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【最新版】1kg前後のおすすめ軽量モバイルノート9選
2023年7月14日 06:43
モバイルノートを選びでは、CPUの種類やメモリ容量、軽快に持ち運べぶ軽さと安心して持ち運べる堅牢性、長時間のバッテリ駆動といったあたりを確認したい。
CPUは、用途によって必要となる性能が大きく変わるため、自分の想定する用途を快適にこなせる性能を持つかどうか、という点が基準となる。加えて、最新世代のCPUを選択しておくのが賢明だ。
具体的には、第13世代CoreまたはRyzen 7000シリーズがそれに相当する。そのうえで、コストパフォーマンスを重視するならCore i5やRyzen 5シリーズ、高性能を求めるならCore i7またはRyzen 7シリーズを搭載する製品を選択したい。
メモリ搭載容量は、8GBはもはや必要最低限で、快適に作業をしたいなら可能な限り16GB以上の搭載したい。
ほかには、重量が1kg以下、米国国防総省調達基準「MIL-STD-810H」準拠の堅牢性、最低でも10時間以上の駆動時間、といったところが基準と考えていいだろう。
繰り返すが、求められる仕様は使う人の用途によって大きく変わってくる。しかし、今回は上記の仕様をなるべく満たす最新モバイルノートをピックアップしてみた。製品選びの参考にしてもらいたい。
(1) ASUS「Zenbook S 13 OLED UX5304VA-NQI5W」
(2) Dynabook「dynabook R8/W P1R8WPBL」
(3) LG「gram 14 14ZB90R-MA78J1」
(4) VAIO「VAIO SX12 VJS12690112B」
(5) 日本HP「Pavilion Aero 13-be 13-be2010AU」
(6) パナソニック「レッツノート SR CF-SR4BFPCR」
(7) 富士通(FCCL)「LIFEBOOK UH-X/H1 FMVUXH1B」
(8) マウスコンピューター「DAIV Z4-I7I01SR-A」
(9) レノボ「ThinkPad X1 Nano Gen3」
有機ELディスプレイの圧倒的な表示品質と超薄型ボディが魅力
ASUS「Zenbook S 13 OLED UX5304VA-NQI5W」
ディスプレイにバックライトが不要な有機ELを採用することで、最薄部10.2mm、最厚部でも12.3mmと圧倒的な薄さを実現。もちろん、DCI-P3カバー率100%、Pantone認証取得と有機EL特有の鮮やかかつ豊かな発色により、プロのクリエイターも納得の表示品質を備えている。しかも、表示解像度は2,880×1,800ドットと13.3型としてはかなり高精細で、クリエイティブ用途にも問題なく対応できる。
また非常に薄型のボディを実現しつつ、ミリタリーグレードの堅牢性試験をクリアする堅牢性も確保。重量は約1kgと軽さも必要十分で、優れた携帯性を兼ね備えている点も大きな魅力。
取り上げたモデルではCPUにCore i5-1335Uを採用し、メモリも16GB搭載と必要十分なスペックだが、直販価格は16万円を下回っており、コストパフォーマンスは悪くない。より高い性能を求めるならCore i7-1355U搭載の上位モデルもおすすめだ。
質実剛健、全てにおいてバランスの取れた仕様が魅力
Dynabook「dynabook R8/W P1R8WPBL」
性能、軽さ、扱いやすさと非常にバランスの取れた製品。ディスプレイは14型WUXGA(1,920×1,200ドット)液晶を採用することで、フルHDよりも情報量が多く快適な作業環境を実現。
そのうえで、CPUにCore i7-1360P、メモリも標準で16GB搭載しており、パフォーマンスも申し分ない。Office系アプリはもちろん、動画編集などの高負荷な作業もかなり快適にこなせる。
