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AI機能を多数備えた折りたたみスマホ「Galaxy Z Fold6/Flip6」
2024年7月10日 22:00
Samsung Electronicsは、新型折りたたみ式スマートフォン「Galaxy Z Fold6」および「Galaxy Z Flip6」を発表した。日本では31日に発売し、17日から予約受け付けを開始する。価格はそれぞれ24万9,800円から、15万9,000円から。
いずれもSoCにSnapdragon 8 Gen 3を搭載し、AI機能を多数備えた「AIフォン」と称した高性能折りたたみモデルとなる。
Galaxy Z Fold6
Galaxy Z Fold6は、AIに最適化された大画面と強力なパフォーマンスを備え、Sペン機能によって生産性を向上させる設計が施された、左右に折りたたむタイプのフォルダブルスマートフォン。
折りたたみ時の厚みが約12mm(前世代比-1.3mm)で重量が約239g(前世代比-14g)と、Galaxy Z Foldシリーズでは最薄最軽量を実現している。ストレージが256GB/512GB/1TBの3種類を用意し、価格は順に24万9,800円、26万7,800円、30万3,800円。
SoCにSnapdragon 8 Gen 3を搭載し、前世代比でCPU性能が14%、GPU性能が25%、NPU性能が41%向上した。ベイパーチャンバーも前世代の1.6倍の大きさとなっており、冷却性能も向上している。
AI機能としては、会議の手書きメモの翻訳/要約や、録音した会議内容の文字起こし、メモを書いたタイミングと同期した録音再生などが可能な「ノートアシスト」、外国語の講義や会議の際にリアルタイムで文字起こしや翻訳が可能な「リスニングモード」、最低限の必要なキーワードを入力するだけでメール本文などを作成できる文章生成機能、LINEやInstagramなどのサードパーティアプリにも対応した「リアルタイム通訳」などを備える。
画像編集関連では、AIを活用した画像内のオブジェクトのリサイズや削除、再配置ができるほか、コミックや水彩画などのスタイルで自分にそっくりなアバターを作成できる「ポートレートスタジオ」、簡単なスケッチからリアルな画像を生成できる「AIスケッチ」も搭載する。
ディスプレイのサイズはメインが7.6型でサブが6.3型。カメラの画素数は背面が5,000万画素、1,200万画素、1,000万画素、サブディスプレイ部が1,000万画素。そのほかの主な仕様は、メモリが12GB、OSがAndroid 14。
バッテリは4,400mAhで、IP48の防水防塵性能や、顔認証および指紋認証を装備する。カラーはシルバーシャドウ、ネイビー、クラフテッドブラック、ホワイトの4色を展開する。本体サイズは展開時が約132.6×153.5×5.6mm、折りたたみ時が約68.1×153.5×12.1mm、重量は約239g。
Galaxy Z Flip6
Galaxy Z Flip6は、上下に折りたたむタイプのフォルダブルスマートフォン。4,000mAhのバッテリや5,000万画素のカメラを備え、バッテリの大型化やカメラ性能の大幅な向上を実現している。ストレージが256GBと512GBの2種類を用意し、価格は順に15万9,000円、17万7,700円。
AI機能として、AIスケッチやポートレートスタジオのほか、撮影する人数や位置に応じて自動で画角を調節する置き撮りに好適な「オートズーム」などを搭載する。カメラ機能に関しては夜間やズーム性能も格段に向上しているという。このほか、2画面でのハンズフリー通訳や、生成AI壁紙にも対応した待ち受けカスタマイズなどの機能も備える。
ディスプレイのサイズはメインが6.7型でサブは3.4型。カメラの画素数は背面が5,000万画素、1,200万画素、前面が1,000万画素。そのほかの主な仕様は、メモリが12GB、OSがAndroid 14。Galaxy Z Flipシリーズとして初めてベイパーチャンバーを搭載するほか、IP48の防水防塵性能や、顔認証および指紋認証も装備する。
カラーはブルー、シルバーシャドウ、ミント、イエロー、クラフテッドブラック、ホワイトの6色を展開する。本体サイズは展開時が約71.9×165.1×6.9mm、折りたたみ時が約71.9×85.1×14.9mm、重量は約187g。