イベントレポート
CORSAIR、デスクトップで2in1を実現するタワーケースなど、とにかく光るゲーマー向け製品群
2018年6月6日 18:57
コンパクトにパーツをまとめて、光り物を集中的に魅せる「Crystal Series 280X」
「Crystal Series 280X RGB」、「Crystal Series 280X」は、ゲーマー向けのmicroATXケースだ。RGBモデルは、その名のとおり、派手に光らせたいユーザー向けで、前面に16LEDを装備した「LL1120 RGB」ファンを装備し、LEDで光る装飾テープ「Lighting Node PRO」が付属する。
前面と側面がシースルーになっており、ファンや内蔵機器、およびそれらのLEDを外から見ることができる。一方で、電源ユニットやストレージなどは、マザーボードの裏側に隠されており、主要なパーツだけを魅せる構造となっている。
対応マザーボードはmicroATXとMini-ITX、対応ビデオカード長は300mm。拡張ベイは3.5インチ×2、2.5インチ×3。実売価格は無印が109.99ドル、RGBモデルが159.99ドル。
デスクトップで2in1を実現する「Obsidian 1000D」
「Obsidian 1000D」は、5月に発表されたコンセプトモデル的な製品で、展示された製品の中でもひときわ異彩を放っていた。
サイズ的には昔懐かしいフルサイズのタワーで、こちらもいたるところに計13基ものLEDつきファンが内蔵され、前面、側面がシースルーとなっているため、例外なくよく光る。
大型なのには理由があり、E-ATXのマザーボードに対応するのに加え、Mini-ITXのマザーボードも下部に装着できる。つまり、1台のケースに2つのシステムを収納できるようになっているのだ。
これをどのように利用するかはユーザー次第だが、たとえばメインマシンでゲームをプレイしつつ、サブマシンの方では、その映像をキャプチャして、ゲームマシンに負荷をかけることなく配信するといったことも可能だろう。
展示されていたデモ機は、ぶくぶくと泡立つ液体の入ったシリンダーつきの液冷システムによって、2台のシステムが整然かつ煌々と照らされながら稼働していた。
ライティング制御ソフト「iCUE」
これらのシステムや、同社のメモリ、キーボード、マウス、ヘッドセットなどのライティングを統括制御するのが、独自ソフト「iCUE」(アイキュー)だ。
高度にライティングを制御できるソフトで、基本機能としては、LEDつきのあらゆるCORSAIR製品を同期して光らせることができる。赤一色にしたり、緑一色にしたりなどはワンタッチだ。
そして、各機器のLEDを1つ1つ個別に制御することもできる。たとえばキーボードなら、一部のキーだけを押した時に光らせるようにすることもできるし、ファンに装着された16個のLEDを個別に色を変えたりできる。一方で、動画再生をはじめると、LEDは自動的にオフになり、動画に集中できる。
ゲームとの連動機能もあり、たとえばFarcry 5だと、まずは機器が星条旗色に光る。ゲーム内のアクションとも連動可能で、川に溺れて死ぬと、白く染まったりといった具合だ。
CPU温度やファンの回転数などをモニタリングする機能も搭載するほか、キーボードのキーを押すだけでLEDをオンにするとともに、ファンの回転数を上げたりできる。