パナソニック、Let'snote初の「一夜城作戦」を敢行!
~2月24日のSX1発売に合わせ主要店舗の展示を一夜で変更

2月24日から発売されるLet'snote「CF-SX1」

2月24日 発売



 パナソニックは、2月24日から、第4世代のLet'snote「CF-SX1」および「CF-NX1」を発売する。

 これにあわせて、北海道から九州までの主要都市を中心とした主要量販店の店頭展示を一斉に変更。発売当日を迎えた。

 パナソニックでは、主要店舗における店頭展示を、発売日前日の閉店後に全国一斉に変更する取り組みを、豊臣秀吉の一夜で城を築いた歴史になぞらえて、「一夜城作戦」と呼んでいる。

 一斉に展示を変更することで、全国規模での登場感を演出することが可能で、足並みを揃えた訴求が可能になるといったメリットがある。

 新製品の展示は、発売後に、徐々に主要店舗の展示を変更し、販売が集中する週末にあわせて展示を整えていたのが一般的。一斉に展示を変更するには、集中的に人員を割く必要があることから、パナソニックでも、コンシューマ向け主要製品以外では実施しておらず、これまでにも、薄型TVのVIERAなどで行なわれていただけだった。

CF-SX1

 今回のLet'snoteは第4世代への進化であると同時に、「Let'snoteとしては、初の垂直立ち上げにも取り組む」(パナソニック AVCネットワークス社ITプロダクツビジネスユニットの原田秀昭ビジネスユニット長)と、強い意思で販売拡大に取り組む姿勢をみせており、量販店での販売強化は重要課題の1つになっている。

 この「垂直立ち上げ」も、パナソニックの社内用語。従来の手法では、広告展開やプロモーションなどが発売日以降から行なわれるため、発売後に徐々に認知度を高めることになり、売れ行きも日を追って上向く。しかし、「垂直立ち上げ」では、発売日にあわせて認知度を高め、発売日から一気にシェアを獲得する手法だ。

 パナソニックでは、1月25日に、Let'snoteとしては異例ともいえる演出性の高い記者会見を行なったほか、2月8日には、Let'snoteの生産拠点である神戸工場でLet'snote初となる出荷式を行ない、これを報道関係者に公開。JR品川駅でのタッチ&トライイベントの開催など、発売前から露出度を高めてきた。

 また、1月25日の製品発表翌日には、東京、名古屋、大阪の主要量販店約10店舗で、新Let'snoteの展示を開始しており、これも垂直立ち上げに向けた取り組みとなっている。量販店では、発売前の展示は販売に直結しないことから敬遠する傾向があるが、今回の製品では、昨年(2011年)秋からのトップ商談により実現した。

 そして、今回の一夜城作戦も、垂直立ち上げを実現する仕掛けの1つとなる。

 パナソニック グローバルコンシューマーマーケティング部門AVCマーケティングジャパンPCDグループ営業チームの丸橋俊祐主事は、「今回の一夜城では、量販店店頭での一斉展示に加えて、主要店舗におけるエントランスイベント、ターミナルでの駅中タッチ&トライイベントを組み合わせたものとしている点が特徴。駅中イベントは、秋葉原、新宿、池袋、名古屋、梅田の5カ所で行なっている」とする。

 第4世代となるLet'snote「CF-SX1」および「CF-NX1」は、第1世代の「軽量/長時間」、第2世代の「頑丈」、第3世代の「高性能」といった要素に加えて、第4世代として、「タフ」と「クリエイティブ」の2つのコンセプトを追加。天板をボンネット構造を薄型化することで、約30%のスリム化を達成するなどの進化をはかっているのが特徴だ。クリエイティブモバイルという呼び方で、モバイル環境においてのPCに求められる性能と操作性を有しているとする。

 東京・秋葉原のヨドバシカメラ マルチメディアAkibaでは、午後10時の閉店後、1階のPC売り場で、Let'snote「CF-SX1」および「CF-NX1」の展示を一新する作業が開始された。また、同じく第1エントランス付近のイベントスペースでは、2月26日まで行なわれるイベント向けの準備作業が行なわれた。

 Let'snote「CF-SX1」および「CF-NX1」の一夜城作戦の様子を写真で追ってみた。

ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaに展示機が入った箱が運び込まれる閉店前の午後9時30分頃から店内の控え室で、PCの展示準備が始まる
展示用のセットが用意されており、これが全国の一夜城作戦の対象店舗に配られているPCの横に設置されるPOPなども用意されている
午後10時過ぎに準備した展示機やカタログなどの販促資料が店内に運び込まれる23日の午後から従来製品は販売が完了。棚から展示機が消えていた
いよいよ一夜城作戦の開始パナソニックの関係者に加えて、ヨドバシカメラのスタッフも展示作業を開始
価格の表示ボードも貼り替えられた「エンド」と呼ばれるシマの両脇の展示スペースに置かれる背面用のボードが運び込まれる
現場では展示台にあわせてボードの加工も行なうエンド部分に背面のボードが置かれる様子
多くのスタッフが参加し、作業が急ピッチで進む標準で用意される2つのバッテリパックと2つのACアダプタも展示
午後11時前には売り場の展示の入れ替えが完了した
オリジナルの「おでかけポーチ」は購入者へのプレゼント。営業現場からの意見を反映して、ユーザーの利便性が高いものを用意したという午後10時過ぎから、第1エントランス付近のイベントスペースでの準備が始まる
トラックから展示用の機材などを下ろすカタログなどの販促物も運び込まれるまずは背面部の組立を行なう
背面部を立たせて、壁面につける。高さは360cm続いて前面部の壁を立たせる。その間の空間に控え室ができる格好だ
カーペットを敷き始める。長さ6mのものだカーペットの端はきちっと押さえる
続いて壁に貼るポスターが用意されるポスターは5分割となっており、1枚目を貼り始めた時点で深夜0時を回った。いよいよ発売当日を迎えた
2枚目、3枚目、4枚目と貼り始めると、「TOUGH」、「CREATIVE」の文字が完成していく
この時点で0時30分をまわり、東京メトロの秋葉原駅はシャッターが閉まった最後の1枚を貼って、壁のポスターが完成したここで壁を組み立てた業者は撤収した
展示を行なうための机の組立などがはじまる
続いて机などの搬入がはじまる
加圧を体験できる機器を準備。手で押して、どれぐらいの加圧なのかをデジタル表示する仕掛けとなっている。通常の店頭展示ではできない体験をイベントスペースで実現
SX1の説明映像を流すための50型のプラズマTVも搬入完成したイベントスペース。ここでは26日までイベントが行なわれる。この時点で時計は午前2時を回っていた

(2012年 2月 24日)

[Reported by 大河原 克行]