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Qualcomm、ポータブルゲーム機向けSoCの新型「Snapdragon G」シリーズ

新型Snapdragon Gシリーズ

 Qualcommは17日、ポータブルゲーム機向けSoC「Snapdragon G」シリーズを発表した。3モデルを展開し、搭載製品は今四半期より、AYANEO、ONEXSUGAR、Retroid Pocketなどから順次市場に投入される見込み。

Snapdragon G3 Gen 3

 上位の「Snapdragon G3 Gen 3」は、Unreal Engine 5における完全な動的グローバルイルミネーションおよび反射を実現するLumenに対応したハイパフォーマンス製品。Snapdragon Gシリーズとしては初のサポートとなる。

 Android搭載のポータブルゲーミングデバイス向けで、従来製品と比べてCPU処理で30%、高度なグラフィックス処理で28%性能を向上。電力の最適化とエネルギー効率の改善も図っており、最新無線規格となるWi-Fi 7に加え、Bluetooth 5.3にも対応する。

 主な仕様として、プライムコア1基+パフォーマンスコア5基+効率コア2基による8コアKryo CPUと、Adreno A32 GPUを搭載。最大QHD+/144Hzのディスプレイ出力ができる。さらに、超解像技術のSnapdragon Game Super Resolution、フレーム生成技術のAdreno Frame Motion Engine 2.0もサポートする。

Snapdragon G2 Gen 2

 中位の「Snapdragon G2 Gen 2」は、パフォーマンスと効率性に優れ、144fpsでのクラウドゲームプレイを実現する製品。従来製品と比べてCPUで2.3倍、GPUで3.8倍性能が向上した。こちらもWi-Fi 7による高速で信頼性の高い無線通信が行なえ、Bluetooth 5.3にも対応する。

 主な仕様として、プライムコア1基+パフォーマンスコア4基+効率コア3基による8コアKryo CPUと、Adreno A22 GPUを搭載、最大QHD+/144Hzのディスプレイ出力ができる。さらに、Snapdragon Game Super Resolution、Adreno Frame Motion Engine 2.0もサポートする。

Snapdragon G1 Gen 2

 下位の「Snapdragon G1 Gen 2」は、最大1080p/120fpsのクラウドゲーミングを想定した幅広いユーザーに向けた製品。従来製品と比べ、CPUを80%、GPUを25%高速化した。

 主な仕様として、パフォーマンスコア2基+効率コア6基による8コアKryo CPUと、Adreno A12 GPUを搭載。無線機能はWi-Fi 5、Bluetooth 5.1をサポートし、最大FHD+/120Hzのディスプレイ出力ができる。

新型Snapdragon Gシリーズの主な仕様