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899gで約1日使える日本向けモバイルノート「ASUS Zenbook SORA」
2025年2月5日 12:48
ASUS JAPANは、最軽量モデルで899gの14型モバイルノートPC「Zenbook SORA」シリーズを発売した。Snapdragon X搭載の「Zenbook SORA UX3407QA」およびSnapdragon X Elite搭載の「Zenbook SORA UX3407RA」を用意し、価格は前者が17万9,800円から、後者が21万4,800円から。
本稿では、Zenbook SORAに関する報道者向け発表会の内容をお届けする。製品の仕様については既報を参照されたい。
発表会では、同社 システムビジネスグループ コンシューマービジネス事業部の統括部長であるDavid Chu氏や、ノートPCプロダクトマネージャーであるLeon Chen氏、同グループ マーケティング部 コンシューマーPCプロダクトマーケティング マーケティングマネージャーの熊谷 歩美氏が登壇し、本製品を説明した。
Zenbook SORAは、CES 2025で「Zenbook A14」として発表したものを、日本市場向けの独自製品名で展開するモデル。名前の「SORA」は日本語の「空」から取られており、本製品の軽量設計を表現している。
同社は、これまで多くのCopilot+ PCを市場に投入し、AI PCの普及を加速させてきた。その流れの中で、Zenbook SORAは超軽量のCopilot+ PCとして開発された。最軽量モデルではわずか899gという軽さを誇り、厚さも13.4mmと薄型で通勤や通学などの持ち運びに適した仕様となっている。
薄型軽量でありながら、バッテリ駆動時間は上位モデルで29時間、最軽量モデルで23時間を実現する。これにより、電源の確保が難しい環境でも安心して作業を継続できるという。
本製品は、日本市場向けに特化したデザインも大きな特徴だ。同社は日本での市場調査を実施し、特に「軽さ」、「薄さ」、「駆動時間」の3つをキーワードに、ユーザーのライフスタイルやニーズを製品に反映している。
また、日本のユーザーは通勤時のファッションや持ち物とのコーディネートを意識する傾向にあるという結果を踏まえ、本体カラーはどんなファッションにも馴染むという「ザブリスキーベージュ」と「アイスランドグレー」の2色を展開する。
さらに、航空工学領域でも使用されるハイテクセラミック素材「セラルミナム」を採用し、軽量ながらも高い耐久性を実現している。
性能面では、CPUにSnapdragon X Elite、またはSnapdragon Xを採用し、45TOPSのNPUを備えている。これにより、オンデバイスでのAIタスク処理がスムーズに行なえ、Copilot+ PCとしての性能を最大限に発揮する。
本製品は、ブラウジングやAI処理、グラフィックス処理において、電源アダプタを外していても安定したパフォーマンスを引き出すことが可能で、外出先でも快適なパフォーマンスを維持できるよう設計されているという。
上位モデルはディスプレイに有機ELを採用するほか、薄型軽量ながらインターフェイスにUSB4 2基、USB 3.2 Gen 2、HDMIなどを備える。このほか、指1本でも本体がブレずに天板を開閉できる「EasyLiftヒンジ」や、ジェスチャー操作対応の大型タッチパッドを装備し、ユーザビリティの面でも高い完成度を謳っている。
人気YouTuberによるトークセッションも
発表会ではスペシャルゲストとして、YouTuber/インフルエンサーのJaneぜうんさんが登場し、Zenbook SORAの使用感に関するトークセッションが行なわれた。
Janeさんは、本製品の第一印象について可愛いと述べており、特に、マットな質感やラテのような柔らかい色合い、光るロゴが魅力的と語った。3週間使用して最も印象的だったのは軽さで、肩掛けバッグにも収まり、持ち運びが非常に楽だったという。そして、ロングバッテリによる安心感があり、大学の授業やカフェでの作業時にも充電の心配をせずに使えたと高く評価した。
同氏はZenbook SORAについて、特にデザインと軽さの面で大学生に最適だと語る。ラテ色のマットな質感はどんなファッションにも馴染み、おしゃれを楽しみたい学生にぴったりだという。ワンタッチでAIを呼び出せる機能も搭載されており、月額なしでAIツールを活用できる点もコストパフォーマンスに優れていると評価した。
大学生活では移動が多く、さまざまな場所でPCを活用する機会が増えるため、デザイン性と機能性を兼ね備えたZenbook SORAは、まさに理想的な選択肢だとおすすめした。
このほか、パートナーセッションでは、日本マイクロソフト 業務執行役員 コンシューマー事業部 モダンライフ戦略本部 本部長の小澤 拓史氏や、クアルコム シーディーエムエー テクノロジーズ マーケティング統括本部長の泉 宏志氏が登壇した。