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Gemini 3登場。Proは「博士号の推論能力」
2025年11月19日 11:56
Googleは11月19日、最先端のAIモデル「Gemini 3」を発表した。まず「Gemini 3 Pro」のプレビュー公開を開始しているほか、個人向けでは「Gemini」アプリおよびGoogle検索の「AIモード」への実装、開発者や企業向けには「Google AI Studio」、「Vertex AI」、新しいエージェント型開発プラットフォームの「Google Antigravity」で導入/展開を予定している。
Gemini 3 Proは米国のGoogle AI ProおよびUltraのユーザー向けに本日より展開され、「AIモード」で利用可能になる。画面上の「AI Mode」をクリックし、選択メニューから「Thinking」を選べば、Gemini 3 Proを利用できる。
Gemini 3 Proでは、最先端の推論能力とマルチモーダル機能を搭載することにより、最難問を集めた「人類最後の試験(Humanity's Last Exam)」で37.5%(ツール不使用)、博士課程レベルの物理/科学知識ベンチマーク「GPQA Diamond」で91.9%の最高スコアを達成し、「博士号レベルの推論能力を実証した」という。数学分野において「MathArena Apex」で23.4%という最新の最高スコアを達成した。
加えて、マルチモーダル推論において「MMMU-Pro」で81%、「Video-MMMU」で87.6%、「SimpleQA Verified」で72.1%を達成。科学や数学といった広範なトピックにわたる複雑な問題を、極めて高い信頼性をもって解決できるという。
また、「Gemini 3 Deep Think」と呼ばれるモードも搭載し、Humanity's Last Examで41%(ツール不使用)、GPQA Diamondで93.8%という、さらに高いスコアを実現。「ARC-AGI」(コード実行あり)では45.1%を達成し、ほかのモデルを大きく凌駕する。Gemini 3 Deep Thinkは今後数週間以内に、Google AI Ultraのサブスクリプションユーザーを対象に提供開始する予定。
さらに、近日中に米国のすべてのユーザーがAIモードでGemini 3を利用できるようになり、Google AI ProおよびUltraプランのユーザーはより高い利用上限を設定して提供する予定。高度な推論能力により、Google検索のクエリファンアウト技術が大幅に進化し、関連性の高いコンテンツを見つけ出すための検索をさらに多く実行できるようになっただけでなく、見落としていた可能性の新しい新しいコンテンツの発見につながるという。
検索における自動モデル選択機能も強化し、特に難易度の高い質問はGemini 3にスマートに振り分けられ、シンプルなタスクには引き続き高速なモデルを使用。この機能は、米国のGoogle AI ProおよびUltra登録ユーザーから順次展開する。
Gemini 3の導入に伴い、AIモードのユーザーインターフェイスも大きく変化。Gemini 3のマルチモーダル理解力と強力なエージェントとしての今ディング能力を生かし、回答に合わせてユーザーインターフェイスが生成可能となった。
たとえば、画像、表、枠組み(グリッド)といった視覚的要素を含む応答を構築。さらに、インタラクティブな仕組みが役立つと判断された場合、生成能力を使って、専門のシミュレーションやツールを即座にコーディングし、応答に組み込んで表示するようになる。
さらに、複雑な手順を踏む必要があるタスクを、Gemini内で直接処理する実験的な機能「Gemini Agent」も実装。米国より提供開始しているが、日本での導入は未定。














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