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総務省、Wi-Fi 6Eの6GHz帯を認可

6GHz帯の割り当て

 総務省は9月2日、電波法施行規則等の一部を改正する省令を発表し、Wi-Fi 6Eで使われる6GHz帯を規定し、技適の対象とした。

 今回は、Wi-Fi 6Eなどに使われる省電力データ通信システムとして新たな周波数帯となる5,925~6,425MHz(6GHz帯)を規定。屋内限定で使用できる無線局として最大EIRP 200mW(Low Power Indoor:LPI)相当、屋内および屋外で使用できる無線局としてEIRP 25mW(Very Low Power:VLP)相当を対象とし、該当システムの無線設備の技術基準を定め、特定無線設備(技適)の対象とした。

 20MHzでは24チャネル(1/5/9/13/17/21/25/29/33/37/41/45/49/53/57/81/85/89/73/77/81/85/89/93)、40MHzでは12チャネル(3/11/19/27/35/43/51/59/67/75/83/91)、80MHzでは6チャネル(7/23/106/55/71/87)、160MHzでは3チャネル(15/47/79)が新たに利用可能になる。

 また、5.2GHz帯の自動車内無線LANも新たに導入。従来屋内に限定していたEIRP 200mWの5.2GHzを最大EIRP 40mW相当に限定して自動車内でも免許不要で利用可能となった。なお、自動車から供給される電源のみで動作することや、子局においては親局からの制御によって送信を行なう機能を備えることが技術的条件となっている。

自動車内における5.2GHz帯の開放

 本改正に伴い、バッファローとNECプラットフォームズではすでにWi-Fi 6E対応ルーター投入を発表している。