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Good 8 Squadが2敗目で暗雲?ときどとボンちゃんのWルークが威力を発揮!ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022 第11節 Day1レポート

SFL: Pro-JP 2022 第11節 Day1会場全景

 プレイオフ進出チームをかけた激闘が続く「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022(以下SFL 2022)」。本日第11節 Day1の1試合目は忍ism Gaming vs 名古屋OJA BODY STAR Mildom、2試合目はGood 8 Squad vs v6プラス FAV gamingの2戦。実況はアール氏、解説はハメコ。氏。

 本日、プレイオフ及びグランドファイナルの正式な日程及び観戦などに関する詳報が公開された。プレイオフは2022年12月29日木曜の13時開演。予選リーグはすべてオンラインだったが、ここからはオフライン方式での開催となる。観戦は有料オンライン視聴のみとなる。価格は3,000円(税込)で、グランドファイナルとのセット価格は5,000円(税込)。

 そしてグランドファイナルは翌2023年1月21日土曜の13時開演。会場はTFTホールで、こちらは会場観戦も予定されている。会場前方席かつ優先入場のA席が6,000円(税込)、一般のB席が5,000円(税込)。抽選方式での販売となっており、11月18日~11月30日までの応募者の中から抽選で購入が可能となる。当落発表は12月7日水曜の13時を予定している。

 グランドファイナルも有料オンライン視聴が可能で、価格は3,000円(税込)。前述のプレイオフとのセット価格が5,000円(税込)のため、両方視聴予定ならこちらの方が1,000円ほどお得にオンライン視聴が行なえる。

 ということで早速第11節 Day1の様子をレポートしていこう。なお、今回も配信内容については、アーカイブが公開されており、後からでも自由に閲覧できる。また、本文中の選手名については敬称を略している。

ストリートファイターリーグ:Pro-JPには、マウスコンピューターがスポンサーしている。eスポーツを始めたい人向けの、同社のお勧めのマシンは、Windows 11 Home第12世代プロセッサとGeForce RTX 3060搭載のデスクトップPC「G-Tune HM-BJ(JeSU公認PC) [ Windows 11 ]」、モニターはリフレッシュレート240Hz入力・高速応答速度0.4ms対応の「iiyama G-MASTER GB2590HSU-2」だ ※大会で使用しているマシンとは異なります
実況はアール氏、解説はハメコ。氏
SFL 2022のプレイオフとグランドファイナルの日程などの詳細がついに決定! プレイオフは2022年12月29日(木)開催、グランドファイナルは翌2023年1月21日(土)開催だ
プレイオフはオフライン開催、リアルタイム有料配信(後日無料配信も公開)の予定
グランドファイナルは有観客のオフライン開催、会場はTFTホール。会場観戦とリアルタイム有料配信(後日無料配信も公開)となる

忍玉砕!大将ウメハラガイルが燃える闘魂プレイでチームを勝利に導く

 1試合目はホームが忍ism Gamingで、出場メンバーはももち、藤村、ヤマグチ、ジョニィ。対するアウェイは名古屋OJA BODY STAR Mildomで、出場メンバーはあきら、ウメハラ、ふ~ど、ナリ君。アウェイとなる名古屋OJA BODY STAR Mildomの事前オーダーは先鋒がふ~どのポイズン、中堅がナリ君のあきら、大将はウメハラのガイル、待機選手はあきら。このオーダーを受けてホーム側、忍ism Gamingの先鋒には頭領、ももちのコーディーが馳せ参じる。

ホームはv6プラス FAV gamingで、出場メンバーはsako、ときど、ボンちゃん、鶏めし
アウェイは名古屋OJA BODY STAR Mildomで、出場メンバーはあきら、ウメハラ、ふ~ど、ナリ君
アウェイの名古屋OJA BODY STAR Mildomの事前オーダーは、先鋒ふ~どポイズン、中堅ナリ君あきら、大将ウメハラガイル
前回の直接対決では大将戦でふ~どポイズンがももちコーディーに勝利して名古屋OJA BODY STAR Mildomが勝利した

