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光学式で機械式スイッチのような感触のゲーミングマウス「G502 X」が国内発売へ

502 X PLUS

 株式会社ロジクールは、メインボタンに光学式スイッチでありながら機械式スイッチのような感触が得られるゲーミングマウス「G502 X」シリーズ3モデルを11月24日に発売する。価格はすべてオープンプライスだが、直販価格は有線接続の「G502 X」が1万890円、無線接続の「G502 X LIGHTSPEED」が1万9,360円、無線接続でRGB LED付きの「G502 X PLUS」が2万1,780円。海外では8月30日に既に発表されており、今回国内の発売が決まった。

 2014年に発売した「G502」の流れを汲む最新モデル。メインボタンに「LIGHTFORCE」と呼ばれる光と機械式のハイブリッドスイッチを採用。光学式スイッチによる高い反応速度と長寿命の利点を実現しながら、機械式スイッチのような感触だけを再現するガルバニック接点パーツを内蔵し、ゲーマーが好む感触を実現したとしている。

 また外観もリニューアルされ、メインボタンのシャープで尖ったような“角”がなくなったほか、直線が増え、高さが少し低くなるなど、よりモダンなデザインとなった。サイドのグリップ部は素材を変更するとともに、メッシュ形状のものからライン形状に変更されているなど、手にした際の感触も少し変化している。

G502 X PLUS(ブラック)
G502 X PLUS(ホワイト)
従来のG502
G502 X。右クリックボタンの形状やサイドグリップなどが変更されている
先端の部分の“尖り”がなくなった
本体底面。ソールが大型化した
G502 X LIGHTSPEED(ブラック)
G502 X LIGHTSPEED(ホワイト)

 親指で押すDPIシフトボタンはリバーシブルとなり、好みや使用頻度に応じて前後の位置が調整可能となったほか、無効にすることもできる。また、ホイールは従来のG502に搭載された超高速スクロール機能(フリースピン)を保ちながら、素材を金属製からプラスチックに変更することで軽量化。薄型のシェルと相まって軽くなっている。

着脱可能になったDPIシフトボタン
無効にするダミーにすることもできる
リバーシブル仕様により、指の長さや好みに合わせて調整できる
ホイールは高速スクロールに対応しつつ軽量化
ブラックとホワイトの2種類を用意

 センサーは最高峰の「HERO 25K」で高い精度を実現を実現しつつ、優れた電力効率により、LIGHTSPEEDでは140時間以上、PLUSでも120時間以上(LEDオフ時)の連続稼働が可能。USB Type-Cで充電可能なほか、専用の「POWERPLAY」マウスパッドに対応し、充電しながら使うこともできる。

 無線モデルで採用されているLIGHTSPEEDは第2世代に進化しており、遅延がさらに68%低減したという。接続の堅牢性も高まった。なお、ユーティリティソフトを使うことでドングル1個で2台のデバイスまで接続する機能もサポートする。PLUSに搭載されているRGBライティング機能は8つのゾーンで光り、柔らかな雰囲気となっている。

本体サイズは共通で79.2×131.4×41.1mm(幅×奥行き×高さ)、重量は無印が89g、LIGHTSPEEDが99.7g(ブラック)または101.5g(ホワイト)、PLUSが106g。

G502シリーズの進化
G502 Xシリーズの進化
G502 Xシリーズの特徴(一部は無線モデルとPLUSのみ)
光学式でありながら機械式スイッチのような感触を実現するLIGHTFORCEスイッチ
LIGHTSPEEDは名前自体は変更がないが、遅延が68%削減されたという
8ゾーンのLEDライティング設定が可能なPLUSモデル
HERO 25Kセンサーを搭載
充電はUSB Type-C
付属のUSB Type-Cケーブル
POWERPLAY給電にも対応
環境配慮パッケージを採用

 発表会では、MinecraftプレイヤーでYouTubeでゲーム実況配信をしている雨栗氏が呼ばれ、事前にG502 Xを試した感想などを述べた。Minecraftでは数十文字のコマンド入力で複雑なことを容易に実現できるが、このコマンドをマウスのボタンに割り当てることでさらに効率化できるとし、Minecraft上達にも本製品は有効だということがアピールされた。

 また、LIGHTFORCEスイッチやLIGHTSPEED接続についても「まったく遅延を感じず、ストレスフリー」としたほか、POWERPLAYと組み合わせることで長時間の配信も安心して行なえることが語られた。

株式会社ロジクール クラスターカテゴリーマネージャーの伊達Matt玄四郎氏
ゲーム実況配信者の雨栗氏