+12Eコア/20スレッド)
dGPUGeForce RTX 5070 Ti Laptop GPU (12GB)
iGPUIntel Graphics (CPU内蔵GPU)
メモリ16GB DDR5 (8GB×2)
SSD1TB NVMe SSD (PCIe 4.0 x4)
ディスプレイ16型WQXGA液晶パネル (2,560×1,600ドット、300Hz、G-SYNC対応)
有線LAN2.5Gigabit Ethernet
無線機能Wi-Fi 7、Bluetooth 5
USBThunderbolt 4 2基、USB 3.2 Gen 2 Type-A 2基
WebカメラWindows Hello対応Webカメラ(500万画素)
そのほかのインターフェイスヘッドセット端子、HDMI、microSDカードスロット
バッテリー駆動時間動画再生時=3.0時間、アイドル時=3.9時間(JEITA3.0)
ACアダプタ専用ACアダプタ(230W)
OSWindows 11 Home
本体サイズ/重量約355×275×30.6mm/約2.26kg
通常価格36万9,800円~
マットブラックでカラーリングされた天板の中央にLEVEL∞ロゴが配置されている
底面。中央部から背面側にかけて通気口を設けている
ディスプレイを閉じた状態。筐体サイズは約355×275×30.6mmで、重量は約2.26kg
ディスプレイを最大限に開いた状態

 LEVEL-16WR172-U7-UKSXは、ディスクリートGPU(dGPU)であるGeForce RTX 5070 Ti Laptop GPUのほかに、Core Ultra 255HXの内蔵GPU(iGPU)であるIntel Graphicsが有効化されており、GPUスイッチ機能によって内蔵ディスプレイとGPUの接続が動作状況に応じて自動で切り替わる「ダイナミック」モードが標準動作となっている。

GPUスイッチ機能はControl Centerのメイン画面右下に配置されている。標準ではダイナミックが選択されており、PCの動作状況に応じてディスプレイとGPUの接続が自動的に切り替わる

 GPUスイッチ機能の動作はユーティリティの「Control Center」にて調整可能で、標準のダイナミックモードのほか、iGPU経由で接続する「統合GPUのみ」と、dGPU直結で利用する「ディスクリートGPUのみ」を選択できる。

 内蔵ディスプレイがサポートする最大300HzのリフレッシュレートはGeForce RTX 5070 Ti Laptop GPUがディスプレイと接続されている時のみ利用可能で、iGPU経由で接続されている場合は最大240Hzに制限される。最大の表示性能を発揮するにはGPUスイッチをダイナミックまたはディスクリートGPUのみに設定する必要がある。

GeForce RTX 5070 Ti Laptop GPU(dGPU)接続時。内蔵ディスプレイはWQXGA解像度での300Hz駆動が可能
Intel Graphics(iGPU)接続時。内蔵ディスプレイの最大リフレッシュレートは240Hzに制限される

 16型の内蔵ディスプレイのアスペクト比は16:10で、WQXGA(2,560×1,600ドット)の高精細さと300Hz駆動の高速性を兼ね備えた液晶パネルを採用。dGPU接続時には可変リフレッシュレート技術のG-SYNCが利用可能なので、破綻の少ないスムーズな映像表現でゲームを楽しむことができる。発色も良好であり、ゲーミングノートの内蔵ディスプレイとしては上質だ。

 ディスプレイパネルの上部にはWindows Helloに対応した500万画素のWebカメラを搭載。また、Windows 11のプレゼンス センシング機能にも対応しており、ユーザーの存在を検知して画面のオン/オフを行なうことができる。

300Hz駆動に対応した16型WQXGA液晶パネルを搭載。高速かつ高精細で発色も良好という質の高い液晶パネルで、可変リフレッシュレート機能にも対応している
内蔵ディスプレイの上部にはWindows Hello対応のWebカメラ(500万画素)を搭載
Windows 11のプレゼンス センシング機能に対応しており、ユーザーの存在を検知して画面表示のオン/オフや輝度の調整が行なえる

 USBポートなどのインターフェイスは本体両側面と背面に配置されている。左側面にUSB 3.2 Gen 2、ヘッドセット端子。右側面はmicroSDカードスロット、USB 3.2 Gen 2、Thunderbolt 4 2基、セキュリティロックスロット、背面はHDMI、電源入力、有線LAN(2.5Gigabit Ethernet)。

