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AI機能Copilot実装したWindows 11プレビュー公開

 米Microsoftは26日(現地時間)、Windows 11バージョン22H2向けのプレビューパッチ「KB5031455」の提供を開始した。

 本パッチでは、AIコンパニオン「Copilot in Windows」がプレビュー版として実装された。同機能はチャットのやり取りでOSの設定を変更したり、Bing Chatとも連携できる。また、おやすみモードをオンにしたときに受信する緊急または重要な通知のための「通知を表示」ボタンが追加されたほか、トースト通知のバナーをアプリごとに停止できるようになり、タスクバー上のアプリを右クリックしてタスクを終了できるようになった。

 ファイルエクスプローラーでは、ホーム画面がWinUIを利用したものに更新され、推奨ファイルがスライド表示されるようになった。詳細ペインも追加され、ファイルを開かずに共同作業が可能になった。写真アプリのように写真を一覧できるGallery機能も加わった。

 また、libarchiveオープンソースプロジェクトを導入し、Tar、7-Zip(7z)、RAR、gzなどのさまざまな圧縮フォーマットにネイティブサポートしたほか、テキスト読み上げ機能のナレーターに日本語が追加され、Windows Helloを使用したパスキーの作成が可能となった。

 そのほかの主な新機能および改善点は以下の通り。

  • スタートメニューのファイルプレビューが強化
  • アプリごとにオーディオ設定が可能な音量ミキサーがクイック設定に追加
  • アプリのウィンドウとラベルをタスクバー上で個別に表示可能に
  • タスクビューでデスクトップラベルが表示されるように
  • システムトレイで時刻と日付を非表示にできるように
  • システムトレイで通知がベルアイコンとして表示されるように
  • システムトレイからネットワークの問題の診断を開始するオプションが追加
  • 検索ハイライトの改善
  • ファイルエクスプローラーのアドレスバーがローカルおよびクラウドフォルダを認識するように
  • ファイル共有機能の改善
  • Windowsバックアップアプリの追加
  • Unicode Emoji 15のサポートが追加
  • Windows スポットライトの改善
  • 音声アクセス機能の改善
  • SDRディスプレイで自動カラー管理(ACM)が使用可能に
  • Windows 365 Switchの追加
  • Windows Ink の一部の編集ボックスでデジタル手書き(インク入力)機能が展開