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Samsung、Galaxy Note 7発火問題の詳細を月末に公表か

〜ロイターが報じる

 ロイターは15日付け(米国時間)で、Samsung Electronicsが2016年に発火問題を引き起こしたスマートフォン「Galaxy Note 7」についての詳細な報告を1月末に行なう予定だと報じた。発火問題についての調査は外部の調査機関を交え、ハードウェア/ソフトウェアの両面から検討することが同社により2016年10月に表明されていた。

 ロイターは情報源の取材からSamsungの調査は発火問題の原因がバッテリによるものだと結論づけられたとしており、中でもその調査の結果は四半期決算より前である1月23日に公開される可能性が高いと報じている。

 同誌によると、Samsungは2016年9月に250万台のリコールを発表したGalaxy Note 7について、当初サプライヤの1社から供給されたバッテリの製造工程に問題があったと報告していた。しかし、後に異なるサプライヤのバッテリを採用し、安全として発売されたGalaxy Note 7sでも同様の発火問題が起こることが判明し、同社の営業利益に2016年中の3四半期を通じて約6,000億円の打撃を与えていた。

 IDCアナリストのBryan Ma氏は同誌の取材に対し、筐体内に十分な空間を確保しなかったためこのような問題が生じたのではないかとの見解を示している。しかし、同誌の秘匿された情報源によると原因はハードウェアのデザインやソフトウェアのいずれでもないとしており、異なった見解が示されている。