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3分動画で分かる Microsoft Office の新機能

【第4回】ビジュアルを強化する PowerPoint の新機能

 このコーナーでは、Microsoft Office 2016 の各アプリケーションやサービスの新機能を紹介します。Office 2016 は、2015年9月に発売されましたが、以降、さまざまな機能追加や改善がなされています。Office Premium 搭載PCか Office 365 Solo を使っている人は、自動的にそれらが利用可能となります。

 第4回目は、PowerPoint の新機能をご紹介します。

※一部、Insider Preview利用者のみ先行利用可能なものも含まれます。また、Office 365は常時アップデートされているため、対応アプリや、内容について、更新されている場合があります。

操作方法は動画をご参照ください

1. スライドをシームレスに切り替える「変形」

 リボンの[画面切り替え]で[変形]を使うと、2枚のスライドがシームレスに切り替わり、プレゼンテーションに動きが加わって、コンセプトや情報をより効果的に伝えることができます。

 まず、元のスライドを作成し、複製します。複製したスライドで、画像やアイコン、写真などを配置し直したり、回転、拡大/縮小させ、[変形]を適用すると、滑らかなアニメーションが生成されます。

2. 最適なレイアウトを提示してくれる「デザイナー」

 大きめの画像をスライドに挿入すると、[デザイン アイデア]が起動し、好みのものを選ぶことで、レイアウトや視覚効果を最適化できます。 使うたびに、デザイナーがユーザーの好みを学習し、ユーザーに合わせたおすすめの候補が表示されます。

 なお、この機能の利用にはインターネット接続が必要です。

3. 動きのあるサマリーを作成する「ズーム」

 リボンの[挿入]→[ズーム]を使用することで、プレゼンテーション中に、特定のスライド、セクション、一部のプレゼンテーションの間をお好みの順番で切り替えることができます。

 スライドズームの場合、任意のスライド上に他のスライドをサムネール表示し、それらをズームしながらページ移動します。

4. デスクトップを録画する「画面録画」

 PowerPoint には、デスクトップ画面を録画する機能があります。リボンから[挿入]→[画面録画]を押すと、録画用のツールバーが表示されます。[領域の選択]を選び、録画を行ないたい範囲を指定し、[録画]ボタンを押すと画面の録画が始まります。Windows+Shift+Qを押すと、録画は停止され、スライドに貼り付けられます。

 録画されたスライドや、画面録画を使ってプレゼンテーションをより分かりやすいものにしたり、利用マニュアルのようなものを作成することもかのうです。


 変形、デザイナー、ズームの細かな操作方法については、できるネットの解説記事も併せてご覧ください。

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