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「TweetDeck」が事実上の有償化。新バージョンの公開と同時に

 Twitterは4日、公式Webアプリ「TweetDeck」の新バージョンを公開した。旧バージョンのユーザーは、画面左下に表示している「Try the new TweetDeck」から新バージョンを利用できる。

 新バージョンでは旧バージョンの特徴だったカラム(列)表示を引き継ぎつつ、旧バージョンで完全には対応していなかった投票機能やスペースをサポートするようになった。

 一方で、複数のアカウントを1つの画面でカラム表示することはできなくなり、アカウントを切り替えて表示する形式になった。また一時的にTeams機能を無効化しているが、数週間以内に復旧するとしている。

 さらにTwitterサポートの告知ツイートによれば、TweetDeckを使い続けるには30日以内にアカウント認証(Twitter Blueへの登録)を行なう必要があるとしており、事実上の有償化となる。

 Twitterは2日に「極端なデータ抽出やシステムの操作に対処する」名目でユーザーが1日に読めるツイート数を一時的に制限する旨の告知を行なった。現在、認証アカウント(有償アカウント)は10,000件、未認証アカウント(無償アカウント)は1,000件、新規未認証アカウントは500件の表示制限がかかっているとされるが、TweetDeckはタイムラインを動的に更新する特性上、ブラウザでTweetDeckを開きっぱなしにしているとツイートの表示制限に到達しやすくなるため、タイムラインを読むときだけTweetDeckを開くなど以前とは異なる運用を行なう必要に迫られる場合があり、特に未認証アカウントユーザーの利便性は低下している。