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就任2年目のインテル江田社長に2015年の戦略を聞く

~ムーアの法則50周年の年に、IoTは開花

インテル株式会社江田麻季子社長。インテル東京本社にて

 1月15日に発表された米Intelの2014年度の業績は、過去最高の売上高と、20%を超える増益を記録する好決算となった。その記者説明会の模様は既報の通りだが、今回Intel日本法人であるインテル株式会社の江田麻季子社長に単独インタビューする機会を得たので、同社の戦略についてより詳細を伺ってきた。

2014年の2-in-1、タブレットへの注力は目標を達成

--Intelは過去最高の売上を記録するなか、先日の説明会で江田さんも言及されたとおり、PCクライアント市場、特にコンシューマ向けは、今後大きく伸びることは期待できません。そういった中、PC事業が主軸であるIntelは、どのようにして売上を維持あるいは拡大していくのでしょう。また、スマートフォンやタブレットに対して、どのようにPCの魅力を訴求していくのでしょうか。

【江田】2014年を振り返ると、我々の戦略がうまく機能し始めたという感触を得ました。コンシューマもビジネスも、PC事業は我々の根幹ですが、そこで開発したものをIoTやデータセンターに広げていくのが、我々の強みです。そのためにも、クライアント事業でしっかり刈り取りながら、新しい領域へとビジネスを拡大していきます。

 ただ、前回お話ししたとおり、クライアントPCは著しい成長は見込めません。それでも、ここを活性化させることで、次のステージに行けると思っています。コンシューマPCについては、その概念が変わり、より多岐に渡り始めています。例えばノートPCと言っても、17型級のゲーミング向けかも知れないし、B5級のモバイルかも知れないし、家庭での据え置きに好適なA4級もあれば、外ではタブレットとして使い、家では合体させて性能も上がるような着脱式もあります。

 そこにIntelがどのように寄与しているかというと、2-in-1を強く訴求し、その利便性のイメージが根付きつつありますし、プロセッサもCoreとAtomという2種類を提供することで、お求めやすいものから品質にこだわる人むけのものまで幅広い価格帯の製品へと繋げられていると思います。OSも主体はWindowsですがCrhome OSなどにも取り組んでいます。

 これから先は、使われているシーン、ニーズを汲み取り、それに合致する、より多様な製品をご提供していきます。

--今、性能を求める人にはCore、省電力性を求める人にはAtomを宛てるということですが、今コンシューマ市場では、どちらかというとWindowsタブレットが2万円を切った、など価格の方にばかり注目が集まり、高性能な製品については、用途や魅力が伝わりきっていない感じもありますが、IntelとしてCoreならではの使い方はどのようなものがあるとと考えていますか。

【江田】以前、安価なAtomを投入すると、市場がそちらに流れるのではという懸念も指摘されましたが、実は2014年はCore i7が記録的に伸びた年でした。当然のように、高性能なものが必要な人がおり、その人たちはCore i7の良さを享受されています。具体的な用途としては、ゲーミングであったり、コンテンツクリエーションに好適なペン対応製品や、4K動画編集などたくさんありますが、Core i7が売れたのは、上位モデルを必要とされる層が一部に限定されていないという証ではないでしょうか。

 他方、企業向けのお話をしますと、vProといったCoreならではのプラットフォームでは企業に求められるセキュリティ性や管理機能を提供できます。もちろん性能が上がることで、生産性も上がります。

--Intelとしては当然PCメーカーと密な協業をしていますが、PCの用途が拡大していく中で、Intelが提携する企業の種別も広がっているのでしょうか。

【江田】何事も1社で全部やりきることはできません。我々は半導体企業ですから、将来の製品のあるべき形を作り上げていく中で、さまざまな協業を行なっています。たくさんありすぎて、どれを挙げて良いか困るほどです(笑)。

 特にここで挙げるとするなら、ウェアラブルはその1例で、その行き着くべき姿が、メガネなのか、腕時計なのか、洋服型なのか我々にもまだ判然としていません。そこで、メガネメーカーや時計メーカーなどアパレル系企業の方で、新しいテクノロジにご興味をお持ちの方にお声がけして、積極的に協業を始めています。我々は時計などの最終製品を作っているわけではないので、その専業の方と組むことで、本当に需要を喚起できるような製品企画に取り組もうとしています。

 また、RealSenseも今特に注力しているテクノロジです。RealSenseは3D撮影ができるので、写真を撮った後に焦点を変更したり、3Dスキャンしてそのまま3Dプリンタにデータを渡したり、幅広い可能性があるので、ここでもソフトウェア開発者さんなどとこれまでにない協業が生まれると思っています。

 もちろん、PCやサーバーなどこれまでのお客様とも引き続き、協業を推し進めます。

--1月のCESでBroadwell-Uこと第5世代Coreプロセッサが正式に発表、出荷されました。製品の性能などは、PC Watchですでに紹介していますが、改めてこの製品の持つ能力について紹介してください。

