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ヤマト運輸、無人配送ロボよる宅配の実証実験

 京セラコミュニケーションシステム、Packcity Japan、ヤマト運輸は11日、無人自動配送ロボットによる移動型宅配サービスの実証実験を北海道の一部エリアで実施すると発表した。場所は北海道石狩市緑苑台東地区の一部エリアで、同日から10月下旬まで実施する。

 無人自動配送ロボットにオープン型宅配便ロッカー「PUDOステーション」を搭載し、格納した荷物を届ける個人向け配送サービスの検証。宅配需要の増加と労働力不足に対応するために無人自動配送ロボットを活用する試みであり、2022年11月にも同様の実験を行なっていた。

 利用対象者は同地区居住者で、利用にはクロネコメンバーズへの登録が必要。対応する荷物は宅急便のみで、クール宅急便、着払い、代引き、120サイズ以上の荷物は対象外となっている。

 実験の主な流れは「指定場所への移動」と「受け取り操作」の2つ。受取人が指定した場所に配送ロボットが移動し、受取人はロボットに備え付けのタッチパネルを操作することで荷物を受け取ることができる。ロボットが受け取り場所に近づくと受取人に通知を送信する。

 今後の展開としては、多様化するライフスタイルへの対応と、地域特性に適した無人自動配送ロボットの社会実装に向けて、実証実験を継続するとしている。

配送のフロー