マグネシウム合金製ボディは軽さと堅牢性を両立。重量は940gと軽量ながら、MIL-STD-810H準拠の堅牢性試験10種類をクリアする優れた堅牢性も備えている。ボディが15.9mmと薄く、収納性にも優れ、軽快に持ち歩ける。
AIノイズキャンセリングやAIカメラエフェクターなど、ハイブリッドワークで便利に活用できる機能も搭載しており、幅広いビジネスシーンで活躍できる製品だ。
圧倒的なバッテリ駆動時間で外出作業もACアダプタ不要で乗り切れる
LG「gram 14 14ZB90R-MA78J1」
14型WUXGA(1,920×1,200ドット)液晶搭載で重量が約999gと1kg切りを実現しつつ、最大37時間と圧倒的な長時間駆動が可能な点が最大の特徴。公称の駆動時間は実利用と大きくかけ離れているとは言え、標準的な実利用でも15時間は余裕で利用できるため、長時間の外出でバッテリ残量を気にしなくて済む点は大きな魅力。
MIL-STD-810H準拠の堅牢性試験をクリアする優れた堅牢性も実現。4辺狭額縁仕様により14型モデルながらサイズも非常にコンパクトなので、安心かつ軽快に持ち運んで利用可能だ。
また、ディスプレイはDCI-P3カバー率99%の広色域表示に対応。映像コンテンツなど本来の色味をそのまま表示できる。Core i7-1360Pにメモリを16GB、内蔵ストレージは大容量の1TB SSD搭載と性能面もトップクラスなので、映像編集などのクリエイティブ作業にも十分に対応可能だ。
性能や携帯性が優れるのはもちろん、カスタマイズ性の高さも特徴
VAIO「VAIO SX12 VJS12690112B」
12.5型液晶搭載のコンパクトなモバイルノート。取り上げたモデルの重量は929gだが、最軽量仕様では899gと900g切りを実現しており、軽々携帯できる。堅牢性も申し分なく、MIL-STD-810H準拠の堅牢性試験を始めとしたさまざまな品質試験をクリアしているため、毎日の持ち歩きも安心だ。
この軽量コンパクトボディながらCore i5-1340Pにメモリを16GB搭載と、性能面にも優れている。そのうえで、VAIO独自技術「VAIO TruePerformance」により、CPUの持つ高い処理能力を持続的に発揮させることで、より高い性能を引き出せる点も大きな魅力。
Core i7-1360Pなど、より高性能なCPUを搭載するモデルもあるため、トップクラスの性能を求める人にも余裕で対応できる。
直販モデルでは、CPUやメモリ容量のカスタマイズはもちろん、5G対応WWANも搭載可能で、自分の求める仕様を柔軟に実現可能だ。
圧倒的なコストパフォーマンスで、ビジネスマンだけでなく学生にも最適
日本HP「Pavilion Aero 13-be 13-be2010AU」
CPUにRyzen 7000シリーズを採用することで、優れたコストパフォーマンスを実現。今回取り上げたモデルはRyzen 7 7735U採用で、Core i7に十分匹敵する処理能力を発揮。またRyzenシリーズの特徴でもある高性能なグラフィックス機能により、ゲームも快適にプレイできる。
もちろん、モバイルノートとしての仕様も充実。13.3型モデルのためサイズは十分にコンパクトで、重量も957gと十分に軽い。堅牢性も300kgの天面耐圧試験をクリアするなど申し分なく、軽快かつ安心して持ち運べる。駆動時間は約12時間と、こちらも必要十分だ。
標準価格は18万円弱だが、キャンペーン適用時には10万円を切る価格で購入できる場合もあるため、価格面でも非常に魅力がある。もちろん、ビジネス用途にも対応可能だが、価格面から学生が利用するPCとしてもおすすめだ。
使えば使うほどその実力を実感できる超定番ビジネスモバイルPC
パナソニック「レッツノート SR CF-SR4BFPCR」
おなじみレッツノートシリーズの中で、12.4型フルHD+液晶搭載の中核モデル。最新モデルでは、CPUはCore i7-1260Pを採用し性能を強化。CPUの性能を最大限引き出す独自技術「Maxperformer」も引き続き搭載している。メモリも16GB搭載と十分で、高性能モバイルノートとして性能面の不安はまったくない。
