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のぞき見防止画面と最新AIを搭載する「Galaxy S26」。無印/Ultraに今回は「+」もラインナップ

左から順に、Galaxy S26、Galaxy S26+、Galaxy S26 Ultra

 サムスン電子ジャパンは、「Galaxy harajuku」にてメディア向けミーティングを開催。フラグシップスマートフォン「Samsung Galaxy S26」シリーズおよびワイヤレスイヤフォン「Samsung Galaxy Buds 4」シリーズを発表した。両製品ともに2月26日に予約受付を開始し、3月12日に発売する。オンラインショップでの価格は、Galaxy S26が13万6,400円から、「Galaxy S26+」が16万9,920円から、「Galaxy S26 Ultra」が21万8,900円から。

 「Galaxy S26」シリーズは、「先回りするAIフォン」をコンセプトに掲げるAndroid 16搭載スマートフォン。今回日本が初めて「一次販売国」となる。ラインナップには、Galaxy S26とGalaxy S26 Ultraの中間サイズとなるGalaxy S26+が導入された。すべてのサイズで頂点の曲率やカラーが揃えられ、操作感が統一されている。SoCにはSnapdragon Elite Gen 5 for Galaxyを搭載した。

進化したAI機能1: 画像処理

生成したカンガルーの画像

 ミーティングではAI機能の進化が特に強調された。テキストで指示するだけで画像の修正や合成ができる「フォトアシスト」では、従来の「一度生成して保存または破棄」の流れではなく、生成結果に追加で編集を加えられるようになった。複数の画像を参照し、写真Aの被写体に写真Bの服を着せるといった合成も可能。複数の対象を同時に検索可能になった「かこって検索」と併せて、気になった服の試着イメージをすぐに確認、購入するといった運用を実現する。

 「クリエイティブスタジオ」では、ステッカーやメッセージカード、招待状から壁紙までさまざまなデザインを生成可能。プロンプトから作成するほか、元画像を設定して生成することもできる。1つの生成結果から、複数パターンのスタンプを生成することも可能だ。

カンガルーの画像から、さらに8枚のスタンプを生成した

進化したAI機能2: 日常生活の支援

 そのほか、チャット画面の情報を読み取ってスケジュール登録や画像共有などを提案する「Now Nudge」、通知に含まれる予約情報などから重要なものをリマインドしてくれる「Now Brief」、「A駅までUberでタクシーを呼んで」といった指示でアプリ利用を代行してくれる「Automation」などを備える。なお、Automationは発売段階で韓国語と英語のみの実装で、日本語には未対応。

 YouTubeなどのサードパーティ製アプリでもコンテンツ内ノイズを除去できる「オーディオ消しゴム」、知らない番号からの電話にAIが代わりに応答して名前と要件を確認、リアルタイムで文字起こししてくれる「通話スクリーニング」など、音声に関わる機能もしっかり強化されている。

覗き込みを防止する世界初の「プライバシーディスプレイ」

左: プライバシーディスプレイオンで正面から見た状態、右: 斜めから見た状態。覗き込みが困難なレベルで画面が見えなくなっている。

 ハードウェア面では、世界初となる「プライバシーディスプレイ」を搭載。斜めから画面を見えなくするのぞき見防止機能であり、クイックパネルからオン/オフを切り替えられるほか、特定のアプリでのみ有効にする、上部の通知領域のみ有効にするといったカスタマイズも可能。この機能により、電車やエレベーターといった満員環境でもプライバシーを守れる。

 これは画面の有機ELに、直線的に光を放つピクセルと広く拡散するピクセルを同数組み込み、後者を一時的にオフにすることで実現している。そのため、プライバシーディスプレイ有効時には画面輝度が半分程度まで低下する挙動が確認できた。

左: プライバシーディスプレイオフ状態、右: オン状態。オン状態では画面の輝度がおよそ半分まで低下する

正統進化したカメラ

水平ロック機能により、本体の傾きによる画角の変化を自動で補正する

 カメラも強化されており、最上位のGalaxy S26 Ultraでは広角カメラに2億画素の素子を採用。専用イメージプロセッサ「ProScaler」と画像処理エンジン「mDNle」などにより、前世代比4倍をうたう画像処理精度やGalaxy史上もっとも明るいと称する暗所性能を実現した。とくに、暗所撮影での細部の潰れにくさなどで、前世代の「Galaxy S25 Ultra」や前々世代の「Galaxy S24 Ultra」と明確な差が出る。