 先鋒戦の意気込みを聞かれたふ~どは「そうですね、まず、ももちを先鋒に引っ張り出したのは、こっちの作戦です。なんで、ももちが入ってきたかもしんないっすけど、完全にこっちが呼びましたね。なので先鋒戦も勝ちますけど、ほかの試合も楽しみにしてほしいなと思います」と作戦通りの展開である旨を語った。

 ふ~どのコメントでももちコーディーが来るのは予想取りだったと告げられたももちは「そうですね、こちら忍としても作戦通りで、もうオーダーも順番まで完璧に読めてたんで、そういう意味で先鋒でふ~ど来るっていうところで、自分がちょっといい形で繋げれるように心の準備と……あとしっかりね、ポイズン戦用意してきてるんで、前回負けてるんで、ふ~どにちょっとリベンジしたいと思います」とした。

 ももちコーディーとふ~どポイズンの先鋒戦。ももちコーディーはVトリガーI/VスキルII、ふ~どポイズンはVトリガーI/VスキルII。

 1戦目1ラウンドはももちコーディーが慎重な立ち回りから画面端にふ~どポイズンを追い込んで攻める猛攻を見せるも、そこを入れ替えての反撃を決めてふ~どポイズンが逆転勝利で先制。2ラウンドは序盤からももちコーディーの猛攻が決まり、一気に体力を削る。そのまま攻めてももちコーディーがここを取り返す。

 3ラウンドは、ふ~どポイズンが中央で見事な立ち回りで体力有利で展開。時間が経過し終盤になるとももちコーディーが猛攻を仕掛け、ふ~どポイズンの体力を削って五分五分の展開を見せるも、体力有利のままタイムオーバーまで逃げ切ったふ~どポイズンが1本を先取した。

 2戦目1ラウンドはももちコーディーの猛攻が決まってそのまま先制。2ラウンドはふ~どポイズンが冷静な立ち回りでここを取り返す。3ラウンドもふ~どポイズンが中央の立ち回りでももちコーディーを抑えて勝利。2本連取で先鋒戦をふ~どポイズンが勝利した。

 ふ~どポイズンの先鋒戦勝利により、アウェイの名古屋OJA BODY STAR Mildomが10ポイントを先制した。

 続けて中堅戦はナリ君のあきらに対して、藤村のルークが出陣する。意気込みを聞かれたナリ君だったが、対戦相手を聞いていないというボケをかます余裕を見せつつ、藤村のルークと聞くと「ルーク! はい、こちらも作戦通りでございます。チームのですね、ピンチを救いたいので頑張ります」とした。ここでアール氏から待ちに待ってた出番が来たことについて聞かれると「はい! いいとこで出れたかなって思うので、しっかり全力出し切りたいです!」と元気にコメントした。

 対する藤村はナリ君あきらに挑むことについて「そうですね、ナリ君はルーク戦、相当仕上がってると聞いてるんで、ちょっと怖いけど、僕もめちゃくちゃやってきたんで、どんな内容になるか楽しみですね。勝ちたいです」と冷静に返した。

 藤村ルークとナリ君あきらの中堅戦。藤村ルークはVトリガーI/VスキルI、ナリ君あきらはVトリガーII/VスキルII。

 1戦目1ラウンドは藤村ルークがほぼ体力を失うことなく、中距離を制しての完勝で先制。2ラウンドは早い段階で貯まったゲージをクリティカルアーツ「イレイザー」で消費し、ナリ君あきらの体力を大きく削っていく。そのまま攻め切った藤村ルークが1本を先取した。

 インターバルを挟んでの2戦目1ラウンドも藤村ルークの猛攻で一気に決めて先制。2ラウンドにきて、ナリ君あきらの動きが少し変化し、画面端に藤村ルークを追い込む場面も見られたが、差し合いの部分できっちり守りながら試合を進めた藤村ルークが最後はクリティカルアーツ「イレイザー」をリーサルに決めて勝利。2本連取で藤村ルークが中堅戦を制した。