重量は969gとしっかりと1kg切りを実現。着脱式バッテリ採用で、複数のバッテリを用意することで簡単に駆動時間を延長できる点も、ほかにはない大きな特徴。それでいて、シリーズで一貫した優れた堅牢性も備えており、毎日のように外出するビジネスマンも安心して持ち出せる。
AIセンサーで背後からの覗き込みを検知すると即座に画面をロックするセキュリティ機能や、テレワークを快適にこなせるカメラ映像の補正機能やAIノイズ除去機能に加えて、よそ見の検出で電力消費を抑える新たな省電力機能を新たに搭載。電気料金が高騰する中、優れた省電力性を実現する点も大きな特徴だ。
ディスプレイが14型に大型化されても世界最軽量を堅持
富士通(FCCL)「LIFEBOOK UH-X/H1 FMVUXH1B」
700g切りの圧倒的な軽さを実現する、世界最軽量モバイルノート最新モデル。新たにアスペクト比16:10の14型液晶を採用することで、表示できる情報量が増え、使い勝手が高められている。
ディスプレイの大型化に伴い、従来モデルからわずかに重量増となったが、それでも689gと700g切りを堅持。そして、従来モデルと同様に、約76cmからの落下試験や約35kgfの一点加圧試験、約200kgfの全面加圧試験、振動試験などの堅牢性試験をクリアする堅牢性を備えているので、携帯性も不安がない。
CPUは必要十分な性能を備えるCore i7-1355Uで、メモリも16GBと余裕がある。また、従来モデル同様、USB Type-CだけでなくHDMIやGigabit Ethernet、microSDカードスロットなど、豊富なポートを備える点も非常に便利だ。
なお、直販モデルではCore i7 Pシリーズや、より長時間駆動が可能な大容量バッテリも搭載可能なので、性能や駆動時間を高めたいならそちらもおすすめだ。
クリエイターも納得のスペックを、薄型軽量ボディに凝縮
マウスコンピューター「DAIV Z4-I7I01SR-A」
クリエイター向けとして位置付けられるモバイルノート。CPUにCore i7-1360P、メモリは標準16GB(最大32GB)、高速なPCIe 4.0 SSD 500GB、14型WUXGA広色域液晶と、クリエイターが求める仕様を満たしつつ、975gと1kgを切る軽さを実現。
モバイルノートに求められる携帯性も申し分なく、4辺狭額縁仕様によるコンパクトかつ薄型のボディは、マグネシウム合金採用で優れた堅牢性も確保。駆動時間は約11時間と必要十分で、いつでもどこでもクリエイティブな作業が行なえる。
また、豊富な外部ポートを備えるだけでなく、モバイルノートでは搭載例の少ないSDカードスロットを備える点も大きな特徴。デジタルカメラで撮影したデータも簡単に転送できるため、この点もクリエイターにとって魅力となるはずだ。
そして、この仕様ながら20万円を切る価格もうれしく、コストパフォーマンスに優れるクリエイター向けモバイルノートとしておすすめだ。
超薄型で携帯性に優れ、キーボードの扱いやすさも魅力
レノボ「ThinkPad X1 Nano Gen3」
ThinkPadシリーズ初の1kg切りモデル「ThinkPad X1 Nano」の第3世代モデル。従来同様に1kgを切りながら優れた堅牢性を備える超薄型ボディは非常に携帯性に優れ、薄型ブリーフケースなどにも余裕で収納し軽快に持ち歩ける。
CPUは第13世代Core i5-1340P搭載で、ハイブリッドワークで必要とされる優れた性能もしっかり発揮できる。より高い性能が必要な場合でも、上位のCore i7を選択することで対応可能だ。メモリは標準で16GBとこちらも十分だろう。
ディスプレイは13型ながらフルHD超の2K(2,160×1,350ドット)液晶と、情報閲覧性に優れる。タッチ対応液晶を選択できる点も、幅広い用途に対応できるという意味でうれしい部分だ。
生体認証機能は、顔認証と指紋認証に両対応。また、従来モデル同様にレーダー方式の人感センサーも搭載可能で、より高いレベルでのセキュリティ性を実現できる。