 2基のThunderbolt 4ポートはDisplayPort Alt Modeに対応しており、iGPU経由で映像出力を行なえる。一方、背面のHDMIポートはGeForce RTX 5070 Ti Laptop GPU直結での映像出力に対応している。

左側面。USB 3.2 Gen 2、ヘッドセット端子
右側面。microSDカードスロット、USB 3.2 Gen 2、Thunderbolt 4 2基、セキュリティロックスロット
背面。HDMI、電源入力、有線LAN(2.5GbE)

 キーボードはテンキー付き日本語配列で、主要キーについては約18.2mmのキーピッチが確保されている。各キーにはセクションごとの制御に対応したRGB LEDバックライトを備えており、ユーティリティの「Control Center」にてLEDイルミネーション制御が行なえる。

 キーボード右上には電源スイッチが配置されており、パームレスト部にはマルチタッチおよびジェスチャー機能に対応したボタン一体型のタッチパッドを搭載している。

テンキー付きの日本語配列キーボードを採用。右上に電源スイッチ、パームレスト部にタッチパッドを備えている
主要なキーのキーピッチは約18.2mm
キーボードの各キーはRGB LEDバックライトを備えている
RGB LEDバックライトの制御はControl Centerで行なう。ここでは背面のLEDライトバーの制御も可能だ
ボタン一体型のマルチタッチ対応タッチパッド

 LEVEL-16WR172-U7-UKSXの内蔵バッテリはリチウムイオンバッテリで、バッテリ駆動時間はJEITAバッテリ動作時間測定法(Ver.3.0)準拠で動画再生時3.0時間、アイドル時3.9時間とされている。

 付属のACアダプタは230W対応品。ケーブル込みの重量は約700gで、突起部を除くアダプタのサイズは実測で約156×75.5×25.6mm。それなりに大型のACアダプタだが、薄型で比較的携帯しやすい形状をしている。

LEVEL-16WR172-U7-UKSX付属のACアダプタ。230W(20V/11.5A)の出力が可能
ACアダプタの重量はケーブル込みで約700g

LEVEL-16WR172-U7-UKSXのパフォーマンスをチェック

 ここからは、LEVEL-16WR172-U7-UKSXのパフォーマンスをベンチマークテストやゲームを使って計測する。

 テスト環境は以下の通り。LEVEL-16WR172-U7-UKSXはACアダプタに接続し、Control Centerの動作モードを「パフォーマンス」、GPUスイッチを「ディスクリートGPUのみ」に設定している。テスト実行時の室温は約24℃。

【表2】テスト環境
CPUCore Ultra 7 255HX (8P+12Eコア/20スレッド)
動作モードパフォーマンス/ディスクリートGPU (Control Center)
CPU動作リミットPL1=135W、PL2=160W、Tau=96秒、TjMax=105℃
dGPUGeForce RTX 5070 Ti Laptop GPU 12GB (PCIe 5.0 x8)
dGPUドライバGame Ready Driver 591.44 (32.0.15.9144)
メモリ16GB DDR5-5600 (8GB×2)
システム用SSD1TB NVMe SSD (PCIe 4.0 x4)
OSWindows 11 Pro 25H2 (build 26、VBS有効)
電源設定電源モード「バランス」、電源プラン「バランス」
計測HWiNFO64 Pro v8.34、FrameView v1.6
室温約24℃

基本的なベンチマークテストの結果

 まずは、PCの基本的なベンチマークテストの結果をまとめて紹介する。

 LEVEL-16WR172-U7-UKSXが搭載するCore Ultra 7 255HXは、ノートPC向けCore Ultra 200HXシリーズ(Arrow Lake-HX)の準ハイエンドモデルであり、Cinebench 2024で記録したSingle Core=130、Multi Core=1,675というスコアは、デスクトップ向けCPUにも匹敵し得る優秀なものだ。

 NVIDIA最新の準ハイエンドGPUであるGeForce RTX 5070 Ti Laptop GPUは、Blender BenchmarkでCore Ultra 7 255HXの10倍前後もの3DCGレンダリング性能を発揮し、AI性能を計測するAI Vision BenchmarkでもCPUを圧倒。生成AI系のベンチマークテストでも優秀なスコアを記録しており、クリエイティブやAIなどゲーム以外の用途にも高い適正を備えていることがうかがえる。