 藤村ルークの勝利により、忍ism Gamingが10ポイントを取り返す形となった。

先鋒戦はももちコーディーとふ~どポイズンの一戦。ももちコーディーの火力が炸裂する場面も多く見られた
序盤で体力差がつけられていてもふ~どポイズンは冷静な立ち回りで逆転勝利を決める場面が多く、終わってみれば2-0でふ~どポイズンの勝利
中堅戦は久々登場のナリ君あきらに対して藤村ルークが襲いかかる。終始完璧な立ち回りを見せる藤村ルークにナリ君あきらはほぼなすすべなく完敗を喫した

 大将戦はウメハラのガイルに対してヤマグチのルークが出陣だ。意気込みを聞かれたウメハラは「ルーク戦は本当に毎日やってる組み合わせなんで、得意というか、練度は高いと思ってます。すごい大事な負けられない場面で、大将を任せられてプレッシャーはあるんですけど、 勝ってチームに大きく貢献したいなと燃えています」とした。ウメハラが個人戦では発する事のない“燃えている”というワードを発したことで解説席もテンションが上がる。

 対するヤマグチは「そうっすね、プレッシャーはまぁあるっちゃあるんすけど、ウメハラさんは、僕が格闘ゲームをやるきっかけになった人で、いつかは追いつきたい、追い越したいと思ってるプレーヤーの1人なので、今回は胸を借りるつもりで挑みたいと思います。頑張ります」とした。

 ヤマグチルークとウメハラガイルの大将戦。ヤマグチルークはVトリガーI/VスキルII、ウメハラガイルはVトリガーI/VスキルI。

 1戦目1ラウンドはウメハラガイル有利の展開から、ヤマグチルークが攻め返しの反撃、クリティカルアーツ「イレイザー」をリーサルに決めて先制。2ラウンドはウメハラガイルがクリティカルアーツ「ソニックテンペスト」を使って削りでそのままリーサルで決めて取り返す。3ラウンドもウメハラガイル有利の展開から画面端で攻め込んで、クリティカルアーツ「ソニックテンペスト」を決めて連勝で1本を先取した。

 2戦目1ラウンドはウメハラガイルが体力有利の展開のまま、攻め切ってクリティカルアーツ「ソニックテンペスト」をリーサルに決めて先制。2ラウンドは時間をじっくり使って攻めきってここを勝利、2本目連取となった。

 インターバルを挟んでの3戦目1ラウンドはウメハラガイルがしっかり守り切りつつの攻めを見せて先制。2ラウンドも本来不利の画面端でじっくりと守りを固めながらの猛攻で攻めるが、ここはヤマグチルークがギリギリの攻防で攻め切って取り返す。3ラウンドは画面端でのギリギリの攻防をヤマグチルークが抜けて、クリティカルアーツ「イレイザー」でリーサルを決めて勝利!ヤマグチルークが1本を取り返した。

 インターバルを挟んでの4戦目1ラウンドは両者五分五分の展開を見せるも、間隙をぬってウメハラガイルが決めて先制。2ラウンドはヤマグチルークの画面端での猛攻をきっちりしのぎ、最後はサマーソルトキックをリーサルに決めて連勝で勝利。大将戦をウメハラガイルが勝ち取った。

 大将戦のウメハラガイルの勝利により、アウェイの名古屋OJA BODY STAR Mildomが30-10で忍ism Gamingに勝利した。

大将戦はウメハラガイルに対してヤマグチルークが挑む。ウメハラガイルの立ち回りにヤマグチルークは太刀打ちできず、クリティカルアーツ「ソニックテンペスト」でリーサルを決める場面も多く見られた。なお、1戦目2ラウンドなどのソニックテンペストは、ヤマグチルークのかなり後ろで発動していたが距離が近すぎるため、ヤマグチルークが引き寄せられてダメージを受けてしまっていたようだ
3戦目は、ウメハラガイル有利で展開していたが、画面端の攻防にてウメハラガイルのVリバーサルを読んでジャンプでかわしたヤマグチルークが一気に連携を決めて1本を取り返す場面も見られた
試合全体の立ち回りでは常にウメハラガイルが上回る展開が続き、3-1で大将戦をウメハラガイルが制した

