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「コペルニクス的転回」を果たしたダイヤル式キーボード。Googleが発表、自作用設計図も公開

Gboardダイヤルバージョン

 GoogleのGboardアプリ開発チームは、新たな日本語入力スタイルとしてDIYキーボード「Gboardダイヤルバージョン」を発表した。

 Gboardチームによれば、さまざまなキーボードを開発する中で、回転こそ「キーボードに足りなかった動作」であり、従来の打つ押す叩くといった動作を脱却、歴史に裏打ちされた回転による入力方式に辿り着いたという。

 従来のダイヤル入力のように文字を1列に配置した場合、ダイヤルが大型化し速度も低下してしまう。Gboardチームはメインダイヤルを3重配置にすることで小型化、3倍を謳う高速化や並列入力を実現した。

 今後、カラーバリエーションやフリルカバー、拡張機器としてマウススタンドやカールコードなどの開発を検討しているという。

 Gboardチームは今後も、快適な入力方法の実現に向け、コペルニクス的転回を果たしていきたいとしている。

入力方法
ファンクションキーなども独立したダイヤルとして設置
エンターキーも回す
カラーバリエーション
フリルカバー
マウススタンド、カールコード

 Google Gboardチームの発表を見守って来た読者ならば既にご理解頂けていると思うが、本製品は例年4月1日や10月1日に発表されている、いわばジョークグッズである。過去には「Gboard物理手書きバージョン」や「Gboard棒バージョン」「Gboard帽バージョン」などを発表しており、いずれも発売予定は一切ない。だが、Gboardチームは公式にこれらデバイスのDIY用設計図を公開している。そのため、実際に作ってみることも可能だ。