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Bingチャットに画像生成AIが実装。OpenAIのDALL-Eを活用

Bing Image Creatorのスクリーンショット

 Microsoftは、Bingチャットに画像生成AI「Bing Image Creator」の順次実装を開始したと発表した。Bingプレビューに参加していればデスクトップとモバイルの両方で独創性モードで使えるとしているが、筆者の環境(アカウント)で試したところまだ使えなかった。

 なお、画像だけを生成するImage Creatorは現時点でも利用可能だが、現時点では英語のみのプロンプトに対応している。

 人間の脳はテキストより画像の方が6万倍早く処理できるといい、理解するための重要な手段である。このため画像検索も一般的なWeb検索の次に多く使われている。しかし「いまや画像は検索や創造できるものにほとんど制限がない」として実装に至った。

 画像生成はチャットの中で「画像を描いて」、「画像を生成して」といった指示を加えるだけで行なえ、アートスタイルも選択できるとしている。Microsoft EdgeのBingチャットからも利用でき、生成したイメージをとっさに共有するといったことも可能となっている。

 なお、生成できる画像に関しては、Microsoftが定める「責任あるAI」の原則に基づいており、OpenAIと協力し、セーフガードと追加の保護が組み込まれ、有害や危険な画像の生成を制限しているという。

Microsoft EdgeのBingの右ペインで画像を生成して、左ペインでそれを共有しているところ
筆者のアカウント(環境)では生成できなかった
こちらはImage Creatorで生成した画像例(女の子がPCを組み立てるというプロンプトを英語で入力)

 また、本日よりBing検索向けに「ストーリー」と「ナレッジカード2.0」を提供開始した。動画やインタラクト可能なコンテンツが含まれており、検索の楽しさやビジュアルを大幅に向上させられるとしている。

Bingのストーリー
Bingのナレッジカード2.0