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SK hynix、世界最速のモバイル用DRAM「LPDDR5 “Turbo”」

LPDDR5T

 韓国SK hynixは25日(現地時間)、最大転送速度9.6Gbpsを達成した世界最速を謳うモバイル用DRAM「LPDDR5T」(Low Power Double Data Rate 5 Turbo)のサンプル出荷を開始した。

 2022年11月に発表した従来の「LPDDR5X」(8.5Gbps)から13%高速な9.6Gbps転送を実現し、LPDDR5として最高速度を実現。同社が開発したLPDDRメモリとしては第7世代目になる。駆動電圧は1.01~1.12VでJEDEC規格に、高速性のみならず低消費電力も実現する。

 サンプルは16GBで、マルチチップパッケージを採用。1パッケージで77GB/sの転送速度を達成し、1秒で15本のフルHD映画を転送できるという。

 製造は第4世代の10nmプロセスにあたる“1anm”としており、量産は2023年下半期を予定している。