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パナソニック、狙った方向をズーム録音できるICレコーダ
(2013/11/1 16:22)
パナソニック株式会社は、前方の音声を強調して録音する機能や、特定方向の音を強調して再生する機能を備えるICレコーダ3製品を11月15日に発売する。価格はいずれもオープンプライス。
「RR-XS705」は、「可動式本格クリアズーム録音」機能を搭載。通常時は左右を向いている2個のマイクを前方へ向けることで特定方向を強調して録音できる。また、ソフトウェア処理による強調処理も組み合わせて実行される。集音器として利用できる、マイクで集音した音を強調してリアルタイムにイヤフォンで聞ける機能も備える。
録音した音声の再生時には、前方または左右から選んだ方向を強調して再生できる「フォーカス再生」機能を用意。英語学習などでお手本を再生したあとに無音部分を設けて発声トレーニングを行なえる「シャドーイング再生」機能や、無音部分をワンタッチで飛ばす「スキップ」機能、発声できなった部分だけを繰り返せる「復習ポイント」機能も搭載する。
内蔵メモリは4GB。録音時間はPCM録音で約6時間、MP3/320kbps/ステレオで約26.5時間、MP3/64kbps/ステレオで約133.5時間など。FMラジオチューナも内蔵する。インターフェイスはUSB 2.0。
電源は付属の単4形ニッケル水素充電池×1。通常の単4形電池も利用可能。本体サイズは46.4×21.6×122.2mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約66g。店頭予想価格は15,000円前後の見込み。
「RR-XS455」は、RR-XS705の可動式マイクを通常のマイクへ変更。ソフトウェア処理による前方強調録音は「クリアズーム録音」として利用できる。フォーカス再生やシャドーイングなど各再生機能にも対応する。
そのほかの仕様はほぼ共通。本体サイズは40.8×16.8×105mm(同)、重量は約55g。本体色はブラック、ホワイト、シルバー、レッドの4色。店頭予想価格は10,000円前後の見込み。
「RR-XS355」は、フォーカス再生やスキップ/復習ポイント機能、FMラジオなどの機能を省略したモデル。ソフトウェア処理のクリアズーム録音やシャドーイング機能に対応する。
内蔵メモリは2GBで、録音時間はPCM約2時間50分、XPモード約21.5時間、SPモード約32.5時間など。FMラジオチューナは非搭載。
電源は単4乾電池×1で充電池は付属しない。本体サイズは40.1×15.6×112.7mm(同)、重量は約51g。本体色はシルバー、ブルー、ピンクの3色。店頭予想価格は8,000円前後の見込み。