Cinebench 2024
Cinebench R23
3DMark「CPU Profile」
PCMark 10 Extended
UL Procyon「Office Productivity Benchmark」
Blender Benchmark
HandBrake「動画エンコード」
UL Procyon「Photo Editing Benchmark」
Adobe Camera Raw「RAW現像」
Adobe Camera Raw「AIノイズ除去」
UL Procyon「AI Computer Vision Benchmark」│Windows ML
UL Procyon「AI Computer Vision Benchmark」│OpenVINO/TensorRT
UL Procyon 「AI Image Generation Benchmark」│ベンチマークスコア
UL Procyon 「AI Image Generation Benchmark」│画像1枚あたりの生成時間
UL Procyon 「AI Text Generation Benchmark」

3DMarkのゲーム系ベンチマークテスト

 次に、3DMarkのゲーム系ベンチマークテストの結果を紹介する。実行したのはSpeed Way、Steel Nomad、Port Royal、Solar Bay、Wild Life。

 LEVEL-16WR172-U7-UKSXが3DMarkのゲーム系テストで記録したスコアは、いずれもGeForce RTX 5070 Ti Laptop GPUとしては平均的なものだ。これはLEVEL-16WR172-U7-UKSXがGPU本来の性能を十分に引き出せていることを意味するポジティブな結果だ。

 Speed WayやSteel Nomadなど、GPU負荷の高いベンチマークテストのスコアはデスクトップ向けのGeForce RTX 5060 Tiの平均的なスコアをやや上回るものであり、消費電力や放熱面での制限が多いゲーミングノートでこれだけのパフォーマンスを実現している点は高く評価できる。

3DMark「Speed Way」
3DMark「Steel Nomad」
3DMark「Port Royal」
3DMark「Solar Bay」
3DMark「Wild Life」

実際のゲームを使ってパフォーマンスを計測

 基本的なベンチマークテストの結果を紹介し終えたところで、ここからは実際のゲームをベースにしたテストでLEVEL-16WR172-U7-UKSXのゲーミング性能を計測していく。

 テストしたのは「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」「VALORANT」「エーペックスレジェンズ」「サイバーパンク2077」「モンスターハンターワイルズ」の5本。

ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク

 ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマークでは、グラフィックプリセットを「最高品質」に設定し、フルHD/1080pとWQHD/1440pでのスコアと平均フレームレートを計測した。

ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク│ベンチマークスコア
ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク│平均フレームレート

 計測されたベンチマークスコアは、フルHD/1080pが20,397(平均152.7fps)、WQHD/1440pは15,770(平均112.3fps)で、いずれも最高評価である「非常に快適」を獲得した。

VALORANT

 VALORANTでは、グラフィック設定を可能な限り高く設定し、射撃場の全景が見渡せるCPU負荷の高い場所でフレームレートの計測を行なった。テストした画面解像度はアスペクト比が16:10のWUXGA(1,920×1,080ドット)とWQXGA(2,560×1,600ドット)。

VALORANT

 LEVEL-16WR172-U7-UKSXが記録した平均フレームレートは、WUXGAが238.8fpsで、WQXGAが236.6fpsだった。

 VALORANTは現代のゲームとしてはかなりGPU負荷が低いタイトルであり、ゲーム中における極端にCPU負荷が高いシーンで計測を行なった結果、CPUのボトルネックによってフレームレートが頭打ちになった格好だ。この数値は実際のプレイシーンにおける最低fpsに近いものなので、VALORANTをプレイする際には300Hzで駆動する内蔵ディスプレイの表示性能を最大限に活用できるはずだ。

エーペックスレジェンズ

 エーペックスレジェンズでは、グラフィック設定をできる限り高く設定し、WUXGAとWQXGA解像度でフレームレートを計測した。グラフィックスAPIはDirectX 12で、上限フレームレートは300fps。

エーペックスレジェンズ

 計測された平均フレームレートは、WUXGAが276.8fpsで、WQXGAは214.5fpsだった。

 画質を調整して内蔵ディスプレイが備える300Hzの表示性能を最大限に生かすグラフィック設定を探すのも良いが、LEVEL-16WR172-U7-UKSXならG-SYNCによる可変リフレッシュレートを有効にして破綻のないスムーズな映像表現で得るという選択もありだ。

サイバーパンク2077

 サイバーパンク2077では、グラフィックプリセット「レイトレーシング:ウルトラ」をベースに、超解像を「DLSS(クオリティ)」に設定。WUXGAとWQXGA解像度でDLSS 4によるフレーム生成を有効にした場合と無効にした場合の平均フレームレートをゲーム内ベンチマークモードで計測した。

