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【最新版】10万円切りおすすめノート5選。最新世代CPU/メモリ16GB/ SSD 500GBクラスで厳選
2023年9月26日 06:10
10万円切りのノートPCというと、どういった製品を思い浮かべるだろうか。ここ数年の物価上昇もあって、スペックがやや劣っていたり、旧世代CPUを搭載する型落ちモデルなどを思い浮かべる人も少なくないだろう。また、そういう括りなら中古品もターゲットにしたほうがいいのでは、と考える人もいるはずだ。
とは言え、せっかくPCを購入するのであれば当然新品がいいし、スペック面もなるべく充実しているに越したことはない。
そこで、価格が10万円を切りつつ、最新世代のCPUにメモリは16GB以上、内蔵ストレージは500GB以上を搭載、というやや厳しめの条件を設定して選別してみたところ、思っていた以上に多くの製品が見つかった。
今回は、その中から特に厳選した5製品を紹介する。いずれもメインPCとして利用できる十分なスペックを備えているのはもちろん、比較的軽量でモバイル用途にも対応できるものや、ディスプレイに有機ELパネルを搭載するものなど、特徴的な製品も紹介しているので、ぜひ購入の参考にしてもらいたい。
なお、掲載している価格は9月下旬時点のものとなる。価格は日々変動するため、ここに掲載した価格で必ず購入できるわけではない、という点はご了承いただきたい。
7万円台で買える有機EL搭載ノート
ASUS「Vivobook Go 15 OLED E1504FA(E1504FA-L1368W)」
Vivobook Go 15 OLED E1504FAの最大の特徴となるのが、その製品名にもあるように、ディスプレイに有機ELディスプレイを採用している点だ。DCI-P3カバー率100%の広色域表示対応で、非常に鮮やかな映像を表示できる。これまで、有機ELディスプレイを搭載するノートPCはハイエンドモデルが中心だったが、ついに10万円を切る価格にも有機ELディスプレイが採用されるようになったのは、大きな驚きだ。
CPUはAMD最新世代CPUのRyzen 5 7520Uを採用し、メモリ16GB、内蔵ストレージに容量512GBのSSDを搭載と、基本スペックも申し分ないものとなっている。拡張ポートは、USB 3.0 Type-C、USB 3.0、USB 2.0、HDMI、音声入出力と必要十分。このほか、無線LANはWi-Fi 6E準拠、フルHD WebカメラとAIノイズキャンセリングなども搭載し、テレワークにも余裕で対応可能だ。
また、落下や水没、自損破損など理由不問で修理が受けられるASUS独自の保証サービス「ASUSのあんしん保証」も用意されており、安心して利用できる点もうれしい。
約1.3kgとこのクラスでは軽量でソツのないスペック
サードウェーブ「THIRDWAVE F-14RP5」
THIRDWAVE F-14RP5は、重量が約1.31kgと本格的なモバイル用途にも対応できる14型ノートPCだ。デザインは比較的シンプルで、ビジネスモバイルPCらしい雰囲気のため、オフィスでの利用でもまったく違和感がない。
CPUは第13世代CoreプロセッサのCore i5-1335Uを採用し、メモリは16GB、内蔵ストレージは容量512GBのSSDをそれぞれ搭載。これならテレワークでWeb会議を行ないながら、ExcelやWordなどのビジネスアプリを同時利用する場合でも快適に動作するだろう。性能的に写真や映像の編集といった用途にも対応できる。
ディスプレイはフルHD表示対応の14型液晶を搭載。モバイルノートとしては比較的大型ディスプレイのため、文字の視認性に優れ、映像コンテンツを視聴する場合でも十分な迫力で楽しめる。
このほか、Wi-Fi 6E準拠の無線LAN搭載、モバイルノートとしてはかなり豊富な拡張ポートの用意など、基本スペック以外もかなり充実している。
モバイルノートとして性能と価格のバランスに優れ、ビジネスマンの利用はもちろんのこと、学生が利用するPCとしても魅力のある製品だ。
16型の大型画面と16:10の縦長表示で見やすい
