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AMDのAI開発用ミニPC「Ryzen AI Halo」、価格は3,999ドルから

Ryzen AI Halo

 AMDは5月21日、Ryzen AI Max+ 395を搭載する開発者向けプラットフォーム「Ryzen AI Halo」の予約受付を6月に開始する。価格は3,999ドルから。

 Ryzen AI Haloは、同社がCES 2026の基調講演にて投入を予告していたAI開発者向け製品。CPUにRyzen AI Max+ 395を搭載し、128GB LPDDR5Xによる大容量ユニファイドメモリやRDNA 3.5ベースのGPUであるRadeon 8060Sを内蔵しており、高負荷なAIワークロードにも対応できる。

 ツールやデバイスなどを一元的に管理できるユーティリティ「Ryzen AI Developer Center」を用意。プリインストールされたアプリのアップデートだけでなく、ロールバック機能も備えており、環境構築にかかる時間を削減する。また、同社が提供するROCmソフトウェアに加え、主要なAIフレームワークやツールもサポートしており、効率的にAI開発を行なえる点、WindowsとLinuxで2種類のOSに対応する点も特徴とする。

Ryzen AI Haloの主な仕様
すぐに開発が始められること、さまざまなレベルの開発者が使えること、大型AIモデルをローカル実行できることがRyzen AI Haloの設計原則
Ryzen AI Developer Center
ROCmだけでなく、主要な最新AIモデルやフレームワークなどもサポート

 トークン/sの性能で見ると、競合製品となるNVIDIA DGX Sparkと比べて最大で、GPT-OSS 120Bで7%、Qwen 3.5 122Bで12%、Qwen 3.6 35Bで4%、GLM 4.7 Flash 30Bで14%優れた性能を発揮できるとする。M4 Pro搭載Mac Miniとの比較でも、大容量メモリによって大型AIモデルを実行できるほか、生成AIワークロードで平均4倍の性能を実現できるとしている。

NVIDIA DGX Sparkとの比較
M4 Pro搭載Mac Miniとの比較

 また、トークン使用量が爆発的に増加する現状において、大容量メモリを活用して高性能なローカルAIモデルを実行できるRyzen AI Haloは、長期的に見るとクラウドAIに対してコスト面でも優位性があると説明している。

 そのほか、AI開発をガイド付きで学べる「AI Playbook」のプリインストールや、開発者向けプログラム「AI Developer Program」における優先サポート権なども用意する。

クラウドAIに対するコスト面での優位性
AI Playbook
AI Developer Program

Ryzen AI Max PRO 400搭載でメモリ1.5倍アップの次世代機も予告

Ryzen AI Max PRO 400シリーズ搭載の次世代機も予告

 さらに、Ryzen AI Haloの次世代機として、同社が同日発表した新型CPU「Ryzen AI Max PRO 400」シリーズ搭載モデルも予告した。2026年第3四半期の投入を予定しているという。

 こちらはユニファイドメモリが192GBに引き上がり、VRAMが160GBまで割り当て可能となることで、より大型なローカルAIモデルも実行可能となる。