サイバーパンク2077

 ゲーミングノートにはかなり重たいグラフィック設定を適用したが、LEVEL-16WR172-U7-UKSXはフレーム生成オフ時にWUXGAで73.91fps、WQXGAでは48.54fpsを記録。フレーム生成をDLSS FG 4xに設定すると、平均フレームレートはWUXGAで222.15fps、WQXGAで141.42fpsまで上昇した。

モンスターハンターワイルズ

 モンスターハンターワイルズでは、グラフィックプリセットを「ウルトラ」、レイトレーシングを「高」、超解像を「DLSS(クオリティ)」に設定し、WUXGAとWQXGA解像度でDLSS 4によるフレーム生成を有効にした場合と無効にした場合の平均フレームレートを計測した。なお、高解像度テクスチャパックはVRAM容量が推奨値(16GB)に満たないため導入していない。

モンスターハンターワイルズ

 フレーム生成オフ時の平均フレームレートはWUXGAが55.5fpsで、WQXGAは44.8fpsを記録。フレーム生成をDLSS FG 4xに設定すると、平均フレームレートはWUXGAで156.2fps、WQXGAで134.5fpsまで上昇した。

 DLSS 4のマルチフレーム生成は、LEVEL-16WR172-U7-UKSXが備える内蔵ディスプレイの表示性能をより引き出すのに有効な手段だ。操作感に影響が出る場合があるため好みが分かれる機能だが、ゲーム側が対応しているのであれば試してみる価値はあるだろう。

LEVEL-16WR172-U7-UKSXの冷却性能をテスト

 最後に、LEVEL-16WR172-U7-UKSXが備える冷却システムの性能を高負荷テストで検証した結果を紹介する。

 今回検証したのは、Cinebench 2024(Multi Core)による高CPU負荷状態と、3DMarkのSteel Nomad Stress Testによる高GPU負荷状態で、それぞれ実行中のモニタリングデータをHWiNFO64 Proで取得した。計測時の室温は約24℃。

Cinebench 2024実行中のモニタリングデータ

 Cinebench 2024実行中のCPU温度は平均86.7℃(最大102℃)で、この温度はTjMaxの105℃を下回っている。ただ、実際には98℃程度からサーマルスロットリングが動作するよう調整されているので、ピーク時には多少のサーマルスロットリングが動作している。

 ただ、CPUはテスト開始から2分程度が経過するとCPU消費電力が95W前後まで低下し、以降は温度や動作クロックがテスト完了まで大きな変化なく推移している。この時動作していたリミッターは電源回路の電流量を制限するVR-TDC(制限値=74.5A)であり、基本的にCPU温度が動作を制限することはなかった。

3DMark「Steel Nomad Stress Test」実行中のモニタリングデータ

 3DMark実行中のGPU温度は平均73.5℃(最大75.9℃)で、これはGPUの温度リミットである87℃を下回る温度だ。GPUとVRAMの動作クロックやGPU消費電力は終始一貫しており、長時間に渡って高負荷が継続した場合でも、LEVEL-16WR172-U7-UKSXの冷却システムはGeForce RTX 5070 Ti Laptop GPUを冷やしきることができるようだ。

 安定して高いパフォーマンスを維持できる代償として、パフォーマンスモードで動作するLEVEL-16WR172-U7-UKSXのファンノイズはかなり大きなものとなっている。性能を最大限に引き出して利用することを望むのであれば、ノイズキャンセリング性能や遮音性に優れたヘッドセットの使用をおすすめする。

高品質な映像でゲームを楽しめる本格派ゲーミングノート

 LEVEL-16WR172-U7-UKSXは、GeForce RTX 5070 Ti Laptop GPUと300Hz駆動の内蔵ディスプレイの組み合わせにより、高品質な映像でゲームを楽しめる本格派ゲーミングノートだ。出張などで外泊の機会が多いゲーマーにとって、これほどリッチなゲーミング環境を持ち歩けるというのは魅力的だ。

 標準構成のLEVEL-16WR172-U7-UKSXでやや心許ないのは16GB(8GB×2)のメインメモリ容量だが、記事執筆時点では購入時のカスタマイズによって、32GBメモリ(16GB×2)に1万6,000円の追加費用でアップグレードできる。メモリ価格が暴騰している今、高性能なゲーミングノートを求めているのなら、LEVEL-16WR172-U7-UKSXはメモリのアップグレード込みで購入を検討すべき1台だ。