【江田】これは14nmの最初の製品ですが、特に目新しい用途を提供するというより、定評のあるHaswellより、さらに性能と電力効率をひたむきに改善した製品です。

--Broadwell-Uは当初の予定より、遅れての投入となりました。やはり14nmは軌道に乗せるのが難しかったのでしょうか。

【江田】新プロセスというのは、いつも難しいものです。実はゴードン・ムーアがムーアの法則を提唱して今年で50周年になるのですが、これは科学の法則ではないので、時間が経てば自動的に性能が上がるというのではなく、手を変え、品を変え、さまざまな工夫と技術を盛り込んで、なんとか次の世代へ進めているのです。Broadwell-Uは、遅れましたが、これは3Dトライゲートとして2世代目のものですが、トライゲートを商業ベースで実現しているのはIntelだけです。他社の3年先を行っていると自負しておりますし、それがIntelの宿命だと思っています。これからも企業の方針として、ムーアの法則を突き進めていきます。

--Atomの方に話を転じますと、この1年間の市場を振り返ると、特にCOMPUTEXが象徴的だったのですが、台湾や中国メーカー各社がこぞって8型級のタブレットを扱い始めた中、2013年と2014年を比較すると、それまでARM系だったCPUが一気にAtomに置き換えられ、勢力図が一転しました。そうなった背景はどのようにお考えですか。

【江田】ちょうど1年前、Intelは2014年の目標として全世界で4,000万台のIAタブレットを出荷したいということを宣言しました。なぜかというと、我々はコンピューティングの企業であり、先ほども話しましたとおり、コンピュータの形はどんどん変わっていく中、その足場を固める意味で、今注目を集めている2-in-1とタブレットに注力することにしたのです。

 そのタブレットに適した製品として2013年に投入したBay Trailを積極的に訴求しました。また、膨大なリソースを割いて、IAへのAndroid最適化にも取り組みました。その結果、メーカー様での採用も増えましたが、同時に我々はBay Trail搭載タブレットの魅力を伝えるべく、メーカー様のマーケティング支援も重点的に行ないました。つまり、作る担当者と売る担当者が迅速に強調していったわけです。

 おかげさまで、4,600万台の出荷実績を作ることができ、一般的タブレットにおけるプロセッサシェアは1位になりました。なお、この台数にはこれには、フォームファクタとしては2-in-1、CPUとしてはCoreプロセッサも含まれます。

 2015年については、この地位を維持することを目標にしています。また、収益もこれからは重視していきます。

--2015年の出荷についても数値目標は設定されているのでしょうか。

【江田】2014年はタブレット、2-in-1に注力するという姿勢を顕示するためにも、数値を出しましたが、2015年は具体的な数値は出す予定はありません。

 ちなみに、COMPUTEXでご覧になったような安価なタブレットは各地で売れましたが、特に先進国ではそれに物足りなさを感じて、次に買うなら2-in-1だ、というニーズも出てきています。廉価な製品向けから、高性能なものまで、引き続き多様な製品ラインナップを提供していきたいと考えています。

デバイスに留まらないIntelのIoT戦略

--続いて、IoTに関してお伺いします。一口にIoTといっても、製品の幅は非常に広く、求められるSoCも千差万別です。この市場でIntelはどのようなポジションを目指すのでしょう。例えばCoreなどのように、このジャンルでも性能を追求していくのか、それとも開発エコシステムの強さを訴求するのか、あるいは全方位的に攻めていくのでしょうか。

【江田】IoTの解釈はいろいろありますが、我々の考えるIoTとは、ありとあらゆるものがインターネットに繋がるとともに、データが集積され、そのビッグデータを解析したり、リアルタイム分析したりすることで、効率を向上させるだけでなく、新しいサービスに繋がるアイディアをもたらしたりということであり、全てが繋がって、分析された結果にこそ価値があると考えています。この市場では、1つ1つのデバイスの性能よりも、デバイスが受け取ったデータを集約するための最適なプラットフォームが構築されているのかが重要なのです。

 我々は組み込みを30年間やってきていますが、なぜ今IoTかというと、プロセスルールが十分に洗練され、安価なセンサーが登場してきたことで、先に述べたようなビジョンが一気に現実味を帯びてきたからです。IoTは、インターネットが登場した時と同等の市場の変化をもたらすでしょう。

 Intelとしては、時計型ウェアラブルのようなエッジデバイス、M2M、車載などにはAtom、その下にはQuark、そして先日のCESではボタンサイズにまで小型化したCurieなどのラインナップを揃えています。それらが何らかのデバイス似最適であればもちろんご利用いただきたいわけですが、全てのニーズを満たせるとは考えていません。

