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Samsung、業界初の8Gbit LPDDR4を量産開始

~4GBパッケージを2015年から提供

 韓国Samsung Electronicsは24日(現地時間)、8Gbitの容量を持つLPDDR4チップの量産を、業界で初めて開始したことを発表した。LPDDR4は2013年の12月末にSamsungと韓国SK Hynixが開発を表明し、2014年8月に標準化団体のJEDECにより規格化された低消費電力動作のDDR4 SDRAM。

 Samsungが量産を開始したLPDDR4は20nm級プロセスで製造され、転送速度は最大3,200Mbps、動作電圧は1.1V。4枚のダイを統合して、4GBのパッケージを製造することもできる。

 性能は同じ20nm級プロセスで製造された4Gbit LPDDR3に対して2倍になるほか、8Gbit LPDDR4を用いた2GBパッケージが、4Gbit LPDDR3を用いた2GBパッケージに対して40%の省電力化を実現しているという。

 Samsungでは、この8Gbitおよび6GbitのLPDDR4を用いた2GB、3GBのパッケージを今月より提供開始。4GBパッケージは2015年の早い時期に提供を始めるとしている。

(多和田 新也)