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NVIDIA、32GB HBM2メモリ搭載版の「Titan V CEO Edition」を限定生産
2018年6月22日 14:54
米NVIDIAは20日、米ソルトレークシティで開催された「Computer Vision and Pattern Recognition Conference (CDPR)」にて、20名の研究者に「Titan V CEO Edition」をプレゼントしたことを明らかにした。
Titan V CEO Editionでは、通常のTitan Vと異なり、32GBのHBM2メモリが搭載されているという(通常モデルは12GB)。コアはGV100のままと見られるが、Tensor演算性能は125TFLOPSと、通常版の110TFLOPSより高い数値をアピールしている。
Anandtech誌では、32GBメモリ搭載という点から、Tesla V100から採用された8スタック(8GB)の最新のHBM2メモリを搭載しており、Titan Vで4基搭載されているROP/メモリコントローラがすべて有効化されている(通常のTitan Vは3基のみ有効化)のではないかとの見解を示している。
この場合には、バス幅は4,096bitとなるため、帯域幅はTesla V100と同様に900GB/sに達する可能性が高い。
市販化の予定などは不明だが、通常版のTitan Vが米国価格2,999ドルであることを考えると、相応の価格になることは間違いないだろう。