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14台のトラックがコースを24時間回り続けて作った“実車時計”が壮観

 トラックなどを手がけるスウェーデンの企業Scaniaが、同社のトラック14台で24時間かけて円状のコースを周回する様子を撮影し、実車による時計映像を作成、公開した。

 時針用に5台、分針用に4台、秒針用に5台のトラックを整列させ、最外周に分のマーカーを設置することで、上空から見ると時計そのものに見える。秒針のトラックは60秒かけて、時針のトラックは12時間をかけてコースを1周する。そのため、秒針の最外周のトラックは時速約60kmを維持しながら24時間で1,440kmを走破するが、分針、時針の最内周のトラックは合計で100mしか移動しない。分針のトラックは1分ごとに進む。

 事前に訓練を受けた総勢90名のドライバー参加し、6時間ごとに運転を交代。そのため、交代時間は秒針の動きが止まるが、時針と分針は動きが低速であるため、終始正確に時刻を刻み続ける。アナログ時計は12時間で表現できるが、昼夜の変化を示すため24時間走行したようだ。

 動画はYouTubeに上げられているのだが、特設ページの「CLOCK VIEW」を押すと、視聴しているユーザーの現在時刻を表示してくれるという懲りようも見逃せない。

 Scaniaはこのプロジェクトで、同社製トラックの堅牢性、安定性、安全性などを訴求したい考えだ。

 余談だが、CGなしで実際のトラックで作られたCMというと、個人的にはVolvoのこの作品も好きだ。