 試合終了後は名古屋OJA BODY STAR Mildomへのインタビューが行なわれた。

 先ずは先鋒戦で勝利したふ~どに話を聞くと「やっぱりあの大将戦を見て、俺は先鋒出てよかったなと思いました」とウメハラの大将戦を賞賛。自身の試合前のインタビューにて予想通りの展開と語った点について触れると「そうですね。むしろホームでもこの組み合わせやりたいなと思ったぐらいなんで、勝ち負けって起きるとは思うんですけど、いい方向に転んでよかったなと思いました」とした。

 続けて中堅戦で敗退してしまったナリ君は髪をかき上げて一言「俺は弱ぇぇっす! まだまだ……頑張ります!」とコメント。シンプルかつ悲壮感漂うコメントにアール氏から、ちょっとなんか弄った方がいい?と聞かれると、続けて「でも、あれですね。名古屋OJA BODY STAR Mildom的には、高知のキャラバンが決まったのでそこまでに1勝しないとちょっとウメハラさんのファンにやられるかもしれないんで全力で頑張ります」と小ネタも挟んでくれた。

 本日は待機となったリーダーのあきらは「いや、もう何も言うことないっていう。なんかそのラウンド間とかで、なんかある?って言われても、いや、なんもないっすって言って、もういい試合すぎて、ふ~どさんの試合も……自分、味方の試合で、こんなに感動できる内容があったのは、ほんとに嬉しかったです」と満面の笑みで語った。

 大将戦で見事に勝利を決めたウメハラは「いや、嬉しいですね。まぁ、ルーク本当に多分1番やってる組み合わせなんで。でも、どんなに対戦しても対戦してもなんか7色の攻略があるんで、行きつかないですよ。答えが出ないんですけど、まぁ経験は詰めてるんで、それがこうヤマ(ヤマグチ)はこういうタイプだから、こういう風にやったらいいんじゃないかな。みたいのがちょっとこうはまった感じですね」と大将戦の感想を語った。

 現在の心境について聞かれると「まぁ、ずっと基本的にはふ~どの後ろに隠れて、こそこそ石を投げてたんですけど、そろそろ矢面に立たないとまずいなという状況になってきたと思ったんで、まぁ、プレッシャーあったんですけど、ちょっと気合は入れてましたね。今までずっとオンでやってたんですけど、今回はちょっとかなり大事な場面になってきたんで、オフでずっと練習してました」と語った。

 残り3節の展開について聞かれると「でも、ナリ君がまだ導火線に火がついてないっぽいんで、そろそろ……そろそろ……かなぁ?」と煽り、それにナリ君が「すいません!すいません!」と頭を下げるというお茶目なやり取りも見られ、そのままインタビューを締めくくる流れとなった。

勝利した名古屋OJA BODY STAR Mildomのチームインタビュー
初勝利がなかなか見えないナリ君は頭をかきむしって自分の弱さを嘆く。コメントでもナリ君登場時はすごい盛り上がりを見せるので、是非初勝利をファンのみんなに届けてほしいところだ
第1試合の結果、ナリ君あきらが落としたが、先鋒、大将でポイントを稼いだ名古屋OJA BODY STAR Mildomが勝利

