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ソニー、VAIO Pro、Duo 13、red editionなど夏モデル体験会を開催
(2013/6/10 17:26)
ソニーは10日、VAIOの2013年夏モデル「VAIO Duo 13」、「VAIO Pro 11/13」の商品体験会を開催した。
体験会の冒頭、ソニーマーケティング株式会社 マーケティングGP ITマーケティング部 ITMK課 統括課長の清水美能留氏がVAIO夏モデルの商品戦略を説明した。
ソニーでは国内コンシューマPC市場について、「タブレットの台頭でパソコン市場は厳しい環境にあるが、高い生産性を持つPCへの回帰も進むと見られる。特にモバイルPCを中心としたハイブリッドスタイルPCのマーケットは今後も拡大していくのではないか」(清水統括課長)と分析している。
VAIOの方向性としては、「従来のPCにはない、新しい形態のPCを創造」、「人とPCの新しい関係作りを提案」、「PC市場を活性化」という3つを実現することを目指す。
今回の夏モデルは、今までにない自由なスタイルで使うPCを目指した「VAIO Pro 11」、家庭でPCを囲む新しい生活を提案する「VAIO Tap 20」などを揃え、タッチソリューションに注力した新スタイルPC「VAIO Duo」シリーズ、「VAIO Tap」シリーズ、先進のパフォーマンスを実現するクラムシェルPC「VAIO Pro」シリーズ、「VAIO Fit」シリーズとなっている。
特にVAIO Duo 13、VAIO Pro 11/13は、Intelの第4世代Coreプロセッサを搭載している。
インテルのクラウド・コンピューティング事業部・小澤剛シニア・プロダクトマーケティング・マネジャーは、「インテルが発表した第4世代Coreプロセッサは、過去10年で最大の技術革新。新しいPCを実現するのに最適な製品で、日中はバッテリを気にせず、ACアダプタを持ち歩くことなく利用できる最初の製品であり、軽く、薄いPCを実現するだけでなく、高い性能を実現する製品となっている」と第4世代Coreプロセッサ搭載の意義を強調した。
VAIO Duo 13は、前モデルのVAIO Duo 11同様、1アクションで切り替わるSurf Sliderデザインを踏襲。外形寸法で比較すると、Duo 11は液晶サイズが11.6型だったのに対し、Duo 13は13.3型液晶を搭載したが、幅は10mm、奥行きは11mm、厚みは約1.7mm、質量は20g増えたに留まった。体感的にはボディサイズ、軽さは同等でありながら液晶サイズが拡大した。
バッテリ駆動時間は本体のみで約18時間と、Ultrabookとして世界最長のバッテリ駆動時間となっている。
液晶はトリルミナスディスプレイを採用し、高解像度、高輝度、広色域を実現。ペンを標準添付し、思いついたらペンですぐにメモを実現する、瞬間復帰、簡単ログイン、快適な書き心地、高性能背面カメラ搭載などを特徴としている。
VAIO Pro 13/11は、軽さと色再現力、先進スペックを搭載。Pro 11はタッチ機能搭載モデルで870g、タッチ機能非搭載モデルで770g、Pro 13は1,060gとなっている。
軽量を実現したのは軽さと強さを実現するカーボンを採用したことによる。キーボードもPro 11は17mm、Pro 13は19mmの広いキーピッチと、ともに1.4mmのキーストロークを採用し、打ちやすさを追求している。
液晶にトリルミナスディスプレイを採用し、高解像度、高輝度、広色域を実現している。
また、Duo、Proともに、「写真を楽しむならVAIO」をキーワードに、TV CMも含めてアピールを行なう。スマートフォンで撮影した写真も、VAIOを使って編集や保存して楽しむことをアピールする。
ソニーストアでは、美しい光沢とこだわりの塗装を施した「VAIO | red edition」をDuo 13、Pro 11/13、VAIO Fit 14/15の5機種で提供する。
「VAIO Pro 13の天面などは、カーボンファイバーの第1層目にピンク、2層目にピンクシルバー、3層目にレッド、4層目にUVコーティングを施したこだわりの塗装を実現し、アルミニウム、モールドなど異なる素材についても複数コーティングを実現することで、色づけが難しい素材でも同じ色味を実現。さらに、red editionのオーナー限定で、VAIOの使い方だけでなく他社製品を含む周辺機器の設定にも答えるまるまるアシストを提供するなど、こだわりのオーナー向けに特別メニューを提供する」(ソニーマーケティング株式会社 マーケティングGP ITマーケティング部 ITMK課 金森伽野氏)。
銀座ソニービルでは、red edition発表を記念し、店頭に紅い薔薇のディスプレイを置き、紅い薔薇を配布するサービスを実施。製品発売をアピールした。