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PC市場、2024年に回復の兆し

OSシェア別の成長率予測。2024年はmacOSが伸びている(出典:IDC)

 IDCは28日(米国時間)、PC市場は不調だった2023年で底打ちし、2024年の回復基調に転じて前年比3.7%増の2億6,140万台になる見込みだと発表した。ただし、この台数は2018年の2億5,960万台を超えるものの、依然として2019年のレベル以下の水準だとしている。

 2023年のPC市場は、消費者向け市場は刷新サイクル、企業向け市場は(コロナ禍による)デバイス購入の前倒し、教育市場は回復せずといった状況で、前年比13.7%減の2億5,200万台を予測している。特に消費者向け市場は-16.2%と予測されており、史上もっとも大きく減少した年として記録される可能性がある。

 2024年以降プラスに転じる理由について企業向けを挙げており、2025年のWindows 10サポート終了に合わせてのPC刷新が市場を促進する理由だと挙げている。特にAppleは成長の機会があるとしてしており、2022年の時点でAppleが5%超えのシェアを獲得している点は注目すべきだという。

 また、企業向けPC市場においてはAMDの躍進、生成AIへの対応、引き続きリモート/ハイブリッドワークへの需要があるとしている。

PC市場の推移(出典:IDC)