“常勝”Good 8 Squad神話崩壊?対ルーク勝率100%のぷげらも人間を辞めたカワノも敗退

 2試合目はホームがGood 8 Squadで、出場メンバーはガチくん、ぷげら、カワノ、どぐら。対するアウェイはv6プラス FAV gamingで出場メンバーはsako、ときど、ボンちゃん、鶏めし。アウェイとなるv6プラス FAV gamingの事前オーダーは先鋒がボンちゃんのルーク、中堅が鶏めしのダルシム、大将はときどのルーク、待機選手はsakoとなった。このオーダーを受け、ホーム側、Good 8 Squadの先鋒からはぷげらのバイソンが挑む。

ホームはGood 8 Squadで、出場メンバーはガチくん、ぷげら、カワノ、どぐら
アウェイはv6プラス FAV gamingで、出場メンバーはsako、ときど、ボンちゃん、鶏めし
アウェイのv6プラス FAV gamingの事前オーダーは先鋒がボンちゃんルーク、中堅が鶏めしダルシム、大将ときどルーク
前回の直接対決では、大将戦でぷげらバイソンがボンちゃんルークを撃破してGood 8 Squadが勝利した

 先鋒戦の意気込みについて、ぷげらのバイソンが来たことについて聞かれたボンちゃんは「あ、まぁへえって感じでしたね。まぁ大丈夫じゃないかなって感じです」とした。

 対するぷげらに、ボンちゃんが大丈夫かなとおっしゃってましたと告げるとこれにぷげらも「いや、僕もそう思います。おおむね同意ですね」と同意して見せる不思議な返しに。

 続けて「1週目の時はボンさんから僕に来た形で。これ2回目の戦いなんですけども、SFリーガーには同じ技は2度通用しない。これは今や常識!!ということを見せたいと思います」とした。これにチームメイトから「コメントいいよ!」とガヤも入る。

 これを聞いたハメコ。氏は前回勝利したぷげらがこれを言うのはブーメランではないのか、と懸念を示す。なお、この台詞の元ネタは週刊少年ジャンプ連載、作者車田正美氏の「聖闘士星矢」に登場する鳳凰星座(フェニックス)の青銅聖闘士の一輝が、冥王ハーデス編において天雄星ガルーダのアイアコスとの対戦時に放ったセリフだ。

 ぷげらバイソンとボンちゃんルークの先鋒戦。ぷげらバイソンはVトリガーI/VスキルI、ボンちゃんルークはVトリガーI/VスキルI。

 1戦目1ラウンドはぷげらバイソンの猛攻が決まって先制。2ラウンドはボンちゃんルークが画面端に追い込んでの猛攻でここを取り返す。3ラウンドはギリギリの攻防をボンちゃんルークが逃げ切る形で勝利し、1本を先取した。

 2戦目1ラウンドはボンちゃんルーク有利で展開したまま、時間をじっくり使っての攻防が続く。時間ギリギリのところでぷげらバイソンが猛攻から投げを決めて逆転勝利で先制。2ラウンドもボンちゃんルークの猛攻が決まって体力有利で展開する。後半もボンちゃんルークがうまく決めてここを取り返す。3ラウンドもギリギリの攻防が展開するも、ボンちゃんルークの立ち回りが上回り、これを制して2本連取で勝利。先鋒戦をボンちゃんルークが勝ち取った。

 ボンちゃんルークの先鋒戦勝利により、アウェイのv6プラス FAV gamingが10ポイントを先制した。

 続けて中堅戦は鶏めしのダルシムに対してガチくんのラシードが挑む。意気込みを聞かれた鶏めしだが、sakoたちの声が大きく、インタビューを遮ってしまい、仕切り直す場面も見られた。

 改めて鶏めしは「ラシード-ダルシムって、一般的にはラシードが有利って言われるんすけど、あの実際ラシード有利なんですよね。なんですけど、ちょっとワールを止めたり、飛びを全部落としたり、壁貼り付けをちゃんと咎められれば全然戦えます。なので表します。いけます」と自信を見せた。

 対するガチくんは「はい、まぁちゃんとグッパチ(Good 8 Squad)は担当をしっかり決めてやってきて、僕の出番はここかなっていうので、しっかりとここに向けて練習してきたんで、自分のいいスタイルを見せれたらと思います」とした。

