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パナソニック、第12世代Coreと進化したWebカメラを備えた「レッツノートFV3」

レッツノートFV3

 パナソニックは、第12世代Coreや進化したWebカメラを搭載した14型モバイルノート「レッツノートFV3」シリーズを7月15日に発売する。価格はすべてオープンプライス。

 FV3シリーズでは最新の第12世代Coreに刷新。CPUの性能を最大限に引き出す独自技術の「Maxperformer」も、第12世代Coreに合わせたパラメータのチューニングを施した。従来のCore i7-10710Uを搭載した「LV9」と比較して、PCMark 10が示す性能は約1.7倍になったとしている。全品番でメモリを16GB、ストレージをPCI Express 4.0対応の512GBに統一させた。

 また、Webカメラは周囲の明るさに合わせて顔の明るさを補正したり、背景をぼかしたりする「エフェクト機能」を搭載。人物を常時中央に捉え、遠近に合わせて自動的にズームしたりする機能を搭載した。

 さらに、ボックス型のスピーカーと人の声の周波数帯を強調する音響効果ソフト「Waves MaxxAudio」を備えたほか、タイピング音やサイレンなどのノイズを判別し、自動的に低減する「インテルGNAに対応するAIノイズ除去」を備え、快適なWeb会議を実現する「COMFORTALK」も備える。

COMFORTALK利用イメージ

 このほか、顔認証用カメラの物理的なハッキング/改ざんによる不正ログインを防ぐ「Windows Hello Enhanced Sign-in Security」に、レッツノートシリーズとして初めて対応するなど、セキュリティ強化を図った。

 新製品投入に合わせ、独自アプリ「Panasonic PC快適NAVI」のアップデートを行ない、FV3/FV1/QV1では解像度を引き下げて、オンライン会議時のグラフィックス処理を低減し、バッテリ消費を抑えるオプションが利用可能になった。また、電源コードを抜いた際に、過去のバッテリ消費実績から推定残り時間を表示する機能を搭載した。

 「CF-FV3DDPCR」は、CPUにCore i7-1260P、2,160×1,440ドット/タッチ対応14型液晶ディスプレイ、OSにWindows 11 Pro、Office Home & Business 2021を搭載。

 「CF-FV3DNCR」は、CPUにCore i7-1260P、2,160×1,440ドット非光沢14型液晶ディスプレイ、LTEモデム(Nano SIMカード)、OSにWindows 11 Pro、Office Home & Business 2021を搭載。

テレワーク利用イメージ

 インターフェイスはほぼ共通で、Thunderbolt 4、USB 3.0×3、Gigabit Ethernet、ミニD-Sub15ピン、HDMI出力、SDカードスロット、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1、音声入出力などを搭載する。キーボードはバックライト付き。

 バッテリは約17時間(バッテリーパック(L)装着時)。本体サイズおよび重量は、タッチ付きが308.6×235.3×18.5mm(幅×奥行き×高さ)/約1.204kg、タッチなしが308.6×235.3×18.2mm(同)/約1.139kg。

パナソニックストアプラス専用のハイスペックモデルやキャンペーンも展開

 直販の「パナソニックストアプラス」では、天板の色がカスタマイズ可能となっているほか、CPUとしてCore i7-1270P vProが選択可能なほか、「プレミアムエディション」ではメモリ32GB、セカンドSSDも選択可能で、ファーストSSDと合わせて4TBまで拡張できる。さらに、Evoプラットフォーム準拠モデルや5G対応モデルをラインナップする。

 なお、直販におけるFVシリーズ夏モデルは「バッテリーパッケージ(S)」が標準選択されているが、「バッテリーパッケージ(L)」の選択を推奨しており、バッテリーパッケージ(L)選択時は5,000円値引きキャンペーンを実施する。

 さらに、FVシリーズ夏モデル購入者を対象に、先着300名に専用の本革ケースをプレゼント。FV/SVシリーズ購入時にアンケートに答えると3,000円割引するほか、Office選択時に5,000円割引される。加えて、不要なノートPCを下取りに出すと、もれなく最大5,000円をキャッシュバック+下取り金額を支払うとしている。

テレワークにおけるWeb会議での利用イメージ

FV1/SV2/QV1もマイナーチェンジ

 同時に、「FV1」、「SV2」、「QV1」もマイナーチェンジを行なう。

 FV1の店頭モデルはCore i5-1135G7、メモリ16GB、512GB SSD、2,160×1,440ドット表示対応14型液晶を搭載。Office搭載の「CF-FV1BDMCR」と、Office非搭載だが申込みで4年間保証が付帯する「CF-FV1BDTCR」を用意する。発売は7月15日

 SV2では新たにNano SIM+eSIMによるデュアルSIM LTEに対応したモデル「CF-SV2DFNCR」が加わった。直販モデルではメモリ32GBや、光学ドライブなしが選択可能。QV1は事実上型番変更のみ。発売は6月17日。

レッツノートFV1
レッツノートSV2
レッツノートQV1