シグマA・P・O、採算悪化で破産を申立て

10月11日 発表



 シグマA・P・Oシステム販売株式会社は11日、直販サイト「FLIP Click」で破産を申立てたことを明らかにした。

 同社は1983年に創業し、TV台やオフィスチェア、マウスやキーボードなどの製造/開発に携わってきた。しかし、近年の度重なる原料高を経費削減では吸収できず採算が悪化し、ここ1年の売上の減少で資金繰りの限界に達し、本日破産を申立てた。

 ゲーミングデバイスを手がける「DHARMAPOINT」事業については、7月29日に株式会社クラストに譲渡済みとなっている。

 先月あたりから、家電量販店やPCショップの店頭からシグマA・P・Oのマウスやキーボード製品の展示や販売が終了しており、この件について10月4日に広報に取材したところ、事業継続が難しく撤退する方向を明らかにしていた。

(2011年 10月 11日)

[Reported by 劉 尭]