 一方で、デバイスが取得した全てのデータをデータセンターに送ると収拾が付かないのでフィルタリングを行なったり、あるいはネットに繋がっていないものを繋げるようなゲートウェイソリューションも我々は提供しています。

 そしてデータセンターでは、我々のCPUは強みを持っていますし、ソフトウェアスタック、McAfeeなどのセキュリティ技術、ビッグデータの分析技術も取り揃えています。

 こういった素材を持つ我々が、包括的にご提供するのが、2014年12月に発表した「Intel IoTプラットフォーム」と呼ばれるものです。IoTのデータの流れを支えるのがこのプラットフォームの役割です。もちろん、さまざまなカスタマイズが求められるので、その点においてはパートナーさんにご協力いただき、基盤の部分では、上流から下流まで同じアーキテクチャで統一され、導入が容易なプラットフォームとして訴求するのが、我々のIoT戦略なのです。

Intelが取り組む「ダイバーシティ」とは?

--ここで製品から少し離れて、Intelが最近取り組んでいる「ダイバーシティ」についてお伺いします。今回のCESの基調講演でも取り上げられていましたが、またちょっとなじみが少ないであろうこの取り組みについてご説明いただけますか。

【江田】確かに、今アメリカのメディアで話題になりつつあるのですが、日本のメディアではまだあまりみかけない用語ですね。日本語にすると「職場の多様性」ということになります。

 Intelは技術の会社です。とは言え、技術でできることだけを追い求めていてもダメで、世界中のニーズを掘り起こし、それに合致するものを提供して、初めて価値が出ます。それこそがイノベーションなのです。

 ちょっと話がそれましたが、我々は技術の会社なので、やはり必然的に男性社員が多いですし、カリフォルニアの職場では、インド系の開発者の人が多かったりします。しかし、いろいろな背景を持った人がいないと、考え方が偏るのではという危機感を我々は常に持っています。未来を切り開こうとしている会社が、現実のニーズを捉えられていなかったら、それはとても危険なことです。これは、我々だけでなく、シリコンバレーの各社、ひいてはIT業界全体が潜在的に抱えている問題なのかも知れません。

 Intelでは、かねてから女性や人種的少数派の数をどうやったら引き上げられるか考えてきましたが、なかなか自然発生的には増えていかないものです。そこで、企業の方針としてダイバーシティを掲げたのです。Intelでは、例えば世間一般で技術を持った有能な女性が何%いたら、社内の比率も2020年までにそこまで引き上げたいと考えています。また、単に少数派の雇用を増やすだけではなく、その人たちに対して、適切な昇進がなされるよう、サポートや教育を行なっていきます。

 もちろん言うは易しなのですが、我々は2014年のCESで、紛争地域で不当に採取された原料を製品に用いないという宣言を出しました。これもかなり大変なことでしたが、その後Appleさんも追随されました。ダイバーシティも同じように、我々の提言がきっかけで、業界各社がコミットしていってくれればと期待しています。

--ダイバーシティの考え方は大切なものだと思いますが、一方で、数値目標を定めると、それが至上命題になって、無理矢理少数派の比率を引き上げたら経営が傾いたなどという本末転倒な結果になる危惧もあります。Intelでは、どのように舵取りをして、業績を伸ばしつつ、ダイバーシティを展開していくのでしょうか?

【江田】そこは単純な話で、Intelは仕事のできない人は使いません(笑)。努力目標として、ダイバーシティの数値目標も立てますが、Intelはものすごい成果主義なので、能力のないひとは昇進できないのです。

 私も、数値目標だけが一人歩きすることには懸念を感じており、そうなると、例え能力があっても、「女性だから目標達成のために昇進させられた」と揶揄されるような可能性もあります。

 Intelが目指すのは、自分と似た属性の人を雇う方が仕事が進めやすいというバイアスがかからないようにしたり、技術を持った人が社内で適切なトレーニングを受けられるようにするといった環境面での支援なのです。

江田社長の采配について

--ここからは、日本法人の取り組みおよび江田さんの経営についてお伺いします。まず、先ほどのダイバーシティについて、日本独自の取り組みというのはあるのでしょうか。

【江田】Intelには、世界各地に女性社員をサポートする集まりがあり、アジアではWomen at Intel Networkというものがあります。ここでは、女性のための職場環境作りや、メンター制度、スポンサー制度などを紹介しています。ただし、これは日本独自ではなく、グローバルのプログラムです。というのも、これからは日本以外でも仕事をする人が増えていくでしょうし、日本の事業を世界に展開していく上でも、グローバルな取り組みに倣った方が良いと思うからです。

--2014年5月に大河原さんが江田さんにインタビューされた際、江田さんの日本法人社長としてのゴールが、「日本から世界への発信」であるとおっしゃってました。それに対する進捗状況を窺えますか。

