アルジェリア、カンニング防止のために国内ネットを遮断

　英BBCは20日(現地時間)、アルジェリア民主人民共和国が同国内の高等学校の修了試験にあわせ、国内のインターネット接続を遮断していると報じた。接続の遮断は2016年に試験問題が流出し不正が横行したことをうけた対応策で、20日から25日の5日間、断続的に実施される。

　接続遮断の対象となるのは固定回線とモバイルの両方で、試験開始後から1時間ほど接続が不可能とされる。

　同国では以前よりISPに対し期間中のソーシャルメディアへの接続遮断などを要請していたものの、不十分であったとして「強硬手段」に踏み切ったとのこと。

　BBCによれば、試験会場には金属探知機やモバイル端末の通信を妨害するジャマーが設置されるなど、かなり厳しい対策を講じているようだ。