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ついに来た、内側3つ折りスマホ「Galaxy Z TriFold」。ポケットに入る10型OLED画面

Galaxy Z TriFold

 韓国Samsung Electronicsは、3つ折り構造のAndroidスマートフォン「Galaxy Z TriFold」を発表した。韓国では12月12日より発売され、順次米国などでも展開される。現地メディアによれば、韓国での価格は359万400ウォン(日本円で約38万円)。本体カラーはクラフテッドブラック。日本での展開予定については明らかになっていない。

 Galaxy Z TriFoldは、過去10年にわたる折りたたみデバイスの技術を結集したという新モデル。内側に折り込む構造を採用し、展開時には10型の大画面になる。3つのアプリを同時に起動するマルチタスクや、外部モニターなしでデスクトップのような操作感を実現するSamsung DeXの単体動作に対応するなど、高い生産性をアピールする。

 ヒンジ部には、異なるサイズのヒンジとデュアルレール構造を組み合わせた「Armor FlexHinge」を採用。スムーズな開閉と安定性を確保しつつ、画面間の隙間を最小限に抑えたという。また、フレームには「Advanced Armor Aluminum」、背面にはセラミックガラス繊維強化ポリマーを使用し、軽量化と耐久性を両立している。

 ディスプレイは、メイン画面が10型のDynamic AMOLED 2Xディスプレイで、解像度は2,160×1,584ドット。リフレッシュレートは1Hz~120Hz、ピーク輝度は1,600cd/平方mに対応する。カバー画面は6.5型のDynamic AMOLED 2Xディスプレイで、解像度は2,520×1,080ドット。こちらはピーク輝度2,600cd/平方mに対応する。

 主な仕様として、SoCには3nmプロセスの「Snapdragon 8 Elite for Galaxy」を搭載する。メモリは16GB、ストレージは512GBまたは1TB、OSはAndroid 16ベースのOne UI 8。

 カメラ機能も強化されており、背面に2億画素広角、1,200万画素超広角、光学3倍ズーム対応1,000万画素望遠カメラを搭載する。前面カメラはカバー画面側、メイン画面側ともに1,000万画素を備える。

 インターフェイスはUSB Type-C、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、5Gなどに対応する。

 本体サイズは、展開時が約159.2×214.1×3.9/4.2/4.0(SIMトレイ付き画面/中央画面/サイドボタン付き画面)mm、折りたたみ時が約159.2×75.0×12.9mm。重量は309g。バッテリ容量は5,600mAhで、45Wの急速充電に対応。IP48準拠の防水性能を持つ。