 ガチくんラシードと鶏めしダルシムの中堅戦。ガチくんラシードはVトリガーII/VスキルI、鶏めしダルシムはVトリガーII/VスキルI。

 1戦目1ラウンドは鶏めしダルシムが近距離での攻防を制して先制。2ラウンドはガチくんラシードの猛攻が決まってここを取り返す。3ラウンドも画面端での猛攻をガチくんラシードが決めて連勝でガチくんラシードが1本を先取した。インターバルを挟んでの2戦目1ラウンドはガチくんラシードが攻め切って先制。2ラウンドもガチくんラシードが決めて2本連取で中堅戦を決めた。

 ガチくんラシード中堅戦勝利により、Good 8 Squadが10ポイントを取り返す形となった。

先鋒戦はボンちゃんルークに対して、前回大将戦で勝利したぷげらバイソンが挑む流れになったが、今回はボンちゃんルークが万全の態勢で挑み、危なげなくぷげらバイソンを抑え込んで勝利する展開となってしまった。確かにSFリーガーには同じ技は2度通用しなかった!
中堅戦は鶏めしダルシムにガチくんラシードが挑む。試合前のインタビューで対策万全と語った通り、初戦は鶏めしダルシムが勝利
その後は完全にガチくんラシード有利の展開で進み、終わってみれば2-0でガチくんラシードが中堅戦を制した

 大将戦はときどのルークに対してカワノのコーリンが挑む。意気込みについて聞かれたときどは「はい、なんか最近あのルーク戦に自信つけてると聞いておりますので、こうここらへんでちょっと味わいたいかなとおもいます。対策もやってきました」とした。

 対するカワノは「そうっすね、まぁ、人がどうというよりかは、この組み合わせは人間を辞めることにね、成功したんで、辞めて勝とうかなと思います」とし、ルシアピックの際を思い起こさせる発言を見せ、解説陣を賑わせた。

 カワノコーリンとときどルークの大将戦。カワノコーリンはVトリガーII/VスキルI、ときどルークはVトリガーI/VスキルI。

 1戦目1ラウンドはときどルーク有利で試合が展開。終盤カワノコーリンが追い上げを見せるも、ときどルークが攻め切って先制を決める。2ラウンドはときどルークが体力有利で展開し、そのまま時間をじっくり使っての攻め合いを制して連勝で1本を先取した。

 インターバルを挟んでの2戦目1ラウンドは時間ギリギリの展開をときどルークが取って先制。2ラウンドもときどルークが勝利して2本連取となった。

 インターバルを挟んでの3戦目1ラウンドもときどルークが冷静な立ち回りで勝利を見せる。2ラウンドはカワノコーリンが画面端での攻防を制して取り返す。3ラウンドはときどルークが猛攻を見せてカワノコーリンを追い詰めるも、ここからカワノコーリンが逆転を見せて、そのまま攻め切り、カワノコーリンが逆転勝利を決めて、1本を取り返した。

 インターバルを挟んでの4戦目1ラウンドはギリギリの攻防をときどルークが読み勝っての連携を決めて先制。2ラウンドもときどルークがギリギリの攻防を制して、最後はクリティカルアーツ「イレイザー」をリーサルで決めて勝利。大将戦をときどルークが制した。

 大将戦のときどルーク勝利により、アウェイのv6プラス FAV gamingが30-10で勝利した。Good 8 Squad

大将戦はカワノコーリンとときどルークの一戦。カワノコーリンの動きに対して、常時冷静にダメージを与えるときどルークがキッチリ抑える展開が続く
3戦目はカワノコーリンの動きがよく、3ラウンドではときどルークの起き攻めを見事に読み切り、カワノコーリンが1本を取り返す場面も見られた
全体的にはときどルークの冷静な立ち回りが随所に見られ、3-1で大将戦をときどルークが勝利した。カワノが人間をやめられなかったのかときどが人間をやめたカワノを上回ったのか……

