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【2023年冬版】Androidタブレットおすすめ5選。1万円~10万円台まで

 Androidタブレットの選択肢が増えている。Samsung、レノボ、Xiaomiなどの大手メーカーが日本市場に積極的に新製品をリリースしており、エントリーからハイエンドまで多くのモデルから選ぶことが可能だ。

 どのモデルを購入するか検討するにあたって重視すべきポイントは、基本的にはスマホと変わらない。プロセッサ(SoC)の処理能力、メモリ容量、ストレージ容量、画面サイズと画質、カメラ画質、バッテリ容量などが主なチェックポイントだ。

 ただし、Androidタブレットを2in1 PC的に利用したいのであれば、キーボードカバーが純正で用意されているかどうかを重視することをおすすめする。もちろんサードパーティ製のBluetoothキーボードも利用可能だが、使い勝手ではやはり純正が一番だ。

 今回の「Android搭載タブレットおすすめ5選【2023年下期】」では、できるだけ価格帯がばらけるように5製品を選出し、価格順に紹介している。年末年始に快適にブラウジング、ゲームプレイ、コンテンツ鑑賞したい方の参考になれば幸いだ。

12.4型OLED搭載、SoCも現行最速
Galaxy Tab S9+

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実売価格:16万円前後●ディスプレイ:12.4型有機EL(2,800×1,752ドット)●スペック:Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxy、12GBメモリ、256GBストレージ、Android 13●インターフェイス:USB 3.0 Type-C、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3、microSDカードスロット(最大1TB)、金属接点端子など●カメラ:前面1,200万画素、背面1,300万画素広角+800万画素超広角●バッテリ容量:10,090mAh●サイズ:285.4×185.4×5.7mm●重量:581g●その他:ペン対応、防水防塵IP68

 最新3Dゲームなどをプレイするために、処理性能、ディスプレイ画質と描画スピードにいっさい妥協せずにAndroidタブレットを探しているのなら「Galaxy Tab S9+」がイチオシ。SoCは現行Androidタブレット最速の「Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxy」を採用し、ディスプレイは12.4型の有機ELを搭載。最大リフレッシュレートは120Hzなので、3Dゲームで最大フレームレートに設定可能だ。

 上位モデルとして14.6型の「Galaxy Tab S9 Ultra」もラインナップされているが、Samsungストアでの直販価格が20万9,799円と、グッと上がってしまう。両者の携帯性も考慮して、どちらを購入するか検討してほしい。

Snapdragon 870と144Hz液晶を搭載した11型モデル
Xiaomi Pad 6

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実売価格:5万円前後●ディスプレイ:11型液晶(2,880×1,800ドット)●スペック:Snapdragon 870、6GB/8GBメモリ、128GBストレージ、Android 13●インターフェイス:USB 3.0 Type-C、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、金属接点端子など●カメラ:前面800万画素、背面1,300万画素●バッテリ容量:8,840mAh●サイズ:253.95×165.18×6.51mm●重量:490g●その他:ペン対応

 処理性能の高いAndroidタブレットをできるだけ安価に購入したいという方におすすめなのが「Xiaomi Pad 6」。搭載されているSoCは「Snapdragon 870」と古い世代だが、それでも2021年のハイエンドSoCだけに、最新Androidアプリを快適に動作させられる。

 メモリ容量は6GBまたは8GBとちょっと少なめだが、アプリをこまめに終了させれば十分やりくり可能だ。また、「Xiaomi Pad 6 キーボード」を1万3,800円、「Xiaomi スマートペン (第2世代)」を1万4,800円で用意。比較的安価にフルセットを揃えられるのも魅力だ。

12.7型大画面ディスプレイを搭載して5万円前後
Lenovo Tab P12

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実売価格:5万円前後●ディスプレイ:12.7型液晶(2,944×1,840ドット)●スペック:MediaTek Dimensity 7050、8GBメモリ、128GBストレージ、Android 13●インターフェイス:USB 2.0 Type-C、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1、金属接点端子など●カメラ:前面1,300万画素、背面800万画素●バッテリ容量:10,200mAh●サイズ:293.4×190.8×6.9mm●重量:615g●その他:ペン対応

 「Lenovo Tab P12」の最大の魅力は12.7型という大画面ディスプレイを搭載しつつ、5万円切りの価格を実現していること。SoCは「MediaTek Dimensity 7050」を搭載しており、処理性能は決して高くはないが、ブラウジングや映像コンテンツの鑑賞などがメインの用途であればパフォーマンスに不満を感じることはない。

 残念なのは専用キーボードが記事執筆時点でレノボの公式サイトから購入できないこと。2in1 PCとして使いたいのであれば、AmazonやAliExpressなどから入手する必要がある。

Samsungのエントリー11型タブレット、Sペンは非対応
Galaxy Tab A9+

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実売価格:3万6,000円前後●ディスプレイ:11型液晶(1,920×1,200ドット)●スペック:Snapdragon 695、4GBメモリ、64GBストレージ、Android 13●インターフェイス:USB 2.0 Type-C、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1、microSDカードスロット(最大1TB)、3.5mmイヤフォン端子、金属接点端子など●カメラ:前面500万画素、背面800万画素●バッテリ容量:7,040mAh●サイズ:257.1×168.7×6.9mm●重量:480g●その他:-

 本製品はGalaxy Tabの最廉価エントリーモデル。ミドルレンジかつ型落ちの「Snapdragon 695」を搭載しているぶん、直販で3万6千円切りの手頃な価格を実現している。Sペンには対応しておらず、純正キーボードも用意されていないが、静電容量式タッチペンや、Bluetooth接続のキーボードを利用可能。

 ストレージが64GBなのであまりアプリを多くインストールできないが、撮影した写真、動画をmicroSDメモリーカードに移動すれば本体ストレージを空けられる。Samsung製端末ということでソフトウェアアップデートが長期間提供されることを期待できる。安心感の高いエントリーAndroidタブレットだ。

コンパクトな8型タブレット、価格もお手頃価格
aiwa tab AB8

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実売価格:1万8,000円前後●ディスプレイ:8型液晶(1,280×800ドット)●スペック:Mediatek MT8183、4GBメモリ、64GBストレージ、Android 12●インターフェイス:USB Type-C、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0、3.5mmイヤフォン端子、microSDカードスロットなど●カメラ:前面500万画素、背面800万画素●バッテリ容量:4,400mAh●サイズ:208×124×9mm●重量:330g●その他:-

 今回唯一の8型Androidタブレット。片手で握り込めるサイズ感は電子書籍用途にピッタリだ。SoCは「Mediatek MT8183」、メモリは4GBということで3Dゲーム用途にはさすがに厳しい。しかし、2D系のカジュアルゲームならプレイ可能なパフォーマンスは備えている。

 そして今回の中でもっとも小さい8型ディスプレイも、スマホに比べれば圧倒的に画面が大きく見やすい。処理性能的に万人にすすめられる端末ではないが、分かっている方が選ぶサブの情報端末としては非常にコスパの高い1台だ。