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Copilot in Windowsが右下に移動、駆動時間を延ばす省エネ機能も。Windows 11プレビュー版

Copilot in Windowsのアイコンが右下に移動

 Microsoftは29日(米国時間)、Windows 11 Insider Preview「ビルド23595」をDevチャネル向けに、「ビルド26002」をCanaryチャネル向けにそれぞれ提供開始した。

ビルド23595(Devチャネル)

 ビルド23595では、Copilot in Windows(旧Windows Copilot)に関する変更を実施しており、アイコンの表示位置をタスクバー右端へと移動した。Copilot in Windowsのペインが表示される位置に近づけることで、分かりやすくアクセスしやすくした。この変更にともない、タスクバー右端の「デスクトップを表示する」機能が標準でオフに切り替わる(設定から再度オンにできる)。

 また、Copilot in Windowsのマルチモニター環境のサポートについても再展開を開始。Copilotを呼び出したいモニターのタスクバー上でアイコンをクリックするか、ショートカットキーから呼び出せるようになる。

 そのほか、Windows Inkによる一部編集ボックスへの手書き入力について、日本語を含む複数の言語を新たにサポート。タスクマネージャーのプロセスページにおけるグループ化の改善も図っている。

ビルド26002(Canaryチャネル)

性能と引き換えに駆動時間を延ばすEnergy Saver

 ビルド26002では、バッテリ駆動時間を延長する「Energy Saver」を新たに導入。性能を抑えるかわりにバッテリ駆動時間を延ばす機能で、システムトレイのクイック設定からオン/オフしたり、バッテリ残量が一定以下になると自動的にオンにしたりできる。デスクトップPCでも利用でき、駆動時間延長だけでなく省エネ目的でも活用できるとしている。

 また、クイック設定の全体的なパフォーマンスと応答性を向上。VPNを管理しやすくなり、Wi-Fiの一覧画面には更新(再スキャン)ボタンやスキャンの進捗を示すインジケータが追加された。

 そのほか、Microsoftアカウントに関連する通知機能を設定アプリのホーム画面に実装。設定アプリで「Bluetoothとデバイス」内の「タッチパッド」に移動した際に、クラッシュする不具合なども修正している。

クイック設定のWi-Fi画面には更新ボタンなどが加わった