 試合終了後は勝利したv6プラス FAV gamingへのインタビューが行なわれた。

 先鋒戦に勝利したボンちゃんは「前負けた試合もねぇ、見直したんですけど、負けてんなぁくらいで、ヤラれたー!って感じはしなかったんですよね。なので俺は構わんぞって気持ちだったんで、結果ね」とした。

 これをアール氏は子供にも分かりやすい説明と賞賛。続けて「やっぱルークキラーみたいな感じでぷげは勝ててたんで、そんなことねえはずなんだけどな、と思いながら練習もしてて、それが結果としてね、勝ちで現れたんで、非っ常に満足でございます、ありがとうございます」と満面の笑顔でコメントした。キラキラの笑顔に解説陣も大喜びだ。

 中堅戦でガチくんラシードに惜しくも敗れた鶏めしは「はい、本当ガチさんダルシム戦うまくて、この時期じゃなかったら、ラシード戦もう1回、ラウンジでいっぱいやりたいなって思うぐらいちょっとやられちゃったんですけど、 やっぱFAV(v6プラス FAV gaming)のチームのメンバーがみんな覚醒しちゃって、もう頼りになりすぎて、自分の役目は終わっちゃったかなってぐらいですね」と自虐ネタを披露。

 これにアール氏が、ガチくんを引きつけたという考え方もできると返すと、続けて「そうですね、逃げ役(おとり?)ならできるかもしれません」と自虐ネタを続けたので、アール氏が、いやいやいや、あなた強いでしょうよと返す場面も見られた。

 本日は待機となったリーダーのsakoは「いや頼ましかったねぇ。まさかね。ちょっときついかなと思ったグッパチ(Good 8 Squad)戦やったけども、しっかりそこで勝ち切ってくれるボンちゃんとはじめちゃんがものすごい心強かったです」とチームメイトを賞賛。

 アール氏は、sakoGがあるんじゃないかみたいな匂わせがありましたけどと返すと、sakoは「まぁ、出すまでもなかったかな」と強気のコメント。アール氏がこの先もプレイオフ、グランドファイナルってありますもんねと返すと、続けて「うん、そうそうそう。楽しみに待っといて」と返した。これにはハメコ。氏もSFL 2021にてsakoの決めセリフとなっていた「震えて待ってます」と返す場面も見られた。

 そして大将戦に勝利したときどは「嬉しいね! 快勝です! 今回あのアウェイだったんですけど、全体的にあの向こうのキャラに対して、すごい自信がある状態で臨めたのが大きかったなったなと思います。あとは、負け筋で言うと、sakoさんが直前に俺らにナイショで大将sakoGを提示するっていうのが1番怖かったんですけど、それがなかったんで、大丈夫です。こっそりやりかねないなと思ったんですけど、相当やってもらってたんで」とジョークを見せる余裕も見られた。

 ここでアール氏からカワノの人間やめる発言について、実際に対戦していてときどが感じた特別な事や違いを感じたことがあったかについて訊ねると「まぁ、距離の取り方が、ルーク戦はそういうやり方でうまくやってきたんだろうなっていうのは感じましたね。ただまぁ、俺はその距離全然付き合わなかったんで、そういう展開にはならずに、そこでちょっと時間を使えたのが、今回の勝因だったのかなと思います」とした。

 前年度チャンプの強さが復活したのではと質問されると「今、すごい自信を持って、鶏めしさんも負けちゃいはしましたけど、すごい自信を持って今回臨めてたんで」としたところで鶏めしから「ありがとうございます! ありがとうございます!」と声がかかる。

 続けて「やっぱ、あの練習に付き合ってくれた方々に、本当感謝っすね。僕、今回はあのNobleくん(@Noble_Cathedral)っていう若手の強いコーリン使いにやってもらってたんすけど、 もうちょっと前とは比べ物にならないぐらいみんな強くなってまして、こっちもウカウかしてるとね、来年あたりには、世代交代あるんじゃないかってぐらいやられる時もあるので、ま、気合入れて1個1個今やってますね」として、最後は練習に協力してくれたプレーヤーたちにチームメンバーたちが声掛けする形でインタビューを締めくくった。