【江田】このゴールに対して、果たして終わりが存在するのかは分かりません。常に、そこへ目を向け、取り組んでいます。日本も大きな市場ですが、日本だけを相手にしていても限界があります。そのために、世界で勝負できる製品やソリューション作りのお手伝いをしたい、それが「日本から世界への発信」ということです。

 進捗の具体例としては、2014年3月に筑波にインテル・コラボレーションセンターを設立しました。ここは、インテルとパートナー各社の最先端技術のショーケースとなっており、そこへアジアの企業の方をお招きし、一緒に新しいアイディアを考えたりといったことを始めました。

 それ以外では、三菱電機さんとの協業で、ファクトリーオートメーションの現場で、いかに早く機械の故障を予知するかという取り組みを行なっていますが、これはIntelのマレーシア工場で実証実験を行ないました。そうすることで、海外の企業にこの取り組みを紹介しやすくなるだろうという算段もありました。

 このほか、逆のパターンとなりますが、先日KDDIさんが採用されたASUSの「MeMO Pad 8」に関しては、ASUS台湾本社に働きかけ、日本への展開がスムーズに行くようサポートを行ないました。

 と言っても、ゴールに辿り着いたというようなものではなく、まだまだ私の責務は始まったばかりだと考えています。

--また、「迅速な経営」というのも1つの指針として打ち立てられていましたが、その達成はどうだたのでしょうか?

【江田】あのときお話ししたのは、情報が回りやすい、オープンな環境を作りたいと言うことでした。これも具体的には結果を示しにくく、周りの社員に聞いていただくしかないのですが(笑)。

【インテル広報担当者】個人的に、とても話しやすい環境になっていると思いますよ(笑)。情報の伝達も速くなりました。

【江田】それはなによりです(笑)。私としては社員に対して、遠慮をなくして欲しいと思っていますし、社員にもとにかく情報を回してくださいとお願いしていますので。

--話しやすい環境作りというのは、社外とのコミュニケーションにも通じるところがあると思いますが、対外的に、江田さんが社長になられたことで、PCメーカーなどパートナーとの関係に何か変化はありましたか。

【江田】以前は、マーケティング担当でしたので、その頃からのお付き合いの方もいらっしゃいますが、社長就任後にお目にかかった人からも、多くの応援を頂きました。ビジネスですので、難しい局面もありますが、しっかりと相談しながら前へ進んでいけるという手応えを感じつつはあります。我々の事業の幅が広がるにつれ、他の企業との協業の数も増えていますし、以前より多面的なお付き合いができてきていると感じています。

--具体的な数字は公開されていないと思いますが、インテル日本法人の2014年の業績は、2013年と比べてどうだったのでしょう。

【江田】Intelは国別では業績を開示していないのですが、日本の業績は概ね他の先進国のそれと似た推移でした。ビジネス系ではXPのサポート終了による需要もありましたし、タブレットで存在感を作れたのも各国で似ています。データセンターも好調でしたし、IoT部門も伸びています。IoTは、新しいビジネスモデルを創出するわけですが、その点で新興国より伸びやすかったのでしょう。

--日本特有の状況などは何かありますか。

【江田】日本の有数の電機メーカーは総合メーカーでもあり、多岐にわたって深い知見をお持ちです。幅の広いIoTを展開するにあたり、日本の電機メーカーさんは最適なパートナーだと思っています。

--月並みな質問で恐縮ですが、この1年間の江田さんの経営の自己採点は100点満点で何点になりますか。

【江田】これも数字は出せないですね(笑)。

--感触はいかがですか(笑)?

【江田】とりあえず、全てが完璧だったとは言えませんし、まだまだ発展途上です。今は、ダイバーシティのように、いろいろな人の意見を尊重し、新しい風を吹かせるべく、会社作りを行なっているところです。私がやりたいと考えていることは、しっかり伝わったと思いますが、まだ自己採点する段階ではないです。

--それでは最後に2015年に向けた江田さんの目標やキーワードなどあれば教えてください。

【江田】今年はムーアの法則50周年になります。特に記念の式典などを行なったりする予定はないです。ただ、50年前を振り返ると、コンピュータに声で話しかけたりなど、今コンピューティングやIoTがやろうとしていることは、当時SFの世界で描かれていたようなことなんです。これって50周年という節目を迎え、来るべくして来たんだと感じています。

--しかし、50年実現してきたムーアの法則は、今後ますます難しくなる一方です。

【江田】そうですね、14nmの次には10nmで、その後の展開についてもIDFなどではお話ししていますが、粛々とやっていきます。

 個人的には2015年は、固定観念にとらわれることなく、やっていきたいです。技術によってできることはどんどん増えています。ので、PCはこういうものだ、ウェアラブルは時計でなくては、といった型にはめることなく、邁進していきたいです。

--ありがとうございました。

(若杉 紀彦)