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スマホ初の望遠光学式ズームレンズを試してきた!「Xperia 1 IV」ハンズオンレポート
2022年5月11日 16:14
ソニーは、Xperiaシリーズの最新モデル3機種を発表した。そのうち、「Xperia 1 IV」と「Xpera 10 IV」について、いち早く実機の外観を撮影する機会を得たので、それぞれの実機写真を紹介する。
Xperia 1 IV
Xperiaシリーズ最新のフラグシップモデルとなる、Xperia 1 IV。外観は、基本的には従来モデルから大きく変わっていない。側面のメタルフレームに、表裏ともガラスを組み合わせた、おなじみのものとなっている。従来モデルでは、背面ガラスをすりガラス風のフロスト加工にするとともに、メタルフレームもつや消し仕上げとなっていたが、1 IVでも引き続き同様の処理となっている。カラーはブラック、アイスホワイト、パープルの3色。光沢感の強いモデルに比べると、どの色も落ち着いた印象を受ける。
ディスプレイは、従来同様に、アスペクト比21:9、4K(1,640×3,840ドット)表示対応の6.5型有機ELパネルを採用。ただ、従来よりも輝度が約50%高められているとのこと。従来は屋外の直射日光下で画面の視認性が低下することもあったが、1 IVではその点の改善が期待できる。
背面カメラは、超広角、広角、望遠、3D iTOFの4眼仕様だが、望遠レンズに光学式ズームレンズを採用する点が大きな進化点。加えて、イメージセンサーも全レンズで120fps高速読み出し対応センサーとなり、全レンズでリアルタイム瞳AFやオブジェクトトラッキング、秒間20コマのHDR対応AF/AE追従連写、4K/120fps/5倍スローモーション撮影、ハイフレームレート動画撮影などの利用が可能となっている。
さらに、動画撮影では16mmから375mmのシームレスズームも可能となっている。レンズ切り替え時にはわずかに画角が変わるためレンズの切り替えの瞬間がわかるものの、従来よりも動画撮影は便利になったと感じる。
背面カメラの配置は従来同様で、裏面の左上角付近に縦に並んで配置している。
前面カメラは、1/2.9型1,200万画素センサーを採用。搭載位置も従来同様で、ディスプレイに切り欠きはなく、上部の狭いベゼル内に搭載している。
ポート類は、下部側面のUSB Type-CとSIMカードトレイ、上部側面に3.5mmオーディオジャックを用意。物理ボタンは右側面に集約されており、上からボリュームボタン、指紋認証センサー一体型電源ボタン、シャッターボタンの3つが並ぶ。従来まであったGoogleアシスタントボタンはなくなっている。SIMカードトレイにはnano SIMが1枚と、裏面にmicroSDカードを同時装着可能だ。
Xperia 10 IV
Xperiaの最新ミドルレンジモデルとなるのが、Xperia 10 IVだ。こちらもデザインは従来モデルと大きく変わっておらず、ディスプレイ面は上下左右のベゼル幅も均一のシンメトリデザインを踏襲。メタルフレームに表裏ともにガラスを採用し、ミドルレンジモデルではあるがなかなか高級感がある。カラーはブラック、ホワイト、ミント、ラベンダーの4色で、中でもミントとラベンダーはかなりポップな印象だ。
サイズは67×153×8.3mm(幅×奥行き×高さ)と、幅と奥行きが従来モデルから1mmずつ短くなるとともに、重量も161gに軽量化されている。実際に手にすると、コンパクトさと軽さが実感できる。
ディスプレイは、アスペクト比21:9、フルHD+表示対応の6.0型有機ELパネルを採用。従来モデルから輝度が1.5倍に向上しているとのことで、こちらも1 IV同様に屋外の直射日光下での視認性が向上していると思われる。
背面カメラは、超広角、広角、望遠の3眼仕様。Xperia 1 IV同様、カメラユニットは左上に集約。カメラ部は背面からわずかに飛び出している。前面カメラはディスプレイ上部のベゼル部に内蔵している。
ポート類は、下部側面のUSB Type-CとSIMカードトレイ、上部側面に3.5mmオーディオジャックを用意。物理ボタンは右側面に集約されており、上からボリュームボタン、指紋認証センサー一体型電源ボタンを配置。従来モデルで用意されていたシャッターボタンは省かれている。SIMカードトレイは、nano SIM×1とmicroSD×1を同時装着可能だ。