左から順に、Galaxy S24 Ultra、Galaxy S25 Ultra、Galaxy S26 Ultra。それぞれで暗い箱の中のブーケを撮影、その後画像を拡大した状態。Galaxy S26 Ultraではリボンの編み込みまで精細に表現できている
上記画像で撮影したブーケ。光量の少ない箱の中に置かれたものを撮影している
左: Galaxy S25 Ultra、右: Galaxy S26 Ultra。カメラ性能の代償か、レンズは前世代からさらにもう1段でっぱった形となった

 機能面では、動画撮影時に端末が斜めになっても映像の水平を保つ「水平ロック」機能を搭載した。水平ロック有効時には解像度が低下し、記録できる範囲が狭くなる。これに対応するため、有効時は倍率がデフォルトで0.6に設定される。

水平ロック機能オフ状態で、本体画面をミラーリングしたモニターをさらに撮影している
水平ロック機能オン状態のデフォルト。倍率が0.6倍になっている。
水平ロック機能オン状態での倍率1倍。オフ状態に比べ、映る範囲が狭くなっている

アクセサリも進化

 スマートフォンと併せて、ワイヤレスイヤフォン「Galaxy Buds4」シリーズも3月12日に発売する。価格は「Galaxy Buds4 Pro」が4万1,250円、「Galaxy Buds4」が3万1,350円。

 外装については1億以上の耳のデータから1万以上のシミュレーションを重ねたといい、メタル素材の採用や、ピンチコントロールエリアを凹ませることによる操作性の向上、クレードルもより扱いやすくするなど、前世代であるGalaxy Buds3シリーズの形状を維持しつつアップデートされている。

Galaxy Buds4
Galaxy Buds4 Pro

 引き続き2Wayスピーカーを採用。高音を強化したという前世代に続き、今世代ではウーファーを20%拡大し低音を強化、コンサートホールのような豊かな音を楽しめるようになったという。

 アダプティブANCとイコライザにより、移動中も音質を最適化しながら再生してくれるほか、通話の際には「スーパークリアコール」機能により、話す/聞く両方でクリアな音質を実現する。他方、サイレン音などの重要な環境音はキャンセルせず耳に届けるなど、安全性にも考慮されている。

 首を縦や横に振るだけで着信の応答や拒否ができる「ヘッドジェスチャー」機能を新たに搭載した。ほか、クレードルを開くだけですぐにGalaxyスマートフォンと接続される機能やリアルタイム通訳機能への対応、ハンズフリーでのAIエージェントへのアクセスなど、モダンな機能もしっかりと実装している。

 本体ケースは多色展開され、透明ケースは背面リングの有無が選べる。ワイヤレス充電器はQi2 25W充電に対応する。

 Galaxy S26シリーズは、本体カラーとしてコバルトバイオレット、ブラック、ホワイト、スカイブルーのほか、直販限定でシルバーシャドウとピンクゴールドが用意される。

 カメラの仕様は、Galaxy S26/S26+が、超広角カメラが約1,200万画素、広角カメラが約5,000万画素、望遠カメラが約1,000万画素、前面カメラが約1,200万画素。Galaxy S26 Ultraが、超広角カメラに約5,000万画素、広角カメラに約2億画素、光学5倍ズーム対応の望遠カメラに5,000万画素、光学3倍ズーム対応の望遠カメラに約1,000万画素、前面カメラに約1,200万画素など。

 そのほか主な仕様は、Galaxy S26がディスプレイ解像度2,340×1,080ドット、バッテリ容量が4,300mAh。Galaxy S26+ではそれぞれ3,120×1,440ドット/4,900mAh、Galaxy S26 Ultraでは3,120×1,440ドット/5,000mAh。いずれもIP68相当の防塵/防水に対応する。

 公式オンラインショップでの構成と価格は、Galaxy S26がメモリ12GB/ストレージ256GBで13万6,400円、12GB/512GBで16万3,900円。

 Galaxy S26+は、12GB/256GBで16万9,920円、12GB/512GBで19万6,900円。

 Galaxy S26 Ultraは、12GB/256GBで21万8,900円、12GB/512GBで24万6,400円、16GB/1TBで29万9,200円。

 Galaxy S26の本体サイズは約72×150×7.2mm、重量は約167g。Galaxy S26+の本体サイズは約76×158×7.3mm、重量は約190g。Galaxy S26 Ultraの本体サイズは約78.1×163.6×7.9mm、重量は約214g。

左から順に、Galaxy S26、Galaxy S26+、Galaxy S26 Ultra
左から順に、Galaxy S26、Galaxy S26+、Galaxy S26 Ultra。上位モデルになる程若干ずつ分厚くなる