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東京都の熱中症リスクを確認できる「東京暑さマップ」公開
2025年6月23日 12:35
東京都と日本気象協会は20日、都内全域の"暑さ指数"を表示する「東京暑さマップ」を公開した。Webブラウザで閲覧できる。
「2050東京戦略」における「命を守る熱中症対策」の一環として公開したもの。東京暑さマップでは都内の地図を1km四方のマス目で区切り、1マス単位で暑さ指数を確認できる。時間は1時間刻みで48時間先まで確認可能。
環境省が周知している暑さ指数(WBGT)の指針によれば、21未満で「ほぼ安全」、21以上25未満で「注意」、25以上28未満で「警戒」、28以上31未満で「厳重警戒」、31以上で「危険」と判断される。東京暑さマップ内においてはさらに33以上「極めて危険」、35以上「災害級の危険」が追加されて7段階で示される。
なお、本サービスは離島を含む東京都のみを対象としており、周辺地域や道府県についてはサービス対象外となっている。
暑さ指数(WBGT、湿球黒球温度)は、人体の熱収支に与える影響が大きい「気温」、「湿度」、「風」、「日射/輻射など周辺の熱環境」の要素を取り入れた指標で、熱中症リスクの判断にも活用されている。黒色に塗装された銅板球と湿球/乾球からなる測定装置を用いて、それぞれの球の摂氏温度をもとに算出できる。