ニュース

Fable 5に匹敵、複数AIの力を束ねて実現したSakana AI「Fugu Ultra」

 Sakana AIは6月22日、複数のAIを束ねて1つのAPIから利用できるAIモデル「Sakana Fugu」をOpenAI互換APIとして提供開始した。内部では「マルチエージェントオーケストレーション」と呼ばれる方式を採っており、タスクの内容に応じて最適な専門モデルを自動的に選択・切り替えを行なうことで、単一モデルでは対応しにくい複雑なタスクにも対処できる。

 Sakana Fuguには標準モデルの「Fugu」と上位モデルの「Fugu Ultra」があり、料金体系はサブスクリプションプランと従量課金のトークンプランの2種類。サブスクリプションプランはStandard(月20ドル)、Pro(月100ドル)、Max(月200ドル)の3段階で、プランに応じたトークン量が含まれる。トークンプランの価格は以下の通り。

  • Fugu: 利用した基盤モデルの標準レートで課金
  • Fugu Ultra: 100万トークンあたり入力が5ドル、出力が30ドル。コンテキストが272Kを超える場合は入力が10ドル、出力が45ドル

 Fuguは、複数の専門モデルを連携させつつ、高い性能と低レイテンシを両立した標準モデル。日々のコーディングやチャットボットなどの用途に適している。Fugu Ultraは、Fuguよりさらに多くの専門モデルを連携させ、回答品質を最大化する上位モデルである。

 どちらのモデルも、主要なフロンティアモデルを凌駕し、エンジニアリングや科学、推論といった各種の高度なベンチマークにおいてFable 5やMythos Previewに匹敵する。さらに、輸出規制に伴うリスクを回避しながらも高いパフォーマンスを実現できるという。

 また、Fuguではデータ/プライバシー要件に合わせて、連携する専門モデルの中から特定のモデルを除外することも可能である(Fugu Ultraは連携するモデルが固定)。さまざまな基盤モデルを1つのAPIから使い分けられ、管理負荷を抑えつつ高い性能を得られる点が特徴だ。