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EIZO、色域拡大や調光方式を改善した「ColorEdge」リニューアルモデル
~27型/2,560×1,440ドット対応モデル2機種
(2013/11/7 15:00)
EIZO株式会社は、グラフィックス分野向けのカラーマネージメント対応液晶「ColorEdge」シリーズの27型モデル「ColorEdge CG277」および「ColorEdge CX271」シリーズを、11月22日に発売する。価格はいずれもオープンプライス。
既存の「ColorEdge CG276」、「ColorEdge CX270」の後継モデル。いずれも2,560×1,440ドット表示に対応した27型モデル。
両モデルとも既存モデルより色域を拡大。Adobe RGBは97%から99%、DCIは91%から93%へとカバー率を改善した。また、バックライトをCCFLからLED化したことで消費電力を40%削減したほか、LEDバックライトで輝度を落とした際に発生するフリッカー対策として、約18,000Hzで駆動する高速PWM調光を採用した。
また、カラーマネージメントツールの「ColorNavigator」および簡易版の「ColorNavigator Elements」に対応するほか、新たに複数ディスプレイの一括管理ソフト「ColorNavigator NX」を2014年1月10日より無償提供する。
このほか、16bit LUTによる階調表現や、デジタルユニフォミティ補正回路によるムラの補正、約7分での高速な表示安定性能など、従来モデルの特徴は継承する。
「ColorEdge CG277」は筐体下部にキャリブレーションセンサー内蔵。単体でキャリブレーションやカラープロファイルの作成が行なえる。指定した周期での自動セルフキャリブレーションも可能。直販価格は199,800円。
また、代表的な映像規格で定められた色域がガンマを再現するモードや、HDMI接続時の1080/24p出力、DisplayPort接続時の4K×2K簡易表示機能などを備える。また遮光フードも付属。
主な仕様は、パネル方式がIPS、表面処理がノングレア、最大表示色数が約278兆色中10億7,374万色、輝度が300cd/平方m、コントラスト比が1,000:1、応答速度が6ms(中間色)、視野角が上下/左右それぞれ178度。
インターフェイスはDisplayPort、HDMI、DVI-D。2ポートのUSB Hubも内蔵。スタンドは上25度のチルト、左右344度のスイベル、高さ151.5mmの各調整やピボットに対応する。
本体サイズは646×281.5×425~576.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約12.7kg。
「ColorEdge CX271」は、カラーコレクションセンサーを内蔵し、キャリブレータで調整した輝度や色合いへと自動補正できるモデル。
外付けキャリブレーターとColorNavigatorが付属する「CX271-CNX」(直販価格:159,800円)、ColorNavigatorのみ付属する「CX271-CN」(直販価格:154,800円)、ColorNavigator Elementsのみ付属の「CX271」(直販価格:149,800円)の3モデルがラインナップされる。
主な仕様はCG277と同じ。遮光フードは付属せず、オプションで「CH5」(価格:19,800円)が用意される。