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NEC PC、マニュアルやクーポンを充実させた8型/10.1型Androidタブレット

「LaVie Tab E」(TE510/S1L、10.1型)
5月下旬より順次発売

価格:オープンプライス

 NECパーソナルコンピュータ株式会社は、エントリー向けのAndroid 4.2タブレット「LaVie Tab E」シリーズの新モデルとして、10.1型の「TE510/S1」シリーズおよび8型の「TE508/S1」シリーズを5月下旬より順次発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はTE510シリーズが31,800円(税別)前後、TE508シリーズが20,800円(同)前後の見込み。

 従来のLaVie Tab Eシリーズは、10.1型の「TE510/N1B」と7型の「TE307/N1W」の2ラインナップ展開だったが、8型タブレット市場の成長可能性を鑑みて、8型と10.1型のラインナップへ変更。7型は「LaVie Tab S」(TS507/N1S)を継続する。

「LaVie Tab E」(TE510/S1L、10.1型)の裏面

 10.1型のTE510/S1Lは、従来モデルからGPSを追加したほか、スピーカー設置位置を前面へ変更。さらにDolby Digital Plusにも対応する。本体色はネイビーブルー1色。発売は5月下旬。

 主な仕様は、プロセッサがMT8121(1.3GHz、クアッドコア)、メモリ1GB、ストレージ16GB、Android 4.2、1,280×800ドット表示対応10.1型液晶を搭載。

 インターフェイス、センサーは、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0、前面200万画素/背面500万画素カメラ、Micro USB、microSDカードスロット、音声入出力、GPS、加速度センサー、ステレオスピーカー、モノラルマイクを備える。

 バッテリ容量は6,340mAhで、駆動時間はWeb閲覧時で約8時間。本体サイズは264.1×176.54×8.9mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約570g。

 新ラインナップとなる8型モデルの「TE508/S1」シリーズは、ネイビーブルー(TE508/S1L)とホワイト(TE508/S1W)の2色展開。発売はネイビーブルーモデルが6月中旬、ホワイトモデルが5月下旬。

 従来の7型モデル(TE307/N1W)は、デュアルコアSoCを搭載したが、本製品はクアッドコアSoCを搭載。また、IPS液晶の採用で視野角を向上させた。

 重量は約360g。従来の7型モデルは約350gで、画面はサイズアップしたが、同等の重量に抑えたとしている。

 主な仕様とインターフェイスは、ディスプレイが1,280×800ドット表示対応の8型液晶、内蔵スピーカーがモノラル、バッテリ容量が4,200mAhとなる点のほかは、10.1型モデルと同仕様。バッテリ駆動時間も同等。本体サイズは136×217×8.95mm(同)。

「LaVie Tab E」(TE508/S1L、8型、ネイビーブルー)
「LaVie Tab E」(TE508/S1W、8型、ホワイト)

 本体デザインの面では、両モデルとも背面にラバー調の滑りにくいコーティングを新たに施している。

 ソフトウェアは、従来モデル同様の「Kingsoft Office for Android」(機能/試用期限なしのライセンス版)、「ゆびさし会話アメリカ」のほか、新たにマカフィーの「LiveSafe Mobile Security」(試用期間制限あり)、イーブックジャパンの「Ebi Reader」をプリインストール。電子書籍クーポン2,160円分(540円分×4枚)も付属する。

 さらに、初心者向けのアプリ、サービスを強化。これまでマニュアルは冊子を1部付属していたのみだったが、新たにA3サイズのセットアップガイドを付属。初中級者向けの操作入門ガイド「かんたん! LaVie Tab for Android」もWebからダウンロード、閲覧できるようにしている。

 このほか、オプションとして、スタンド機能を持つカバーと液晶フィルムのセット「フォリオカバー&液晶保護フィルム」をモデルごとに発売。10.1型モデル用はカバーの開閉で自動的に本体の画面オン/自動スリープが可能。店頭予想価格は10.1型モデル用が4,980円前後(税込み)、8型モデル用が2,980円前後(同)。

(多和田 新也)