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“直樹”ミラーからアビゲイルミラーまでさまざまなミラーマッチが勃発!ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022 第4節 Day1レポート
2022年10月3日 09:47
9月30日20時より「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022(以下SFL 2022)」の第4節Day1が開催された。本節リーグ戦の模様はすべてYouTubeやTwitchなどのプラットフォームでライブ配信されている。
本日の見所は順位変動の激しい3位以下のチーム同士による激戦だ。上り調子のSaishunkan Sol 熊本がマゴ率いる魚群相手にどのような試合を展開するのか。また、初参戦で苦戦を強いられている広島 TEAM iXAが、強豪コミュファDetonatioN相手にどのような試合を展開していくのかにも注目したい。
ということで第4節 Day1、ホームの魚群 VS アウェイのSaishunkan Sol 熊本の第1試合と、ホームの広島 TEAMiXA VS アウェイのコミュファDetonatioNの第2試合の模様をレポートしていこう。なお、今回も配信内容については、アーカイブが公開されており、後からでも自由に閲覧できる。また、本文中の選手名については敬称を略している。
ネモ VS もけの“直樹”ミラーや謎の“マゴ”ミラーマッチが勃発!
1試合目はホームが魚群で、出場メンバーはマゴ、まちゃぼー、水派、もけ。対するアウェイはSaishunkan Sol 熊本で、出場メンバーはネモ、ひぐち、Shuto、YHC-餅。アウェイとなるSaishunkan Sol 熊本の事前オーダーは先鋒がネモユリアン、中堅がShutoユリアン、大将はひぐちのガイル、待機選手はYHC-餅。このオーダーに対してホーム側、魚群の先鋒はもけのラシードが出陣する。
先鋒戦の意気込みを聞かれたネモは「やっぱりラシード当ててくるかって言ったところなんですけれども、ま、この前ちょっと久保がなんか“直樹、直樹”言ってたのは、“中山”の方なんじゃないかなと思ったんですけど。 ま、ちょっと久保のためにもここ勝ちたいなと思います」と前節でのストーム久保のコメントを使ったネタを仕掛けた。なお、ネモの本名が「根本直樹」なのに対して、もけの本名も「中山直樹」なのだ。
対するもけはそんな「直樹」弄りに対抗し、「本当の“直樹”を見せたいなっていう風に思ってます」とコメント。これにハメコ。氏が「True“直樹”?」とつぶやき、アール氏が「じゃあ“直樹”決定戦、“直樹”ミラーみたいなところもある感じですね」と返すと、もけは「そうですね、“直樹”は2人はいらないかなと思います」とした。
この真顔のもけのコメントにアール氏は「ということで、先鋒戦は“直樹”ミラーとなりましたが」とここも真顔で一言。流石にこのコメントにはハメコ。氏も苦笑いを交えつつ「“直樹”は2人はいらないって……どっちか消えるの?」とツッコミ。
なお、ここで1点補足しておくと、ネモとストーム久保がチームを組んで挑んだ2018年開催のリーグ戦、「Rage Street Fighter V all-star League」はOPENREC.tvによる独占配信で、YouTubeなどからはアーカイブが視聴できず、OPENREC.tvの有料会員でしか視聴できない。当時のネモとストーム久保との様子を見てみたい人は参考にしてみてほしい。
ということで、もけラシードとネモユリアンの先鋒戦。もけラシードはVトリガーII/VスキルI、ネモユリアンはVトリガーI/VスキルII。
1戦目はもけラシードのアグレッシブな動きで、ネモユリアンを攻め切って連勝して1本を先制。2戦目1ラウンドももけラシードの勢いが止まらず先制。2ラウンドはネモユリアンが劣勢の状態からVトリガー「エイジスリフレクター」を活かした連携で一気に逆転して取り返す。3ラウンドもネモユリアンが一気に攻め切って1本を取り返した。
