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レノボ、10.1型/WUXGAパネルへ進化した「YOGA TABLET 10 HD+」

~スタンドのデザインや重心も微調整

「YOGA TABLET 10 HD+」
5月16日 発売

価格:オープンプライス

 レノボ・ジャパン株式会社は、シリンダー状のバッテリと、自立可能なスタンドを内蔵するAndroidタブレット「YOGA TABLET」シリーズの新モデルとして、10.1型WUXGA(1,920×1,200ドット)液晶を搭載する「YOGA TABLET 10 HD+」を5月16日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は39,000円(税別)前後の見込み。

 2013年11月に発売された、「YOGA TABLET」シリーズの10.1型/WUXGAパネル採用モデル。2月にスペインで開催されたMobile World Congress(MWC)で披露されたもの。海外ではシャンパンゴールドモデルもラインナップされているが、国内ではシルバーグレーモデルのみの展開となる。

 従来モデルの「YOGA TABLET 10」との違いは、パネル解像度が1,280×800ドットから1,920×1,200ドットとなった以外にも、スタンド側の設置部分を広くしたことで安定性を高めたほか、より違和感なく持てるよう重心位置を変更。microSDカードスロットも差し込みの奥行きを微調整するなど、従来モデルのフィードバックを元に細かな改良を加えたという。

左が新製品の「YOGA TABLET 10 HD+」、右が従来モデルの「YOGA TABLET 10」。スタンド部の奥行きが短くなったほか、元々指をかけることを想定していなかった中央の切り欠きも省かれた
microSDカードスロット部にカバーを装備。従来モデルはmicroSDカードがすっぽりと本体内に隠れる位置でセットされたが、「取り外しにくい」という意見を反映して、わずかにはみ出す位置へ奥行きを調整したという。なお、WWANモデルは現時点で用意されていないが、SIMカードを装着できそうなスペースも備えている

 基本仕様も、プロセッサをMediaTekのMT8125(クアッドコア、1.2GHz)から、QualcommのAPQ8028(クアッドコア、1.6GHz)へ、メモリを1GBから2GBへ、ストレージを16GBから32GBへ、背面カメラを500万画素から800万画素へ、それぞれ強化した。

 OSはAndroid 4.3。インターフェイスやセンサーは、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0、microSDカードスロット、Micro USB、前面160万画素/背面800万画素カメラ、音声入出力、加速度センサー、光センサー、電子コンパス、GPSなどを備える。

 バッテリ容量は9,000mAh、駆動時間は約20時間。本体サイズは261×180×3~9.1mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約626g。

スタンドを回転させることで自立が可能な「スタンドモード」
机の上に角度を付けて平面的に置ける「チルトモード」
電源スイッチをシリンダー部に備える点などは従来モデルを踏襲
背面のシリンダーを回転させてスタンドモードへ移行するスタイルも従来モデルと同様
本体右側面にヘッドセット端子とボリュームボタンを備える
本体左側面に電源スイッチとMicro USB。その背面部分に800万画素カメラを搭載する

(多和田 新也)