勝利したv6プラス FAV gamingのチームインタビュー
最後は各々が練習に協力してくれたプレーヤーたちに声掛けをする形でインタビューが締めくくられた
第2試合の結果。ボンちゃんとときどのWルークがチームを勝利に導いた

v6プラス FAV gaming勝利でさらに荒れるプレイオフボーダーライン

 以上、簡単ではあるが、第11節 Day1の2試合の様子をお伝えした。試合終了後にハメコ。氏もコメントしていたが、とにかく第11節 Day2のSaishunkan Sol 熊本 VS 魚群の一戦に俄然注目が集まる展開となった。

 というのも順位表を見ると、Saishunkan Sol 熊本は、現在230ポイントで5位、プレイオフボーダーラインギリギリのライン上におり、対する魚群は現在225ポイントで6位、プレイオフボーダーラインより下に位置しているのだ。現段階での上位4チームは本日試合を終えているため、この2チームの勝敗、ポイント獲得数で順位が大きく変動する可能性があるという展開になっているのだ。

 ここでSaishunkan Sol 熊本が全勝すると一気に270ポイントで現在の2位の忍ism Gamingと並ぶが、魚群は5位とのポイント差が30ポイントとなるため、一気にプレイオフ進出が危ぶまれる形となる。逆に魚群が全勝すると、265ポイントで現在3位の名古屋OJA BODY STAR Mildomを上回り、3位に急上昇する展開となり、逆にSaishunkan Sol 熊本は25ポイント差で6位というかなり厳しい状況になる。

 現在の上位陣からするとこのようにどちらか一方に偏りが発生するのが1番望ましい展開となる一方で、実は両チームが延長戦までもつれ込む接戦を展開した場合、事態はさらにややこしい話になる。

 延長戦でSaishunkan Sol 熊本が勝利の場合、Saishunkan Sol 熊本が255ポイント、魚群は245ポイント、逆に魚群が延長戦で勝利する展開だと、Saishunkan Sol 熊本と魚群がともに250ポイントとなり、プレイオフボーダーライン争いがさらに激化する流れとなる。いずれにせよ来週火曜20時、第11節 Day2の第2試合で結論が出ることになるのだ。

 そして現在7位のコミュファDetonatioNは残る4試合を全勝すると290ポイントとなるため、実はまだプレイオフ進出の芽が残されている。一方で広島 TEAM iXAは全勝しても225ポイントのため、この段階でプレイオフ進出の道はなくなってしまった。

 そのため、個人的には広島 TEAM iXAには是非とも残る4試合、記録ではなく記憶に残る戦いを展開してほしいと願っている。トリッキーすぎても困るが、他チームが想像もつかないような展開で、リーグをかき回して足跡を残してほしいのだ。もちろんここまでの10試合でもさまざまな記憶に残る名勝負をたくさん残しているが、筆者としてはそれを上回る何かを期待しているのである。

 広島 TEAM iXAは今年からの新規参入でいろいろと苦労も多かったと思われるが、最後までにあと1つでも2つでも何か記憶に残る熱い激闘を展開してくれれば、きっと多くの視聴者たちの記憶に残る事だろう。そのような展開になることを期待しているため、次回の第11節 Day2は第1試合から目が離せないのは間違いない。

 次回、第11節 Day2は11月22日20時からの開始。次回カードは1試合目がホームのコミュファDetonatioN VS アウェイの広島 TEAM iXA、2試合目はホームのSaishunkan Sol 熊本 VS アウェイの魚群の2戦が行なわれる。

第11節 Day1の試合結果
第11節 Day1終了時の順位表
次回第11節 Day2は11月22日金曜の20時から