Futuremark、3DMarkにゲーミングノート向きの新テスト追加を予告

　フィンランドFuturemarkは28日(現地時間)、3Dベンチマークスイート「3DMark」に、「Sky Diver」と呼ばれる新テストを追加する予定であることを発表した。無料のBasic版を含む、3DMarkの全エディションに搭載予定。詳しくはCOMPUTEX TAIPEIで発表され、ASUS、MSI、GIGABYTEなどのブースでも展示されるとしている。

　現在の3DMarkには、高性能PC向きのDirectX 11 feature level 11を用いた「Fire Strike」、ノートPC向きのDirectX 11 feature level 10を用いた「Cloud Gate」、モバイルOS版にも搭載されプラットフォーム間比較も可能なエントリーPC向きの「Ice Storm」という3つのテストが用意され、それぞれでグラフィックス描画テスト、物理演算テスト、複合テストが実行される。

　新たに追加される「Sky Diver」は、DirectX 11 feature level 11を用いているが、Fire Strikeより負荷が軽く、ゲーミングノートPCやミドルレンジPC向きであるとしている。Futuremarkでは、Fire Strikeは超高品質設定(Ultra High Setting)、Sky Diverは標準的(Normal)設定のゲーム環境を想定している。この品質のテスト追加が、2014年に入ってAMD、NVIDIA両社が新しいモバイル向けGPUやAPUを投入し、採用製品が増えていることへの対応と見られる。

　Sky Diverもほかのテスト同様にグラフィックス、物理演算、複合の各テストを実行。ウィングスーツを身に付けた女性が、未知の土地へ飛び込んでいく様子を描いている。いくつかのスクリーンショットのほか、YouTubeにはトレーラー動画が公開されているので参照されたい。