ニュース
JEDEC、低消費電力版DDR4メモリ「LPDDR4」規格を公開
(2014/8/26 12:02)
メモリなど半導体の標準化団体であるJEDECは25日(米国時間)、低消費電力動作のDDR4 SDRAMである「LPDDR4」規格を公開した。
LPDDR4はLPDDR3とは異なり、2チャネルアーキテクチャを採用。信号転送の距離を短くすることで電力を削減。一方でフットプリントの増加も最小限に抑えたという。I/OインターフェイスはLVSTL(Low Voltage Swing Terminated Logic)と呼ばれる新方式を採用し、信号電圧はLPDDR3より50%低い367mVまたは440mVとなる。動作電圧もLPDDR3の1.2Vから1.1Vへ引き下げられる。データ転送速度は現時点で3,200MT/secとなり、将来的に4,266MT/secへの高速化を目標としている。
2013年末にはSK Hynix、Samsung Electronicsらがメモリチップの開発を発表しており、正式に規格が公開されたことで量産へ進むと見られる。