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早稲田大、レーザーで岩石も切断可能な災害救助ロボを開発
~4本の腕で瓦礫撤去や救助・消火作業を実施
(2015/3/17 12:02)
早稲田大学次世代ロボット研究機構は13日、菊池製作所との共同研究で開発した、4腕4輪クローラー搭載の小型無人作業ロボット「Octopus」を発表した。
Octopusは、全高1.7m、重量700kgの小型ロボットで、台座にはキャタピラのようなクローラー、上部には同時に動かせる4本の腕を装備。腕にものを把持するグラップルを装備することで、瓦礫や廃棄物などを掴んで除去したり、ファイバーレーザーを使って、岩石を切断したりといったことが可能。
また、クローラーと2本の腕を使って、段差をよじ登れるほか、腕1本あたり200kgのものを持ち上げられるため、4本の腕を使って、自分自身を地面から浮かせるといった動作もできる。4本の腕を同時に動かせるロボットは世界的にも珍しいと言う。現状では2人で遠隔操作するが、将来的には1人で操縦できるようにする。
地震、津波、噴火などの災害現場で崩壊した建物から人を救ったり、原子力発電所の廃炉作業など幅広い用途を想定している。