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あの化け物CPU搭載の2in1、外付け水冷ユニットを引き連れて登場。「OneXPlayer Super X」

OneXPlayer Super XとFrost Bay

 天空は2月3日、ハイビーム秋葉原本店にて新製品のお披露目会を開催。現在予約受付中の、One-Netbook製モバイルゲーミングPCブランド「OneXPlayer」から「OneXPlayer Super X 国内正規版」(以下Super X)と、外付け水冷ボックス「Frost Bay」を公開した。

 発表会には、天空代表取締役の山田拓郎氏が登壇し、One-Netbook CEOのジャック・ワン氏がオンラインで出演。Super Xについて語った。

ジャック・ワン氏

 Super Xは、高いAI性能などで注目を集めているRyzen AI Max+ 395を搭載した2in1のポータブルゲーミングPC。内蔵GPUとしてRadeon 8060Sを備える。ラインナップは、メモリ48GB/ストレージ1TBモデルと、128GB/2TBモデルが用意され、128GBモデルのみ水冷ボックス対応となる。海外で展開されているメモリ64GBモデルなどは今回含まれていない。

 価格は、48GBモデルが38万8,000円、128GBモデルが59万8,000円のところ、現在は先行予約キャンペーン中で10%オフが適用され、それぞれ34万9,200円、53万8,200円で購入できる。Frost Bayは単体で2万9,800円、本体とセットで2,000円オフの2万7,800円。

 Super Xについては、既に弊誌でもスペック情報などを報じている。今回の発表会では、発売日が2月28日であることや、Frost Bayの詳細が明らかになった。

 Super Xの紹介では、薄さと軽さを重視しつつも性能を犠牲にしない設計について強調。同じくRyzen AI Max+ 395を搭載するASUS製「ROG Flow Z13 (2025)」と比較し、それより1.9mm薄い約13mmを実現したと述べた。これにより、取り回しや可搬性の面でより優れるとした。重量についても、アルミニウム削り出しのフレームを用い、通常版で約1.3kg、水冷ボックス対応版で1.37kgに抑えている。

 バッテリは85.58Wh(22,000mAh)の大容量セルを内蔵。これは、同じCPUのでバッテリを内蔵しないGPD製ハンドヘルドゲーミングPC「WIN 5」はもちろんのこと、ROG Flow Z13 (2025)よりも大きいバッテリ容量だ。ゲーミングPCながら、PCMark動画再生テストで12時間14分という「1日安心して使える」駆動時間を誇る。

 120Hzに対応した14型のQWXGA+(2,880×1,800ドット)有機ELタッチパネルの採用や、付け外し可能なキーボードによる汎用性、4,096段階の筆圧検知に対応したスタイラスペンの付属など、メモリ/SSD容量以外の使用は共通。これらの豊富なオプションや高いスペックなどを備えるSuper Xは、ゲーミングのみならず、AIや画像/動画編集などを多用するクリエイターにも適した製品に仕上がっているという。

最大173度まで無段階開閉可能なキックスタンド

 Frost Bayは、Super X本体背面上部の専用コネクタに接続し、冷却システムを水冷に置き換えるオプション。接続時は、Frost BayにAC給電し、Frost Bayから本体へ専用ケーブルで給電する。

Frost Bay
Frost Bayとサイズ比較用のPOCO X7 Pro
本体とFrost Bayをつないだ状態
本体上部のコネクタ
Frost Bay背面下部のコネクタ
使用時以外は本体コネクタを専用カバーで保護する

 熱伝導体には薬局などで購入可能な精製水が推奨されている。この理由についてジャック氏は、環境負荷や安全性、入手性などを重視した結果だとした。

Frost Bay上部、精製水注ぎ口

 Frost Bayのサイズ感は、ほぼミニPC程度。本体と並べてみると、むしろFrost BayがPC本体で、Super Xがモニターのように見える。

 Frost Bayによる水冷化で、TDPが最大120Wまで引き上げ可能となり、Ryzen AI Max+ 395の性能を引き出すことが可能だという。本体のみだと、最大TDPはAC給電時で75W、USB PD給電時で最大55W。

TDPは手動で調整可能。Frost Bay接続時には最大120Wまで設定できる

 本体はバイパス給電機能を搭載しており、充電しながらでもバッテリの劣化を気にせず最大限のパフォーマンスを発揮できる。

 本体はインターフェイスとして、USB4 2基、USB 3.2 Gen 2、HDMI 2.1、microSDカードスロット、Mini SSDスロット、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.2、音声入出力などを備える。日本国内では入手困難なMini SSDについて、ジャック氏はOne-Netbook製品として今後発売の予定があると明かした。

本体右側面のインターフェイス