インターバルを挟んでの最終3戦目、1ラウンドはもけラシードの見事な立ち回りで先制。2ラウンドもネモユリアンの猛攻を凌いで連勝でもけラシードが3戦目を勝利。“直樹”ミラーはもけに軍配が上がった。
先鋒戦はもけラシードの勝利により、ホームの魚群が先制の10ポイントを獲得した。
中堅はShutoのユリアンに対してマゴのキャミィが挑む。意気込みを聞かれたShutoは「先ほどの先鋒戦は“直樹”同キャラだったんですけど、実はこの中堅戦、これもまたミラーマッチで」とコメント。本名で言うとShutoは「松本修人」とマゴは「林賢良」のため、苗字も名前も異なるはずだが……。
Shutoは続けて「って言うのも、去年、僕の調子が悪い時に、すごいマゴさんに相談に乗ってもらったんですよ。で、その日から僕の心の中にはアドバイスをくれる小さなマゴさんが住んでるんですよ。そのおかげで、トパチャン(TOPANGA CHAMPIONSHIP)とかCPTも、去年よりは動きが良くて、勝てたってところがあるんです」と独自の世界観を展開。
ミラーマッチの真意については「なので、こっちのマゴさんとあっちのマゴさんどっちが強いかをちょっと証明したいと思います」とした。これにはチームメイトからも「無理矢理繋げてるな」などツッコミが入る。
これに対してマゴは「あっちの声聞こえないんですけど、意味がよくわからないことを言ったことだけは、間違いないな」とShutoのコメントを聞いておらず返しようがなさそうな状況。ここでアール氏が簡単にShutoのコメントを伝聞すると、マゴは話を聞きながら「でかくなったな小僧」と「北斗の拳」のサウザーのようなセリフを漏らしつつ、「はい、分かりました。あの頑張りたいと思います。おっきなマゴさんとして」とシンプルなコメントを返すのみに留めた。
マゴキャミィとShutoユリアンの中堅戦。マゴキャミィはVトリガーI/VスキルI、ShutoユリアンはVトリガーI/VスキルII。
1戦目はShutoユリアンの猛攻にマゴキャミィが防ぎきれず、ギリギリの攻防となるも、ここはShutoユリアンが先制。続く2戦目もマゴキャミィの好調に攻めに対して、Shutoユリアンが火力で逆転する展開になり、ここもShutoユリアンが連勝。マゴミラーマッチはShutoの心の中にある小さなマゴが本家マゴを打ち取り、見事Shutoユリアンの勝利となった。
中堅戦のShutoユリアンの勝利により、Saishunkan Sol 熊本が10ポイントを取り返す形となった。また、Shutoはこれで念願の本節初勝利も掴み取った。
大将戦はひぐちのガイルに対して水派のコーディーが挑む。意気込みについてひぐちは「まぁ、大将戦は前回も言ったように大事なところなんで頑張りたいんですけど、なんか先鋒、中堅と同キャラ戦が続いて、なんか僕もあるかなって思ったんですけど、 考えれば考えるほど真逆な気がして。最後は全く違う組み合わせっていうところを皆さん楽しんでいただけたらなと思います」とコメント。マジメかな。
対する水派は「そうですね、今回の練習は、今までで1番手応えがあるんで、しっかり勝っていきたいなって思います」とシンプルながら思いを伝えるコメントを残した。マイペースだな。
水派コーディーとひぐちガイルの大将戦。水派コーディーはVトリガーI/VスキルII、ひぐちガイルはVトリガーI/VスキルI。
1戦目はひぐちガイルが連勝で1本を先制。2戦目1ラウンドは水派コーディーが攻め切って勝利。2ラウンドはギリギリまで攻め込まれたひぐちガイルがクリティカルアーツ「ソニックテンペスト」で返して取り返す。3ラウンドも一進一退の攻防ながらここは水派コーディーが攻め切って勝利。1本を取り返す形となった。
インターバルを挟んでの3戦目1ラウンドは水派コーディーが攻め切り先制。2ラウンドはひぐちガイルが強気の攻めを見せながらも水派コーディーの猛攻はきっちり抑える立ち回りを見せ始め、ひぐちガイルが勝利。3ラウンドもひぐちガイルの読みが冴えてきて、水派コーディーを抑え込み、2本目を先取した。