デル「Inspiron 16」
デルのメインストリーム向けノートPCであるInspiron 16。今回取り上げるモデルでは、CPUにAMD最新世代のRyzen 5 7530Uを採用し、メモリ16GB、内蔵ストレージに容量512GBのSSDを搭載しつつ、9万4,000円と10万円切りを実現している(掲載時点では7万9,893円に割引中)。
大きな特徴となるのが、アスペクト比16:10、1,920×1,200ドット表示対応の16型液晶を搭載している点。一般的なフルHDディスプレイよりも縦の情報をより多く表示できるため、Webサイト閲覧時はもちろん、ExcelやWordなどで作業を行なう場合でも、作業の効率性を大きく高められる。同時に、ディスプレイサイズが大きく文字の視認性に優れる点も見逃せない部分だ。
また、キーボード左右にDolby Atmos対応の高音質スピーカーを搭載。ノートPCとしては比較的迫力のあるサウンドで音楽や映像コンテンツ楽しめる。
このほかの仕様も、Wi-Fi 6E準拠無線LAN、プライバシーシャッター付フルHD Webカメラ、指紋認証センサー、AIノイズキャンセリングなど、申し分ない内容。拡張性も、USB 3.1 Type-C、USB 3.0×2、HDMI、SDカードスロット、音声入出力と必要十分。メインPCとして幅広い用途に活躍してくれるはずだ。
14型で16:10に対応。Thunderbolt 4も装備
デル「Inspiron 14」
Inspiron 14は、重量が約1.53kgと、メインPCとしてだけでなく持ち運んでの利用にも十分対応可能なモデル。今回取り上げたモデルでは、第13世代CoreプロセッサのCore i5-1335Uを採用するとともに、メモリ16GB、内蔵ストレージに容量512GBのSSDを搭載したうえで、価格は7万7,799円となっている。
ディスプレイには、標準でアスペクト比16:10、1,920×1,200ドット表示対応の14型液晶を採用。一般的なフルHDディスプレイよりも縦の解像度が高められているため、より多くの情報を一度に表示可能。近年では、モバイルノートでも縦長ディスプレイの搭載が一般的となりつつあるが、それと同等のディスプレイを搭載している点は大きな魅力となる。
ボディカラーはプラチナシルバーまたはダークリバーブルーの2色を用意。非常にスタイリッシュなボディデザインと合わせて、価格以上の価値が伝わってくる。
このほか、Dolby Atmos対応高音質スピーカーや、Wi-Fi 6E準拠無線LAN、プライバシーシャッター付フルHD Webカメラ、指紋認証センサー、AIノイズキャンセリングなども搭載。拡張ポートにはThunderbolt 4を備えるため拡張性も優れる。サイズや重量的にも、メインPCからモバイル用途まで柔軟に対応可能だ。
アルミボディでリッチな見た目
レノボ「ThinkBook 14 Gen 5 AMD」
ThinkBook 14 Gen 5 AMDは、Ryzen 5 7530Uを搭載する14型ノートPCだ。9月7日現在セール開催中ということもあり、メモリ16GB、内蔵ストレージに容量512GBのSSDを搭載しつつ、7万4,800円という非常に安価な価格となっている。
基本スペック以外の仕様も充実。フルHD表示対応の14型IPS液晶、Wi-Fi 6E準拠無線LAN、プライバシーシャッター付フルHD Webカメラ、指紋認証センサー、AIノイズキャンセリングなど、充実した仕様を実現。拡張ポートも、USB 3.1 Type-C×2、USB 3.0×2、HDMI、Gigabit Ethernet、SDカードスロット、音声入出力など豊富に用意し、拡張性にも優れる。
また、ヒートパイプと大型ファンを組み合わせたインテリジェント・クーリング機構を搭載することでCPUを効率良く冷却でき、高負荷時にも安定した性能を発揮する点もうれしい部分。
ボディにはアルミニウムを採用し、ミネラルグレーのデュアルトーンデザインのトップカバーなど、この価格帯の製品としてはスタイリッシュなボディとなっている。よくある低価格PCのような安っぽさが一切感じられない点も、大きな魅力だ。