4戦目1ラウンドは時間をフルに使って慎重な攻めを見せたひぐちガイルが先制。2ラウンドは画面端に追い詰めて猛攻を見せるひぐちガイルがそのまま攻め切って最後はクリティカルアーツ「ソニックテンペスト」をリーサルに決めて連勝で勝負を決めた。
大将戦、ひぐちガイルの勝利により、Saishunkan Sol 熊本が20ポイントを獲得。試合結果はアウェイのSaishunkan Sol 熊本が30-10で、魚群を下して勝利となった。
試合終了後はSaishunkan Sol 熊本へのインタビューが行なわれた。先鋒戦にて敗北したネモは「ラシードで負けた瞬間ちょっと、うってなったんですけれども、チームメイトが勝ってくれたんで、今日は安心して寝れそうです」とコメント。“直樹”ミラーマッチ敗北について聞かれると「チームの勝利イコール“直樹”の勝利ということですよね」とした。
中堅戦で勝利したShutoは「やっと強い俺がみんなに見せられてよかったですね。やっぱちょっと調子出せてなくて、 チームのみんなに相談して、こういう風に考えた方がいいとか、精神面を支えてもらって取った勝利だったんで、俺1人の勝利っていうよりは、チームの勝利、 あとマゴさんの勝利ですね。今日も俺の中にマゴさんがいてくれたんで」とコメント。
アール氏から「5人目のチームメイトが小さなマゴさんだったんですね」と聞かれると「そうですね、その5人全員でとった大きな1勝だったんで、これを弾みに、今後も頑張っていきたいなと思ってますね」と返す。
アール氏はさらにここで「しかも勝利した相手がマゴさんだったっていうのも大きいんじゃないですか? 」と質問を続けると、「でも本当に普段から常に自分で自分にアドバイスするんすけど、大体その自分の中で変換されてる声はマゴさんなんすよね。やっぱりそのマゴさんに勝てたっていうのは、ま、ある種の恩返し。ちょっと何言ってるかわかんなくなってきましたけど……」と自身の発言にだんだんと困ってくるShuto。
これにはチームメイトも「まとまらなくなってきた」、「長ぇーなと思ったよ」、「ぷげらさんみたいになってきた!」とツッコミが入る。個人的に一連のやり取りを見ていると、はこれはアール氏が遊びすぎだと感じた。
今回は待機だったYHC-餅は「ま、今日は出番なかったんですけれども、何倍も言いますけど。やはりSFLはチーム戦なんで、そのチームの勝利が 大事ということで、今日は若い衆2人が頑張ってくれたんで、私は後ろで、うんうん、と後ろで腕を組みながら、頷きながら。頼りになるチームメートで良かったです。今後も頑張ります」
大将戦に勝利したひぐちは「そうですね、なんとか勝つことができて、今日あのお昼がちょっとお魚を食べてたんですけど、夜も今日ちょっとお魚(魚群)とかぶっちゃった感じなんですけど、なんとか完食できました。ごちそうさまでした」と魚群を食事に例えてコメントした。
アウェイでの勝利について聞かれたネモは「そうですね。“ひぐちさん”にはちょっと寿司を奢らなきゃいけないのかなって」とこちらもさらに魚を被せるコメントを返すと、そこにひぐちから「魚はもう大分食べたので、ちょっとお肉でお願いします」とツッコミを入れる。
次節への意気込みについてネモは「次節もアウェイが続くのと、あと今日勝ったので、結構上位になってきたと思うんですよ。なので、次のFAV(v6プラス FAV gaming)戦も勝って、3位とか2位とかを見ていきたいですね」とした。
アール氏からShutoの初勝利について聞かれると「やっぱShutoが結構自信をなくしちゃってたかなって思ったんですけど、ただ、やっぱり今日のShutoの動きを見て、やっぱ強いし頼りになるので、これからもどんどん強いShutoを見せてくれると思いますので、皆さん応援よろしくお願いします」としてインタビューを締めくくった。
衝撃のアビゲイルミラーが実現!“元”師匠、ストーム久保の本領発揮なるか!?
2試合目はホームが広島 TEAM iXA、出場メンバーはストーム久保、ガンファイト、稲葉、クラッシャー。対するアウェイはコミュファDetonatioNで、出場メンバーは板橋ザンギエフ、ナウマン、竹内ジョン、うりょ。
コミュファDetonatioNの事前オーダーは先鋒がナウマンのルーク、中堅が竹内ジョンのコーディー、大将が板橋ザンギエフのアビゲイル、待機選手はうりょとなった。このオーダーを受けてホーム側、広島 TEAM iXAの先鋒はクラッシャーのバーディーが登場する。
先鋒のナウマンは意気込みについて「クラッシュされないように頑張ります」と笑顔でコメントした。対するクラッシャーは「ルーク戦結構やってきたんで、やってきた内容をしっかり出し切って勝ちたいと思います」とした。
クラッシャーバーディとナウマンルークの先鋒戦。クラッシャーバーディーはVトリガーI/VスキルII、ナウマンルークはVトリガーI/VスキルI。
1戦目1ラウンドはクラッシャーバーディーがきれいに攻め切って先制。2ラウンドも順調な立ち回りで連勝して1本を先取した。インターバルを挟んでの2戦目1ラウンドはナウマンルークの攻めがうまく決まって先制。2ラウンドも一気に攻め切ったナウマンルークが勝利して1本を取り返す。
再度インターバルを挟んでの最終3戦目1ラウンドはナウマンルークの連携がうまくきまって先制。2ラウンドはクラッシャーバーディーが取り返す。最終3ラウンドはこれまでの激しい攻防から一転、慎重な立ち回りで攻め合う両者。ここはクラッシャーバーディーが要所で攻め切り勝利。先鋒戦をクラッシャーバーディーが勝利した。なお、クラッシャーはこれが本節初勝利となる。
先鋒戦のクラッシャー勝利により、広島 TEAM iXAが10ポイントを先制した。
中堅戦、竹内ジョンのコーディーに対して稲葉のベガが登場。意気込みについて聞かれた竹内ジョンは「ベガといえば前回もどぐらさんのベガに負けてしまって、ベガ-コーディー結構難しくて、今日までめちゃくちゃ考えてたんすけど、ついに覚醒しました。コーディー-ベガはコーディー有利です」と開幕戦1on1などでももちがコメントしていたような言い回しでコメントした。
対する稲葉は「ま、前回どぐらさんとの試合も見ましたし、その試合が終わった後、多分僕が来るんじゃないかと思って、ベカ対策をしているジョン君も全部見たんで、もう僕はジョン君のすべてを知りました。 勝ちます」とBL的な雰囲気のコメントを返した。これ女性ファン卒倒するんじゃないか。
このコメントを聞いた竹内ジョンの「こわい」というつぶやきも印象的だ。
稲葉ベガと竹内ジョンコーディーの中堅戦。稲葉ベガはVトリガーII/VスキルI、竹内ジョンコーディーはVトリガーII/VスキルII。
1戦目1ラウンドは竹内ジョンコーディーの立ち回りがうまく先制。2ラウンドは稲葉ベガが時間をじっくり使った攻めで取り返す。3ラウンドは盤石な立ち回りを見せた稲葉ベガが1本を先取した。
インターバルを挟んでの2戦目1ラウンドは稲葉ベガが攻め切って先制。2ラウンドは竹内ジョンコーディーのVトリガー「ダーティーコーチ」を活かした攻めで取り返す。3ラウンドは稲葉ベガが竹内ジョンコーディーを抑え切り、そのまま勝利。2本連取で中堅戦を稲葉ベガが制した。
中堅戦の稲葉ベガの勝利により、広島 TEAM iXAが全勝も視野に入る20ポイント目を獲得した。
大将戦は板橋ザンギエフのアビゲイルに対してストーム久保のアビゲイルが登場というまさかのアビゲイルミラーマッチが実現!意気込みを聞かれた板橋ザンギエフは「アビゲイルを使い出して、練習するときに、あの“元”師匠にはすごいお世話になったんで、元師匠に、板橋のアビゲイルがこんなにおっきくなったんだよってのを見せ付けたいなと思います」とした。さらに「なんならまだ大きくなり中です。寸分大きくなっています」と成長を続けているとアピールした。
対するストーム久保は「ちょっと変な話になっちゃうんですけど、元師匠って悪口のジャンルだと思ってて」と板橋ザンギエフのコメントに反論。「板橋さん、アビゲイルが強くなった時だけこうすり寄ってくる小物臭をまだ皆さんに出せていないので、そこをちゃんと咎めながら。本当のアビゲイルを見せたいと思います」とアピールした。
ただ、ストーム久保は多くのキャラを使う事でも有名なため、ここでアール氏から「常にアビゲイルしか使っていない漢の背中を見せる感じですか?」と聞かれると「常にアビゲイルしか使ってないかわかんないでごわすけど」とエドモンド本田っぽい言い回しで返しつつ、最後は「今日はちょっと頑張ります」とシンプルなコメントで締めくくった。
ストーム久保アビゲイルと板ザンアビゲイルの大将戦。ストーム久保アビゲイルはVトリガーII/VスキルI、板ザンアビゲイルはVトリガーII/VスキルI。
1戦目1ラウンドは板ザンアビゲイルが先制。2ラウンドも好調な立ち回りからクリティカルアーツ「アビゲイラー」で決めて1本を先制した。インターバルを挟んでの2戦目はストーム久保アビゲイルが連勝して1本を取り返す。3戦目は板ザンアビゲイルが連勝で2本目を先取し、勝利に王手をかけた。
4戦目1ラウンドはストーム久保アビゲイルが攻め切って先制。2ラウンドは板ザンアビゲイルが取り返す。3ラウンドは板ザンアビゲイルの立ち回りがうまく、最後はクリティカルアーツ「アビゲイラー」が見事にリーサルとなり、3本先取で大将戦を板ザンアビゲイルが勝利した。
大将戦の板橋ザンギエフの勝利により、両チーム20ポイントの同点となったため、これよりBO1の延長戦に突入する運びとなった。
延長戦メンバーの申告では、アウェイのコミュファDetonatioNからは板橋ザンギエフのアビゲイルが再度登場。対する広島 TEAM iXAは稲葉のベガが挑む。意気込みについて板橋ザンギエフは「はい、来ました。ここの世界線まで予想してたんで、準備作りに抜かりはないですし、直前で一先のタイミングで、稲場ベガをアビゲイルで下してますんで、 大体予想はついてると言いますか、稲葉のすべてを知ってるってやつですよね、問題ないです。BO1まかせてください、勝ちます」と強気なコメントを残した。
これに対する稲葉は「本当はちょっとリーダー同士の同キャラ対決を見たかったんですけど、ちょっとチームの連敗が続いてるんで、ここは是が非でも勝ちたいと思ってます」と慎重にコメントした。
ここでアール氏とハメコ。氏からは、昔の格闘ゲーム大会では殆どが1先による試合だったと解説。そんな中で、古くから格闘ゲームの大会に多く参加している板橋ザンギエフ有利では、といった予想から、昔の格闘ゲーム大会の雰囲気について説明があった。
稲葉ベガと板橋ザンギエフアビゲイルの延長戦。稲葉ベガはVトリガーII/VスキルII、板ザンアビゲイルはVトリガーII/VスキルI。
1ラウンドは板ザンアビゲイルが時間をいっぱいに使って体力ギリギリの攻防を制して先制。2ラウンドは序盤からクリティカルアーツ「アビゲイラー」を使って早々に稲葉ベガの体力を削る攻めを見せ、BO1の試合運びを見せつける板ザンアビゲイル。そのまま稲葉ベガの反撃の芽を摘む形で攻め切ってパーフェクトKOで延長戦を勝利。
延長戦の板橋ザンギエフ勝利により、コミュファDetonatioNが25-20でこの試合に勝利する流れとなった。
延長戦までもつれ込んだ激闘の後は勝利したコミュファDetonatioNへのチームインタビューとなった。先鋒戦に登場したナウマンは「個人的にはちょっと反省が残る試合だったんですけど、そこを板橋(ザンギエフ)先生にカバーして頂いたんで、 この御恩は忘れませんよ。どっかで返したいなと思います」とした。
中堅戦に挑んだ竹内ジョンは「自分も有利とか言って、結構やばいきつそうな内容で負けちゃって、めちゃくちゃ恐縮なんですけど、やっぱこうやってあの大将いけますつって、ちゃんと大将を勝って、その後の1先まで勝ってチームを運んでくれるような、こういう人に俺もなりたいなと 思いました。板ザンさんありがとうございます」と偉大なリーダーを讃えた
今回待機のうりょは「板ザンさんありがとうございます。まだ自分ちょっと出てないんですけど、これは全然チームで決めた上の作戦なんで、全然気にしてはないです。 10月からは爆発できるように頑張りますんで、(コミュファ)DetonatioNの応援よろしくお願いしたいと思います」とした。
大将戦と延長戦で見事に連勝し、チームを勝利に導いたリーダーの板橋ザンギエフは「そうですね、ちょっとナウマンとジョンがまず負けてしまって、なるほど、つって。で、やっぱ元師匠が結構ね、嫌な相手だったんですよね。正直、アビゲイル vs アビゲイルというえぐい戦いっていうところで、結構ヒヤヒヤしてる部分もあったんですけど、なんとか競り勝ち、そして、さらにBO1、あの厳しい戦国時代を駆け抜けた猛者の1人ではあったんで、BO1の戦い方をちゃんと自分なりに結構できたんじゃないかなと思います。うん、今日は気持ちよく寝れるんじゃないかな」とコメントした。
アール氏からは「これ、アウェイ側でのこの勝利の仕方だと、やっぱりこの先、リーダーとしてしっかり背中を見せたことによって、チームが活気づきそうですよね」と質問すると、「まぁ、そうっすね。結構やっぱり目の前の戦いに集中してる身なんでアレっすけど、まぁ終わってみればリーダーの剛腕うんちゃらできたんじゃねえかな」と雑にコメント。
次節への意気込みについては「次節は確か1週間空いて再来週みたいなタイミングだったと思います。やっぱり9月はなかなかでしたが、うちはうまく駆け抜けたんじゃないかなって思います。ひとまずこれを受けて、あの10月、11月ちょっとどうなってくかってのがね。やっぱ、ストリートファイターリーグ本当にやってる方としてもすごい面白いんでね。できるだけいい試合を見せれるように切磋琢磨していきますんで、応援の方よろしくお願いします」と締めくくった。
Saishunkan Sol 熊本が暫定3位に浮上! 3位以下は5~10ポイント差の接戦が続く
以上、第4節 Day1の2試合の様子を簡単にお伝えした。本日の試合結果により、暫定順位ながらSaishunkan Sol 熊本が3位に浮上、コミュファDetonatioNが5位に浮上という展開となった。そして魚群は暫定6位転落、広島 TEAM iXAも暫定8位に落ち込む形となった。
一方で暫定3位のSaishunkan Sol 熊本が80ポイントに対して、7位のv6プラス FAV gamingが60ポイントでこの点差が20ポイントとなっており、勝敗1つでまだまだ順位は激しく変動する状況だ。特に直接対決で全勝すれば、最大40ポイントまで点差が縮められるため、トップのGood 8 Squadですら全く余談は許さない状況と言えるだろう。つまり、暫定8位の広島 TEAM iXAも1度全勝すれば一気に上位に食い込める程度のポイント差しかないわけで、10月以降の展開からも目が離せない。
次回、第4節 Day2は10月4日20時からの開催となる。次回カードは1試合目がホームのv6プラス FAV gaming VS アウェイのGood 8 Squad、2試合目がホームの名古屋OJA BODY STAR Mildom VS アウェイの忍ism Gamingの2戦が行なわれる。